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年収を増やす方法とは?現状年収からの脱却術4選

By Oh!Ya編集部

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年収を増やす方法とは?現状年収からの脱却術4選

この記事をお読みの方は、年収を増やすことに興味をお持ちだと思います。年収を増やしたいということは、現在の年収に満足できていないという背景があると思います。

なぜ、現在の年収が低いのか?年収に満足できないのか?では年収を増やして解決できるか?といった疑問をお持ちだと思いますので、この記事では年収を増やすという大きなテーマに沿って、順に解説していきたいと思います。

年収を増やすという大きな目的に至るまでには大切なことも多いので、それも知った上で目的を達成していきましょう。

年収を増やしたいとお考えの方へ

年収を増やしたいとお考えの方に、まずこの段階で考えていただきたいことを挙げました。今一度、年収を増やすとはどういうことなのかを整理してみましょう。

なぜ、年収を増やしたいのですか?

そもそも、なぜ年収を増やしたいとお考えなのでしょうか。お金は少ないよりも大いに越したことはないのですが、それは漠然とした一般論に過ぎません。年収を増やすのは決して簡単なことではなく、そんな漠然なとした目的のために努力を続けられるかというと、人によっては難しいかも知れません。

だからこそ、最初に年収を増やすことの目的をしっかりと再確認しておきたいところです。なぜ年収を増やしたいのか?ここで一度、自問自答してみてください。

年収が増えない原因を考えていますか?

年収を増やしたいとお考えだということは、年収が増えていないことに不満をお持ちだと思います。ではなぜ、今のままでは年収が増えていないのでしょうか。

「会社が自分を正当に評価していない」
「自分のいる業界の先行きが暗い」
「世の中が不景気」

・・・いかがでしょうか。

この中に当てはまるものはありますでしょうか?もし3つ全部が当てはまる、もしくは2つ当てはまるという方は、これから年収を増やすとなるとちょっと黄色信号です。

なぜなら、年収が増えない理由を自分ではなく他者や社会に求めているからです。自分は頑張っているのに、会社が悪い、世の中が悪いというわけです。こうした考え方の対極にあるのが原因自分説と呼ばれるもので、成功している人の多くは物事が思い通りにならない理由を自分に求めます。そうでないと何も変わらないことをよく知っているわけで、この思考に至らないことには年収が勝手に増えることはないとお考えください。

今の年収はどうやって決まったのですか?

現状の年収に満足できないという方に考えていただきたいのですが、そもそも今の年収はどうやって決まったのでしょうか?新卒で就職をして今の年収に至ったのであれば、それが自分自身への評価だと思ってください。

もしくは転職で今の仕事に就き、今の年収になっているのであれば、それが転職市場におけるご自身の評価だと思ってください。

今の時代、人事評価が不当で年収が著しく低いということは、あまりありません。会社自体が倒産寸前ということであれば別ですが、この人手不足の時代に十分な評価ができない会社には人材が集まらず、早晩人手不足による経営危機に陥ってしまいます。

いや、そうではなく、やはり会社の評価が不当であるとお感じなのであれば、転職活動をしてみることをおすすめします。それで満足のいく年収を引き出せるのであれば転職をすれば良いですし、それでも満足のいく待遇にならないのであれば、それが自分自身の現在の評価だということです。

高年収の人と自分の違いを考えたことはありますか?

冒頭から厳しい言い方になっていますが、「年収が増えない」「給料が安い」とボヤいている人の多くは、原因自分説ではなく原因を他者に求めがちだからです。

それではここで、高年収の人と自分の違いを考えてみましょう。高年収の人というと、医師や弁護士、会社経営者などを想像すると思います。こうした人たちはいずれも今の職業に就き現在のポジションに至るまでに相当な努力をしてきたはずです。そうでなければこうした職業に就いたとしても高年収が自動的に約束されているわけではないのです。

ではもう一度、ご自身のこれまでの努力を振り返ってみてください。例えば医師になって成功している人の多くは、医学部に合格するために中学受験から、もしくは小学校受験から受験戦争を戦ってきたと思われます。同じ時期にそれに相当するだけの努力をした心当たりはあるでしょうか?

