12種類の投資を徹底比較!利益が出て資産が増える真の方法とは
By Oh!Ya編集部
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「老後に備えて投資を始めたいけど、具体的にどの手法を利用すべきだろうか…」 「株式投資と不動産投資以外にどんな種類の投資があるのだろうか」
投資とは、あなたが現在有している資産を活用して、資産を増やして活動を指します。一般的な労働が時間を活用して資産を増やそうとするのに対し、投資は活用するものが自らの資産である点に大きな特徴があります。
このような投資活動については、目的を実現する手段として様々な種類が存在します。今回の記事では、株式投資や不動産投資をはじめとした12の種類の投資について解説していきます。
具体的には、それぞれの手法について、
- 特徴
- メリット
- デメリット
を紹介していきます。あなたに合った投資の種類を見つけるための参考としてください。また投資においては分散投資によりリスクを軽減するのが原則的に必要とされる戦略です。そのためあなたに合った投資の種類を複数個見つけてみてください。
そうすることで一つの事象によって資産の大半を失うリスクを回避することができます。そして、それが最終的にはあなたの資産を増やすことに繋がります。
投資で資産を増やす方法
はじめに、具体的な投資の種類について特徴やメリット・デメリットを見ていく前に、投資で資産を増やすことのできる仕組みについて説明します。冒頭で述べたとおり、投資と労働は仕組み自体が大きく異なります。
投資の仕組みを知ることは、投資を効果的に行うことに繋がるのです。すでにあなたの頭に入っている知識もあるかもしれませんが、読んでみてください。
インカムゲインとキャピタルゲイン
投資で資産を増やす仕組みを知るためには、以下の2つのワードを区別できるようになる必要があります。
- インカムゲイン
- キャピタルゲイン
これらのワードは、投資から利益を得る2つのパターンを指します。インカムゲインとは、あなたが資産を投じて購入した金融商品を保有することで得られる利益です。具体的には不動産を保有することによる家賃収入、株式を保有することにより得られる配当金が該当します。
インカムゲインは金融資産自体を手放さずに得ることができ、多くの場合長期にわたって安定した利益となります。一方で、後述するキャピタルゲインほど短期間に巨額の収益を得ることは難しくなります。
キャピタルゲインとは金融商品の購入価格と売却価格の差によって得られる利益です。具体的には20万円で購入した株式が、値上がりによって40万円で売却で来た際の差額20万円が該当します。キャピタルゲインはインカムゲインと比較して、短期間で大きな絵利益を得やすいものとなっています。
しかし、キャピタルゲインを得られるということは金融商品自体の価値が上下するということであり、資産価値が購入価格よりも大きく下落する恐れをもっています。このようにキャピタルゲインはインカムゲインと比較してハイリスクハイリターンなのです。
原則としての分散投資
投資で資産を増やす際に知っておかねばならない初歩的な知識として、「分散投資」に関するものがあります。分散投資とは、あなたの資産を一つの金融商品につぎ込まずに、複数の金融商品に分けておくことを意味します。
具体的には、あなたが3,000万円の資産を有している場合、その全てでA社の株式を購入するのではなく、A 社株式、不動産投資信託、国債…と複数に分けておきなさいというものです。また株式に全てを使うとしても、A社株式、B社株式、C 社株式…と分けておくことも分散投資となります。
なぜ分散投資が必要なのかというと、3,000万円の資産全てをA社株式につぎ込んでいた場合、A 社の倒産によってあなたの資産は0円となってしまいます。一方で、1,000万円をA 社株式、1,000万円を不動産投資信託、1,000万円を国債と分散させておいた場合、A 社の倒産によって失うことになる資産は1,000万円のみで済むのです。
これが分散投資によるリスク回避です。投資において、分散投資は基本中の基本といって過言ではありません。どのような投資家であっても、基本的には分散投資を行っています。特にキャピタルゲインを狙って投資を行う場合、分散投資としないことは命取りとなります。
税制を理解する
投資との関係で、税金に関する知識も非常に重要となります。なぜならば、あなたが投資によって利益を得ると、そこには原則として所得税が課税されるためです。つまり投資によって利益を得るということは、所得税などの税金を支払った上で利益を手元に残すということです。
