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【億万長者のヒミツ】成功する投資家には6つの共通点があった!

By Oh!Ya編集部

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【億万長者のヒミツ】成功する投資家には6つの共通点があった!

膨大な富を築く投資家の裏側では、日々多くの投資家が損失を出しています。両者のあいだには、どのような部分に違いがあるのでしょうか?

意外なことに成功と失敗を分けるのは、小手先のテクニックや独自の必勝法ではないのです。

今回は、結果を残し続ける「成功投資家の共通点」についてご紹介します。

成功投資家の共通点は6つ!

マネー

成功を重ねる投資家は、決して当てずっぽうな投資で利益をあげているわけではありません。それぞれ、成功に必要なマインドを備えており、軸をブラさないからこそ良い結果が続くのです。

ずばり、成功投資家が大切にしているポイントは6つ。それぞれ順番に解説していきます。

ポイント1.投資に「絶対」が無いことを知っている

成功を重ねている投資家は、決して「絶対」や「確実」という概念を持ち込みません。なぜなら、投資において100%が無いことは、長い歴史や偉大な投資家たちが証明しているからです。

株式投資も不動産投資も、それぞれ根底にあるのは「企業の成長」や「人々の衣食住」。そう考えれば、単純なデータや統計学だけで、人間の営みを完全に予測するのは不可能だと分かるはずです。

特に投資は「損をしたくない」という思いが強く働くため、利益につながる信頼性の高い指標を求めがちですが、そういった弱みにつけ込んで投資家を騙す詐欺師もいます。成功投資家たちはこの事実を知っているからこそ、安易に絶対という言葉を信用することはありません。

ポイント2.どんな状況でも焦って稼ごうとしない

仕事も人生も計画的であるほど成功率が上がるのは、多くの人が想像できるはずです。

しかし、投資になると計画性が無くなるケースは多々。前もってルールを決めていないため、いざ素早い判断が求めれたときに理屈よりも感情が先行してしまうのです。

特に計画性が無い投資家は「稼げそう」と感じたとき、焦って利益を追いかけがち。このような行動原理が明確でない投資は、ギャンブルと変わりません。

もちろん、ほとんどの成功投資家たちは、それぞれ購入・売却に対して確固たるルールを持っています。投資は「心の読み合い」とまでいわれるため、感情のままにトレードを続ける限り成功できないというのは、どの投資においても通説です。

ポイント3.利益よりもリスク回避を優先している

チャート

それぞれ確固たるルールを持つ成功投資家たちは、利益よりリスク回避を優先しています。

たとえば、10%の損失を出したとき、そこから10%の利益をあげればマイナスを取り返せると考えてしまいますよね?

しかし実際には、残りの資金で11.11%以上の利益をあげなければ、プラスマイナスゼロの状態には戻りません。これは以下の計算式で確認できます。

求める状況計算式
1,000万円を10%損失1,000万円×0.9(10%損失)=900万円
900万円から10%利益900万円×1.1(10%利益)=990万円
900万円から11.11%利益900万円×1.111(11.11%利益)=999.9万円

※横スクロールできます。

計算式を見れば、1,000万円から900万円に資金が減少してから、11.11%の利益をあげて初めて同水準に戻ると分かります。そして厄介なことに、損失額が20%,30%と増えるたび、損失を取り返すために必要な利益額は大きくなるのです。

そのため、利益を追求してリスクを冒すより、できる限り損失を生まないよう運用する方が理にかなっているのです。

ポイント4.投資を失敗に導く心理作用を熟知している

人間の脳みそは、一般的に投資おいて不利に働くよう機能しています。

特に有名な心理作用は3つ。成功投資家は、つぎのような人間の思考が持つ弱点を把握し、衝動的な判断を制御しつつトレードを繰り返しています。

プロスペクト理論

プロスペクト理論は「結果が予想できないとき」にあらわれる心理作用の1つ。特に金銭にまつわる状況において顕著に効果が見られます。

まず、以下のようなシチュエーションを想像してみてください。

選択肢提案内容
提案A無条件に100万円を貰える。
提案Bコイントスの結果が表なら210万円が貰える。裏なら何も貰えない。

※横スクロールできます。

どちらを選択しましたか?

