投資で得る不労所得。不動産投資は不労所得となり得るか?

投資で得る不労所得。不動産投資は不労所得となり得るか?

投資は株式投資やFX、投資信託など色々ありますが、こうした投資の内、不労所得となるものはあるのでしょうか。
また、不動産投資と言えば大家さんはお金を出すだけで、管理も不動産会社に任せることができると聞きますがそれは不労所得となり得るのでしょうか。不動産投資を含めた投資商品を比較しながらご紹介します。

不労所得って具体的にはどんなもの?

ここでは投資商品の説明をする前に、不労所得とは具体的に何なのかご紹介します。

不労所得と勤労収入

不労所得とは、文字通り労働せずに得られる収入のことを指します。
不労所得について考える際には、不労所得の逆、勤労所得について考えると分かりやすくなります。
勤労所得は、働いて得られる収入のことで、普通の人が普通に「働いて稼ぐ」ことを想像すると分かりやすいです。
ただし、一般的なアルバイトやパート、サラリーマンは当然の事ながら一般的には高収入で成功者のように語られることもある医者や弁護士、社長なども働いて収入を得ている限り勤労所得者となります。

これに対して、重ねてになりますが不労所得は働かないで得られる収入です。
何らかの権利を持っているだけで得られる収入がこれに当てはまります。
一般的には不動産投資や株式投資、投資信託、FXの他アフィリエイトや印税収入もこれに当てはまるでしょう。

不動産投資

不動産投資で得られる収入は、マンションや一戸建てを所有して、それを誰かに貸すことによって得られる家賃収入です。
不動産投資の最大のメリットは金融機関からお金を借りて物件を取得できること(このことをレバレッジを効かせると言います)。ただし、不動産投資では大きな借金を背負ってしまうことから判断を誤ってしまうと取り返しのつかないことになってしまうでしょう。

不動産投資は空室リスクや災害リスクなどリスクも多く、また固定資産税や火災保険などの費用、得られた収入にかかる譲渡所得税など様々な費用が発生します。

株式投資

株式投資は、値上がり益や空売りによる値下がり益、配当金や株主優待で利益を出す投資手段です。株式投資は非常に優秀な人で年間の利益は20%程度であるため、元手がないと株式投資だけで生活するのは難しいでしょう。

信用取引を行えば元金の3倍程度まで投資を行うことができますが負けた時は借金を背負ってしまうリスクを負います。

投資信託

投資信託は、株式や不動産、債権などを組み込んだ金融商品で、複数の金融商品を組み込むことでリスクを分散できる点が魅力です。
投資信託も株式投資と同様、元手がなければそれだけで生活することは困難です。
また、手数料が高く投資を始めてから数ヶ月はまず手数料分を取り戻す必要があり、安定はしているものの旨味が少ないものと言えるでしょう。

FX

FXは為替差益で儲ける投資手段で、元手の最大25倍まで投資できる点が魅力です。
株式投資や投資信託と比べると少ない元手でも十分な利益を望むことができるでしょう。
一方、25倍までかけられるということは、相場が逆向きに動いた時はそれだけ損も大きく膨らむリスクの高い商品となります。

アフィリエイト

アフィリエイトとは、インターネット上にサイトを作り、そのサイトを見た人が商品を購入した場合、その数%を報酬としてもらえる仕組みのことを指します。
うまく儲けることができれば元手はほぼ0円で月100万円、1,000万円を得られる可能性もありますが、アフィリエイトに実際に取り組んでいる人のほとんどが月に5,000円も稼げていないのが実態のようです。

リスクを負いたくないから取り敢えずアフィリエイト、といった姿勢ではまずきちんとした収入を得ることは難しいと言えるでしょう。

印税収入

最近では一般の人でも企画が面白ければ書籍を出版できる可能性も高くなっており、また独自に電子書籍を出版するのであれば誰でもできる時代となりました。
しかし、簡単に出版できるようになればなるほど競争は激しくなり、得られる収入が少なくなってきているのが実態のようです。

何かの分野で突出した知識を持っている場合などは取り組んでみても良いかもしれません。

不動産投資と比較した場合のそれぞれの投資商品のパフォーマンス

ここでは、上記でご紹介した各投資商品のうち株式投資やアフィリエイトと、不動産投資とのパフォーマンスの違いを比較してみます。

不動産投資のパフォーマンス

最初に2,000万円のマンションを購入する場合のパフォーマンスについて考えてみましょう。
現在のところ、不動産投資の利回りは6%〜8%がよく買われているようです。つまり、2,000万円であれば年間の利益はおおよそ120万円〜160万円となります。
このマンションを物件価格の1割と、諸費用1割分、合計400万円を手出しで購入し、残りの1,800万円を借入期間20年、金利2%で借りたとすると月々9万円、年間で108万円の支払いとなるため、手元に残るお金は12万円〜52万円。
ここから固定資産税や不動産所得税を支払うため、手残りは多くて30万円といったところでしょう。月に直すと3万円程です。

もちろん、空室が出た場合には収入が減りますし、エアコンが故障した場合などは修繕費用が発生します。以外と得られる利益は少ないことが分かりますね。
不動産投資はお金の入り方だけ見ると確かに不労所得ですが、お金を借りるためのテクニックや空室リスクを回避するためのテクニック、修繕費を安く抑えるためのテクニックなど利益を高めようとすればするだけ様々な場面で技術と労力が要求されるでしょう。

 株式投資のパフォーマンス

不動産投資と同様、手元にある400万円で株式投資を始めたと仮定すると、売買差益で収益を出す場合は年間利益の上限を20%程度とするのが現実的です。
そうすると、最大で80万円の利益を得られ、そのうち2割の16万円を税金として支払うため手残りは64万円となります。
もちろん、相場が逆向きに触れることはしょっちゅうで、常に株式相場と向かい合っていないと20%もの利益を出すのは困難でしょう。

また、配当利回りや株主優待で利益を狙うとすると年利はおおよそ2〜3%なので、400万円かけても8万円〜12万円程度の利益にしかなりません。

もちろん、預金金利よりははるかに高い利回りなので、例えば元手が1億円程度あれば株式投資だけで生活することも考えられますが現実的ではないでしょう。

アフィリエイトのパフォーマンス

アフィリエイトでは、費用としてはサーバー代を支払う程度ですが取り組み始めてから少なくとも数ヶ月はほとんど利益のない月が続くでしょう。
そこから、利益のある状態に持っていけるかどうかも確実性はありませんが、中には月100万円や1,000万円稼ぐ人もいる、夢のある方法だと言えます。

アフィリエイトでは不動産投資や株式投資と比べて自分のお金を出す必要がなく、また得に借金をするわけでもないのでリスクが少ないものの、自分の時間をどれだけ注ぎ込んでも確実に利益を得られるわけではないというところに問題があると言えるでしょう。

なお、アフィリエイトで成果を出すための高額な情報商材などもあるためいつまでも効果が出ないままそうした商品を買い求めて費用だけがかさむということも考えられます。

まとめ

以上見てきたように、どの投資においても労力やリスクはつきもので、最初から不労で得られる所得などないことが分かります。
商品ごとに特性があるので自分にあった投資商品は何かよく考えて(時にはまず実行してみて)投資先を選ぶようにしましょう。