税金は投資の種類により課税率が変わります。そのためあなたが投資を始める際は、自分が選択した投資手段における税制を理解するように心がけてください。また経費や控除について学び、効率的な節税を行うことも手元の投資によって得た得駅をなるべく多く残すことに繋がります。
これらについても税制に関する知識がなくても実現することができません。さらにサラリーマンをしながら投資によって利益を得ていく場合、1年で得て収支を確定申告によって税務署に申告しなければならない場合があります。
確定申告を忘れると、罰金が科され、最悪の場合は懲役刑などの実刑が課される場合すら存在します。税制に関する理解が重要であることがわかるでしょう。
長期的な視野を持つことの大切さ
投資についての成功例を耳にしていると、短期間で莫大な利益を上げることに大きなロマンを感じることがあります。しかし成功例として大々的に紹介されているものは数百万分回に一回の割合で起こるものに過ぎません。
特に株式投資やFX取引については、短期間で莫大な利益を上げた経験談が大々的に取り上げられることが多くなっています。しかし投資初心者がそのような大きな成功例に惹かれてしまうことには一定の危険が存在します。
またそれらの成功例も、長年の投資活動を経て実現できたものかもしれません。そのため投資初心者は、長期的な視野で投資に臨むことを心がけてください。また、そうすることで1回1回の小さな損失を過度に気にせず、小さな利益を積み重ねていくことができます。
投資の種類一覧
ここからは投資の種類について具体的に見ていきましょう。今回の記事では、以下の12つの種類を取り上げます。これらは、あなたがこれから投資を始めようとする際に、選択肢となることの多い代表的な投資手段です。
- 株式投資(国内、外国)
- 不動産投資
- FX
- 金
- 個人向け国債
- 仮想通貨
- 日経平均先物
- 商品先物
- 投資信託
- 上場投資信託(ETF)
- 不動産投資信託(REIT)
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)
特に株式投資、不動産投資、FXについては区別ができるようにしておく必要があるでしょう。また不動産投資と関係する不動産投資信託も手間をかけずに投資を行っていくことのできる手段であるため重要です。
ここからそれぞれの種類の投資について、特徴とメリットおよびデメリットを紹介していきます。あなたに合った投資手法を見つけるための参考にしてください。また繰り返しになりますが、投資は分散投資が基本となります。
あなたに合った投資手法としては単一のもののみならず、複数のものを選ぶことができるとリスクを回避することに繋がります。
株式投資
はじめに株式投資についてみていきましょう。株式投資は、投資を始めようとする際に多くの人が選択肢に挙げる手法です。どのような特徴があるのでしょうか。
特徴
株式投資の特徴としては、インカムゲインもかyピタるゲインも柔軟に狙っていくことができる点が挙げられます。株式投資におけるインカムゲインは、株式を所有していることで得られる配当金となります。また株主優待制度を利用することができる点も株式投資のインカムゲインに近い性質があります。
一方で株しい投資はキャピタルゲインも狙いやすくなっています。それは株式の市場価格が上下しやすいためです。このように株式投資はインカムゲインとキャピタルゲインを柔軟に選択肢でありながら投資を継続していくことができる点に大きな特徴があります。
また株式を購入するということは、特定の会社に資金を提供することでもあるため、自分の興味のある事業を行っている会社を応援することができる点も株式投資の魅力でしょう。
メリット
株式投資のメリットは上述した特徴にもあるインカムゲインとキャピタルゲインをあなたの投資プランに即して柔軟に狙っていくことができる点です。またキャピタルゲインの額が大きくなりやすいところにも大きなメリットが存在します。
デメリット
株式投資のデメリットとしては、キャピタルロスが大きくなる恐れが高い点が挙げられます。また会社が発行する株式には限りがあるため、人気の銘柄を自由に購入できないと場合があるという点もデメリットの一つでしょう。
さらに株式を発行している会社が3,000社を超えていることから、銘柄の選択に時間を要するという点も株しい投資の難しいところです。
不動産投資
不動産投資は株式投資と並んで多くの人に選ばれている投資手法です。
特徴
不動産投資は不動産を購入して家賃収入を得つつ、タイミングを見計らって不動産を売却することで売却益を得るものです。株式投資と同様に目メジャーな投資手法であるということができます。一方で不動産投資は株式投資ほどキャピタルゲインを狙うのは簡単ではありません。