このとき提案Aを選んだ場合は、プロスペクト理論にもとづいて「合理的ではない提案」を選んでいると言えます。なぜなら、提案Aは利益額の期待値が100万円であるのに対して、提案Bは利益額の期待値が105万円。理論上、利益を追求するなら選択肢Bが最適解なのです。

さらに、プロスペクト理論には続きがあります。つぎに以下の2つから、最適な提案を選択してみてください。

選択肢提案内容
提案A無条件に100万円を失う。
提案Bコイントスの結果が表なら何も失わない。裏なら210万円を失う。

※横スクロールできます。

上記の提案であれば、どちらを選びますか?

この場合、プロスペクト理論が作用していれば、お金を失わない可能性に賭けて提案Bを選択してしまいます。しかし、先程と同じく期待値は提案Bの方が高く、最適な選択は提案Aなのです。

投資では上記のような選択が連続して求められ、多くの投資家は「大きな利益の可能性」より「確実な利益」を優先し、その一方で「確実な損失」より「大きな損失の可能性」を選びがち。つまり、期待値を計算することなく、合理的な判断とは真逆の方向へ進み続けてしまうのです。

確証バイアス

確証バイアスは「1度選んだ選択」を正しいと思い続けるために、その選択に関するポジティブな情報だけを取り入れる心理作用の1つ。

確証バイアスは株式投資やFXをはじめ、どのような投資にも見られる心理作用ですが、近年これが顕著にあらわれているのは仮想通貨市場です。

仮想通貨は2017年前半から後半にかけて急成長し、数々の億万長者を生み出しました。これらの成功事例は「億り人」として取り上げられ、仮想通貨への投資は一種の社会現象になったほど。

しかし、通貨取引所へのハッキングや大規模な不正行為「51%攻撃」の多発により、相場は急速に冷え込んでしまったのです。

確証バイアスの一例:仮想通貨への思い込み

現在のところ、日本政府は仮想通貨に消極的な姿勢を見せており、当初注目されていた「法定通貨に取って代わる」というビジョンが実現する様子はありません。

むしろ現状では、不正行為により理不尽な損失が懸念されるため、リスク管理の観点で言えば「仮想通貨からの撤退」が合理的です。しかし、ネット掲示板やSNSでは日夜ポジショントークが繰り広げられ、現状の問題を直視することなく将来への期待ばかりが語られています。

これこそ、リアルタイムに起こっている確証バイアスの一例です。

リスク認知のバイアス

リスク認知のバイアスは「自身とリスクとの距離感」を見誤ってしまう、やや確証バイアスと類似している心理作用の1つ。リスク認知のバイアスが作用すると、都合の悪い情報を軽視してしまいます。

たとえば、前述した通貨取引所のハッキングや51%攻撃は、仮想通貨を保有している全ての投資家に同等のリスクがあるはず。被害の発生場所はランダムで、どれほどの規模で損失が生まれるか分からないからです。

しかし、「資産を奪われた被害者」と「情報だけ知っている投資家」では、リスクに対する危機感が全く異なります。前者は各地の不正行為を自分事のように恐れる一方、後者は他人事だと思ってそれほど警戒しないのです。

ここではリアルタイムな事例として仮想通貨をもちいましたが、どのような投資にも当てはまること。成功投資家はこれらの心理作用を熟知しており、1つ1つの投資行動が正しいのか判断しています。

ポイント5.失敗から決して目を背けない

星

前述した厄介な特性を持つ心理作用は、それぞれ互いの機能を強化します。これにより、投資家は常に「悪い状態が持ち直す可能性」を信じたくなる傾向があり、潔く失敗を認めることができません。

しかし、金融市場のどのチャートを確認しても分かるように、各市場にはトレンドがあるため上昇・下落基調は一定のあいだ継続します。そのため、下落基調が始まったばかりで撤退できなければ、トレンドの転換まで損失は膨らみ続けるのです。