こういった時に「親が医師だから教育環境が恵まれていた」という反論もあるでしょうが、現役医師の中には一般的なサラリーマン家庭で育って人も多く、公立の学校から勉強して医師の道に進んだ人もたくさんいます。

努力をしたからといって成功するとは限りませんが、努力をしなければ年収が増える可能性はほぼないと思うのが妥当です。

年収を増やす方法は4つに集約される

実際に年収を増やすとなると、そのための現実的な方法は4つに集約されます。いずれも現在置かれている立場で取り組めるものばかりです。

出世して給料を増やす

それができれば苦労はないと言われてしまいそうですが、今の勤務先で実績を上げて出世をすることで給料が増えれば、自然に年収も増えます。先ほど、今の会社の給料が安い、自分を正当に評価していないとお感じの方にとっては、「今のままの会社では無理」となるかも知れません。

しかしそれは、本当に結果を出してからの話ですか?そこにわずかでも自信のない部分があるのであれば、一度全力で結果を出してみて、それから判断しても良いのではないでしょうか。

出世して年収を増やす方法については、後で詳しく解説していきます。

条件の良い勤務先へ転職する

どんなに結果を出しても、会社の中で信頼を得ていても、自分は評価されていないと感じるのであれば、もう今の勤務先を見限る時かも知れません。ただし転職で年収が増えるケースは、実は稀です。

よく「あなたの年収低すぎ」といったニュアンスの広告を見かけますが、あたかも転職で劇的に年収が増えると言っているようです。これが本当かというと、ごく一部の人であると思ってください。技術職や管理職などでほぼ引き抜きに近いような形で転職をする人は年収が増えると思いますが、そうではなく「今の会社に不満がある」という理由で自発的に転職をする場合は年収が横ばいか、もしくは少し低くなってしまいます。

それではなぜ転職でキャリアアップする人がいるのかというと、そこには正しい転職の方法と準備があります。この詳細については、後述します。

副業で別の収入源を持つ

今の勤務先の給料だけでは不満だという場合は、それを補う形で副業をする方法があります。昨今は副業を容認する流れになってきているので、勤務先にあまりコソコソしなくても副業ができる環境が整いつつあるので、やる気とスキルがあるのであれば、副業で本業顔負けの収入を得ることも可能でしょう。

副業で年収を増やす場合は、副業選びと時間の使い方が重要になります。副業についての詳細は、後述します。

不労所得による収入源を持つ

副業は自らが本業以外に仕事を持つことで得られる収入です。会社の仕事が忙しくて副業に使えるだけの時間がないという方も多いでしょう。その場合は、働くことなく収入を得る、つまり不労所得によって年収を増やす方法論を検討してみてはいかがでしょうか。

さすがに働かずしてお金が入ってくるほど世の中は甘くないので、真っ当な不労所得などほとんどありません。しかし不動産投資や金利収入などの仕組みを作ってしまえば限りなく不労所得に近い収入源を得ることもできるので、可能性はあまり高くはありませんが、一度検討してみる価値はあると思います。

出世して年収を増やす方法

かつては終身雇用の年功序列というのが日本の労働市場に横たわっていたので、同じ会社に勤め続けることで給料は自動的に上がっていきました。年齢が高いほど、勤続年数が長いほど年収は増えていたのです。しかし、今は違います。今の勤務先で出世をして年収を増やすには、何が必要なのでしょうか。

実績を積んで社内外からの信頼を獲得する

出世は自分ひとりでできるものではありません。上司や会社の経営陣といった「上」の人だけでなく、同じ層の人たちや同僚、さらには後輩など「下」の人たちからの信頼も得る必要があります。

社内で出世している人を見てみて、そのような資質がないか一度考えてみてください。単にゴマすりだけで出世できるのであれば安いものですが、近年の労働市場は完全なる実力社会になっているので、「なぜアイツが?」という人が出世するケースは稀になってきています。

仕事で実績を積み、他の人ができないようなことができる人は、職場になくてはならない人です。そんな人は会社としても辞められては困るので、自然に待遇が良くなり、年収も増えるというわけです。

新たなスキルや知識を身につける

仕事上のスキルはもちろんですが、その周辺にあるような知識やスキルを身につけるのも、自らの競争力を高めてくれます。

ある機械工の人は就職をしてまず、その工場にある機械全部を操作できるようになりたいと思ったという話をしてくれました。理由は、特定の人がいないと動かせないような機械があるようだとその人が会社を休んだり、もしくは辞めてしまったら職場の動きが止まってしまうことに危機感を持ったからです。

結果としてその人はそれぞれの機械を操作する方法を覚え、その人さえいれば工場のラインはちゃんと動くという状態が出来上がりました。当然会社だけでなく他の人からも信頼され、その後20代にして工場長へと出世しました。

若い人だからといって出世できない世の中ではありませんし、その人よりも年齢の高いベテラン社員もこの人には一目を置いているので、周囲の誰もが認める実力派というわけです。