そもそも日本における不動産の価値はすでに非常に高い水準まで昇ってしまっています。そのためキャピタルゲインを得るための基本である「安く買って、高く売る」ということが難しくなっているのです。
この点は高度経済成長期には違いました。それこそ日本の不動産価格が現在ほど値上がりする前に購入することができた人は、大きな売却益を手にすることができたでしょう。
メリット
不動産投資のメリットは不動産の値崩れが起きにくい点にあります。つまり資産価値の下落のリスクが少ないのです。これは不動産が人間および企業の存続にとって欠かすことのできないものであることが関係しています。
つまり多少景気が落ちても「住宅を手放そう」という人は表れてこないのです。それならば先に娯楽費や交際費を削るはずだからです。また不動産投資のメリットとして、不動産を所有することで、それを担保として金融機関から資金を借り、それを元手にさらなる投資を行うことができるという点があります。
つまり他人のお金を使って投資規模を拡大することができるのです。これについても不動産が値崩れしにくい安定した担保価値を持つことが大きく関係しています。
デメリット
不動産投資のデメリットは、まさにメリットの裏返しとなります。つまり不動産投資は長期的に小さな利益を積み重ねていくことには向きますが、短期的に大きな額のキャピタルゲインを得ることには向いていないのです。
また不動産については所有することで管理運用に一定のコストがかかるという点もデメリットの一つです。それこそ管理運用業務は不動産管理会社などに依頼することもできますが、そこにも対価となる金銭的コストが発生します。
FX
FXとは外貨の売買をすることです。国ごとの通貨の価値は状況に応じて変動するため、外貨の取引で利益を生み出していくことができるのです。
特徴
FXの特徴としては、全世界で起きている事情が通貨の価値に直結する点にあります。それこそ株式投資の場合は会社への影響を通して株式の価値が上下しますが、FXはより直接的であるということができるのです。
またキャピタルゲインを大きく狙いやすい反面。保有するだけで得られるインカムゲインは原則として発生しないところにも特徴があります。
メリット
FXのメリットとしては株式投資に比較して24時間取引ができる点が挙げられます。また取引対象となる外貨の種類は株式の種類よりも少ないため、選択するために手間がかからない点にも大きなメリットがあるでしょう。
さらに最大のメリットとしては、大きなキャピタルゲインを得られる点が挙げられます。FXについては信用取引の自由度が高いためです。信用取引とは、あなたの試案の範囲を超えた額で取引行為を行うことを指します。
つまりあなたが1,000万円の資産を有している場合でも、3,000万円分のFX取引を行うことができてしまうというわけです。差額の2,000万円については金融機関などから借りるという形を取ります。
この信用取引の自由度が高いことから場合によっては、FXこそ最も大きなキャピタルゲインを得られる投資ということができます。
デメリット
信用取引には当然にデメリットも存在します。自分の資産額と取引に使う金額の差は金融機関からの借入です。そのため利益を上げた場合はよくても、損失を被った際に返済の負担が非常に重くなるのです。それこそ自己破産の危険すら存在します。
このようにFXは信用取引の制度があることから高い利益を期待できる反面、リスクも大きくなるデメリットがあるのです。
金
金で投資をするということは資産のを金に振り替えるということです。
特徴
金は投資手法でもあり、資産の保管方法でもあります。地球上にする金の量に限度があることから、金は常に一定の価値を有しているのです。それこそ金が装飾品などとして使われ続ける限り、その価値が下落することはないまで考えられています。
このようにすべての投資手法の中で最も資産価値の下落のリスクが少ないのが金なのです。
メリット
メリットは資産価値の下落の恐れがほとんどない点です。金の安定性は府d草案の安定性を遥かに上回ります。それこそ昔から資産の一部を金にしておくことで、景気や世界情勢の影響で資産が減ることを防ぐことができると言われてきたほどです。
デメリット
金のデメリットはキャピタルゲインもインカムゲインも原則として得ることができないためです。キャピタルゲインについては金の価値がほとんど上下しない以上、得られるチャンスが存在しません。インカムゲインについては、金を保有することで得られる配当金や金利といったものが存在しないため、得ることが原則として不可能です。
このように金は資産価値がほとんど下落しないという高い安定性を持ってこそいますが、それは投資という側面から考えた際に必ずしもメリットとはならないのです。