「ポイント3.利益よりもリスク回避を優先している」で解説した通り、損失を取り返すためには損失以上の利益率が必要。持ち直すかも知れないという感情を切り捨てて、速やかに撤退した方がはるかに合理的です。

失敗を肯定する難しさは誰もが知ることですが、成功投資家たちは迷いなく失敗を認めて対策を打っています。

ポイント6.投資に関連する情報に貪欲

確実にチャンスを掴む人ほど勉強熱心なのは、著名な投資家の書籍やインタビューからも分かります。ただ、ひと昔前の情報源は新聞や企業への直接訪問だったため、情報は不十分で機会もバラバラ。失敗投資家たちは、持っている情報が違うと言い訳ができたのです。

しかし、現代ではネットの普及で情報を得る方法が増え、誰もが簡単に情報収集できる環境が整っています。にもかかわらず、勉強することなく失敗を続ける投資家は減りません。

この傾向は、投資で楽に稼ぎたいという欲求につけ込んだ、悪質な詐欺や情報商材が撲滅されないことからも明らか。勉強熱心な投資家を除いて、多くの人が「魔法の必勝トレード法」を求めているのです。

ただし、投資はいわば情報戦。偽の情報を与えられて、情報の提供元に資産を吸い取られていると気付かなければいけません。たとえば、株式市場における「仕手株」は、勉強不足の投資家をおとしめる手法の1つです。

株価操縦で資金を巻き上げる「仕手株」の仕組み

仕手株は市場の注目から外れている、取引量の少ない銘柄で行われます。具体的な手順は以下のような4ステップ。

1.注目されていない低位株を、価格変動が目立たないよう徐々に買い集める

2.十分に保有株式数を増やしたところで、一度に買い上げて急騰を演出

3.企業の好材料(新事業や好決算)による急騰だと勘違いした投資家が集中

4.投資家が買い上げるなか仕手筋は高値で一度に売り抜け

これら一連の流れにより、仕手株は一度に急騰したあと暴落します。

もちろん高値で株式を買った多くの投資家は大損失となり、利益を得られるのは仕手筋と初期段階で急騰に乗っていた投資家のみ。混乱ののち好材料が無いことが分かれば、仕手株は元の不人気株に戻ります。

日常的に学習を継続している成功投資家は、確かな情報を確認したうえで行動するため、仕手株に踊らされる可能性はごくわずか。偽の情報を広める「風説の流布」のような不正行為が無い限り、被害を受けることはありません。

失敗が続くなら投資スタイルを見直そう

成功投資家が安定して利益を重ねられるのは、偶然ではなく綿密な打算によるもの。決してギャンブルで勝ち上がっているわけではありません。

つまり、成功の連続と同様に、失敗の連続にも理由や根拠があるはずです。何度も解説したように、投資家は常に「偏った思い込み」が無いのか再確認する必要があります。

  • プロスペクト理論や確証バイアス、リスク認知のバイアスに影響されていないか
  • 投資をするうえで頼りにしている、情報や考え方は古くなっていないか
  • 下降トレンドへの突入で、何に投資しても損をする状況ではないのか

投資の世界は移り変わりが激しく、昨日までの正解が今日の不正解になることは珍しくありません。相場に集中していると、自身の状態を客観視することが困難になるため、失敗が続くときは上記のようなポイントの確認をおすすめします。

成功マインドの根幹が変わることは無いものの、状況にあわせて臨機応変に運用方針を変えることが重要です。

まとめ

成功

成功投資家に共通するポイントは6つ。その多くは、私たちが持っている行動原理に逆らうものでした。つまり、何も知らないまま投資を続けたとき、損失が連続するのは当然の結果だと言えるのです。

解説した内容はそれぞれ簡単ではないものの、どれもすぐに始められるものばかり。今日から意識して取り組み、いち早く成功マインドを思考に定着させましょう。そして、失敗が続くたびに運用方法を見直し、客観視する習慣が身に付けば成功投資家への道が開かれるはずです。

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