必要に応じて資格を取得する

業務上必要な資格はもちろんですが、それ以外の資格にもチャレンジしてみてはどうでしょうか。パソコン系の資格はあまり持っていても役に立つことがありませんが、ビジネス系や技術系の資格は持っているだけで手当てが発生するものがあります。

不動産会社に勤めている人にとって宅建は必須の資格ですが、それ以外にマンション管理士や、さらに難易度の高い不動産鑑定士などの資格にチャレンジしていくことは、自らの業務の幅を広げてくれます。

建設会社で現場監督の仕事をしている人は施工管理技士の資格を目指しますが、これも一級と二級とでは難易度が大きく異なります。せっかくなので二級を持っている人は一級にチャレンジして、より大きな建設案件を手がけられるようにしていけば、会社もその人を手放したくないので資格手当や給料アップなどの形で年収を増やすことができます。

上司だけでなく同僚や部下からも気に入られる人になる

先ほども述べましたが、上司や会社の上層部に気に入られるだけでは、人は出世しません。いえ、外見上はポジションが高くなって出世しているように見えるかも知れませんが、そこに同僚や部下からの信頼という中身がなければ長続きしません。自分のチームメンバーの助けが必要な時に協力が得られず、やがて自分の居場所をなくしてしまうでしょう。

年収を増やすという目的だけのために他者を出し抜いて出世したとしても、それで身を滅ぼしてしまっては最終的に年収を減らしてしまうことになるので、目的を達成したことにはならないのです。

話し上手よりも聞き上手を目指す

出世する人に共通する特徴として、聞き上手という能力があります。人はどうしても自分から発信することで自己顕示欲を満たすわけですが、そればかりだと自分の中で新しい情報が更新されません。人の話を聞くのが新しい情報を仕入れる最も確実な手段なので、聞き上手な人のもとには質の高い情報が集まってきます。

相手も人間なのですから、聞き上手な人にこそ大切な話をしたいと思うものです。そうやって自分の味方を増やしていける人というのは、出世するのがふさわしい人です。デキるビジネスパーソンになって年収を増やしたいのであれば、まずは聞き上手な人になる努力をしてみましょう。

AIや自動化で置き換えられない人材を目指す

AIの進化は目ざましく、日本にいるとあまりピンとこないかも知れませんが、諸外国では役所の仕事をAI化しようとする動きもあります。日本国内にもAI系のベンチャー企業が続々と誕生し、RPAと呼ばれる技術で事務系の仕事を自動化する技術がどんどん進歩しています。

このままでは反復的な仕事や機械的な作業は、ほぼAIやRPAに置き換わっていくでしょう。そうなったら年収を増やすどころか職を奪われてしまう可能性すらあるので、このことに危機感を持つべきです。

では、どうするか。ここで意識するべきことは、AIやRPAに置き換えることができない職業を目指すこと、そんな人材になることです。例えば文章を書くといったクリエイティブな仕事は、最後までAI化が困難であると言われています。単純な技術的解説などはAI化が進んでいますが、人を楽しませる、人を惹きつけるような表現や情報の発信というのは、やはりコンピューターが最も苦手とする作業のようです。

年収を増やすために、AIに侵食されない職業を目指す。すでに若い人たちの間ではそれがひとつのキーワードのようになっている感もありますが、全世代の人に意識していただきたいことです。

転職で年収を増やす方法

今の会社にいるだけではいつまで経っても年収が増えないので、いっそのこと転職をしようとお考えの方は、こちらの解説をお読みいただき、正しい準備と順序で転職に臨んでください。

自分の価値を正確に知る

転職というのは、自分が今の会社以外で通用するのかどうかが試される機会です。転職市場という市場が存在し、そこでは日々たくさんの人が次の職を求め、会社は人材を求めています。そこにあるのは「より年収が増える仕事に就きたい」という人と、「より仕事ができる人を雇いたい」という双方の意思のみです。

こう書くとまるで人身売買のような世界にも見えてきますが、企業にとって利益にならない人を雇いたいとは思わないという論理は、もしかすると同じかも知れません。

そんな転職市場で、自分にどれだけの価値があるのかを知ることはとても重要です。社内だけの評価ではなく、広く転職市場全体の評価が問われます。自分にはどんな実績やスキルがあって、それがどこまで社外で通用するのかを、転職活動を始める前に十分精査してください。

転職サイトで市場調査をする

おそらく多くの人は、現在の業種と同じ業種で勤め先を変えるという方向で転職をお考えだと思います。そのほうがこれまでの経験やスキルがいかされるため、年収が増える可能性も高くなります。転職する業種がある程度絞り込まれたら、次にやるのは市場調査です。

自分が転職を考えている業種ではどんな求人があって、どれくらいの給料が提示されているのか。今は転職情報サイトなどで簡単に調べることができるので、まずはこうしたサイトで求人情報を片っ端から調べてみてください。

IT系や建設系など、特に求人が多い業種の場合はその分野に特化した転職サイトもあります。転職先として考えている業種が該当する場合は、「●●(業種名)+転職サイト」といったキーワードで検索すると、関連のサイトを見つけられると思います。

転職エージェントに相談する

人材関連の会社には、転職を支援するエージェントサービスを行っているところがあります。派遣会社や人材エージェント会社など、人と企業の間に入って最適な転職先を探したり、面接のアポを取ったりしてくれます。技術系の職種であればエージェントの担当者が自分の代わりに自分を売り込んでくれるので、転職で年収を増やすという目的に向けて頼もしい存在だと思います。

こうした転職エージェントサービスを利用するのにあたって料金の心配をする人がいますが、こうしたサービスは一切無料です。ではどうやって利益を得ているのかと言いますと、企業側から受け取る成功報酬です。企業にとって優秀な人材の確保は至上命題であり、人手不足が深刻化してきている昨今ではその傾向がより顕著です。そのため企業としては予算を投じてでも人を雇いたいという意欲があるため、転職エージェントのビジネスが成立します。

自分で転職活動をするのも良いですが、それだとうまく自分を売り込めないかも知れません。その点、転職エージェントを利用することで客観的に自分の評価を知ることができますし、それをしっかりと売り込んでくれるのでおすすめです。

必要に応じてスキルや資格を補強する

転職によって年収を増やすというのは、自分をより高く売り込む作業でもあります。転職市場で自分の価値がそこまで高くないと感じたら、それを補強することができます。

例えば希望する業種の求人を見ていると「〇〇有資格者優遇」という文言をやたら目にするということがあると思います。その資格を持っていないということであれば、転職活動を始める前にその資格取得を目指しましょう。その資格の難易度が高ければ高いほど希少性が高くなるので、当然年収も増えます。

業種によってはその資格がないと責任者になれないものや、事業所や現場に有資格者を配置しなければならないものなどがあります。こうした業種で必要な資格を持っている人というのはとても魅力的な人材なので、転職市場でも有利な立場になることができます。

資格手当などがつく可能性も高いので、年収増やすという目的達成にもぐっと近づきます。

自分の実績・ポートフォリオを作成する

クリエイティブ系や開発系の職種で転職活動をする方は、過去の実績物を求められることがあります。それをいつでも見せられるように、ポートフォリオを作成しておくことをおすすめします。

IT系の職種であれば自分のポートフォリオをWeb上にまとめて、転職活動ではそのURLを案内するとスマートな見せ方ができます。 こうした方法は、古くからある職務経歴書と同じ考え方です。ポートフォリオを作成するような業種ではない場合は、職務経歴書を充実させましょう。職務経歴書で重要な記載事項は、以下の通りです。

  • 業務内容、担当業務
  • 特殊な経験(あれば)
  • 受賞歴(あれば)
  • 実績、自分なりの評価
  • 失敗経験

こうした内容がしっかりと記載されていれば、応募者が前職までにどんなキャリアを積んできたのかが分かります。あくまでも目的は「就職試験に合格すること」ではなく、「年収を増やすこと」にあることをしっかり意識して自分をアピールしてください。

副業で年収を増やす方法

今の勤務先の給料に加えて、副業をすることで年収を増やす方法について考えてみたいと思います。今の生活を変えることなく年収を増やすことができる上に、うまくいけば本業顔負けの収入源を確保できるかも知れないので、最も夢のある対策と言えるでしょう。

勤務先の副業禁止規定は要チェック

副業で年収を増やす!と意気込んでみたものの、本業をお持ちの方はまずチェックしておかなければならないことがあります。それは、勤務先が副業を禁止していないかという規則の確認です。

民間企業では就業規則で禁止されていなければ、原則として副業をしても問題ありません。ただ、副業によって大きく稼いでいるとなると周囲の人から白い目で見られてしまう可能性はありますので、あまり副業に関しては大っぴらに言わないほうが良いのではないかと思います。

公務員の方は、法律によって副業が禁止されているので、「業」とつくようなことは原則できません。ただし元からの家業が商店や農家であるといった場合は禁止の範疇には入りません。しかし、年収を増やすという目的で副業を始めるということはもとからある家業というよりは、全くのゼロから何かを始めることになるので禁止されているとお考えください。

では、公務員の方々には今の年収を増やす方法はないのかというと、そんなことはありません。詳しくは後述していきますので、先を読み進んでください。

サラリーマンにおすすめの副業は5つ

サラリーマンの方々におすすめしたい副業は、大きく分けて5つあります。

  • クラウドソーシング
  • コンサルティング
  • スキルシェアリング
  • アフィリエイト
  • 不用品販売

これらの副業についての詳細は、以下の記事に解説があります。副業によって年収を増やしたいサラリーマンの方は、ぜひそちらも併せてお読みください。

【決定版】忙しい会社員でもスタートできる!おすすめ投資&副業10選

老後も視野に入れるなら不動産投資が最適

先ほどご紹介したサラリーマン向け副業は、就業規則で禁止されていない方を前提としています。勤務先の就業規則で副業が禁止されている方や、公務員の方々にとって唯一無二の選択肢は、投資です。投資であれば自分の代わりにお金が働くという感覚なので、副業を禁止する規定にも抵触しません。

老後に向けての資産形成や安定収入源の確保という意味では、数ある投資の中でも不動産投資が最も適しています。不動産投資は大半の業務をアウトソーシングできることもあって副業向きですし、一度検討してみてはいかがでしょうか。サラリーマンなど本業をお持ちの方に不動産投資が適している理由については、以下に詳しい解説があります。

忙しいサラリーマンが副業で不動産投資をはじめるべき8つの理由

副業で本当に年収が増えた時の注意点

副業の収入が本業顔負けになることもあるというのはすでに述べたことですが、これが本当になると嬉しいだけでは済ませてはいけません。収入が増えるとそれなりに注意しなければならないことがあるので、特に以下の2点には留意してください。

①住民税による勤務先バレ
本業以外に収入があって、その結果として年収が増えると、所得税額が変わります。住民税は所得税の申告に基づいて算出されるため、所得税が増えた人(つまり年収が増えた人)は住民税も増えます。

勤務先に秘密にしたまま副業をしている人にとって、この住民税から勤務先に副業がバレるのは特に注意が必要です。少々の金額であれば問題はないかも知れませんが、年収が100万円以上増えたりすると住民税額も大きく変わることになるため、勤務先の経理から不審に思われる可能性があります。

確定申告時に申告書にある住民税の納付方法について「自分で納付」に丸印を入れることで勤務先に住民税額の通知がいかなくなるため、問題を回避することができます。

②無申告による税務調査
副業による収入が年間20万円を超えると、税務上の申告義務が生じます。少々のオーバーであればお咎めなしかも知れませんが、仮に年収額が50万円、100万円という規模で増えてくると話は別です。

副業をしているということはどこかから報酬を受け取っているわけですが、その報酬を支払っている企業などに税務調査が入ると、その支払い先に対しても関心を持ちます。その報酬支払いと税務申告の辻褄が合っていれば問題はありませんが、申告義務があるのにしていないようだと芋づる式に税務調査の対象になってしまいます。

無申告による税務調査が入ると、重加算税と言ってペナルティ込みの税金を納めることになります。せっかく年収を増やすためにやってきた副業で税務調査が入ってしまうと何のためにお金を稼いだのか分からなくなってしまいますので、税金面についてもあまり軽く考えすぎないほうが賢明です。

副業で年収を増やす際の心がまえ

最後に、副業で年収を増やすために成功しやすい心構えをご紹介します。以下の4点に留意してコツコツと副業に取り組むと、良い結果につながりやすくなります。

①欲張りすぎない
年収を増やすために始める副業ですが、あまり欲張りすぎないようにしましょう。真面目に取り組んでいればジワジワと収入は増えてくるので、最初は月に5万円あれば御の字という感覚で十分です。

②継続可能なものに取り組む
いくらお金を稼げる副業だからといって、先が続かないものだと新たな副業探しを続けなければなりません。継続的に収入が発生するようなものが望ましいでしょう。

③自分の強みをいかせるもので勝負する
本業で得られたスキルや経験、その他に趣味で持っている知識や知見など、自分が持っている強みをいかすことを心がけましょう。同じ努力でも高い収入が見込めますし、やっていて嫌にならないというのも重要です。

④副業のしすぎで疲れてしまわないように
年収を増やしたいあまりにも副業に精を出しすぎると、体力が続かなくなります。副業の頑張りすぎで本業に支障が出てしまうと問題が大きくなるので、体力的かつ物理的にも続けられる範囲にして疲れてしまわないようにしましょう。

まとめ

年収を増やすという、とてもシンプルなテーマに挑んでさまざまな角度から解説をしてきました。年収額というのはダテに決まったものではなく、そこにさまざまな背景があることがお分かりいただけたと思います。その本質を理解してから年収を増やす取り組みを始めれば、きっと良い結果につながります。

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