個人向け国債
個人向け国債は国が個人に充てて発行する債権です。
特徴
個人向け国債は債権の価値および信用力が国に依存する点に特徴があります。そのため国が大きく衰退することで価値が下落する恐れがあります。しかし、現代において一つの国が大きく衰退するということはあまり考えられません。
メリット
メリットはリスクが非常に低い点です。日本が発行する国債については満期まで保有することで、予定された金額をほぼ必ず受け取ることができると考えて問題ありません。それこそ日本が経済的に大きく傾かない限りは大丈夫です。
デメリット
デメリットは利回りが良くない点です。そのためそもそも巨額な資金を国債に投資し名なければ十分な利益を得られないのです。ここまでみていきてわかるように、金融商品の安定性の高さはすなわち大きな利益を得られるチャンスの少なさでもあります。
仮想通貨
仮想通貨は昨今注目が集まっている投資手法でしょう。それこそここに並べた13の投資手法の中で最も新しいものということができます。
特徴
仮想通貨の特徴はブロックチェーンというシステムによって担保され、通貨として使うことのできる電磁情報を利用した投資手法という点にあります。また外貨とも違い、国の影響を受けにくい通貨である点にも大きな特徴があります。
メリット
仮想通貨についてのデメリットは創世期には大きなキャピタルゲインを得ることができたという点にあるでしょう。それこそ数百円が数億円になるといった夢物語を実現することができた人もいます。
このように仮想通貨は大きなキャピタルゲインを得ることのできる機会がある点で株式投資やFXと似たメリットを持っています。さらに発行主体が国ではないことから、特定の国の経済状況によって通貨の価値が下落する恐れがない点も注目を集めています。
デメリット
現在仮想通貨については、以前ほどキャピタルゲインを得られる機会がなくなりました。また電磁情報であることからハッキングによるデータの消失や流出といったリスクを抱えている点にもデメリットがあります。これが現物ではない電磁情報である仮想通貨の大きな特徴なのです。
商品先物
商品先物は将来の時点における商品の売買を通して行う投資手法です。
特徴
先物取引とは「あらかじめ決められた期日に」「あらかじめ決められた商品を」「予め決められた価格で」売買することを約束する取引の手法です。
つまり、1月1日の段階で「3月1日に」「リンゴ100個を」「10,000円で買う」と決めておき、実際に3月1日が到来した時点でリンゴ100個の価格が9,000円だった場合はそれを買って約束通りに売ることで1,000円の得をして、11,000円だった場合は1,000円の得をするというものです。
メリット
商品先物については、実際に投資の時点で商品を有していなくとも取引ができる点にメリットがあります。商品先物の対象は債権、石油、貴金属、農産物と様々です。原始的な売買においては、そもそもそれらの対象物を所有していないと売買を行うことができませんでした。
しかし商品先物取引においては、将来の時点で手元に揃えて約束通りに売買をすればよいため、現時点での所有は必要ありません。また先物取引もレバレッジをかけやすくなっており、自らの資産の範囲を超えた金額で取引をすることが可能です。
デメリット
デメリットはレバレッジがネガティブに働いた場合のリスクが大きいという点です。また現物を有していなくても取引ができるといっても、そのために一定の証拠金が必要となる点もデメリットでしょう。
日経平均先物
日経平均先物は日経平均株価指数を利用して行う先物取引です。
特徴
日経平均先物については馴染みのない人も多いでしょうが、一言でいうと将来の株価指数を予想して行う先物取引になります。
そして日経平均株価とは225の日経平均採用銘柄によって決まる株価指数です。つまり日経平均先物とは、日経平均株価を利用して位行う先物取引なのです。
つまり将来の時点における株価をが値上がりするか、値下がりするかを予想して、それに応じた差額を受け取るものとなります。
メリット
日経平均先物も先物取引の一種であるため、商品先物と同様のメリットを有しています。レバレッジの自由度が高いため、少ない資産で大きなリターンを得ることができます。また株価指数という実体のないものを取引対象としているため、所有することにかかるコストが存在しません
また株式投資と比較すると、取引の対象となるのは日経平均株価指数のみであるため、銘柄を選択する手間をかける必要がありません。さらに日経平均先物は非常に高い流動性を有しています。
デメリット
日経平均先物についてもレバレッジをかけることができることから、少ない資産で巨額の損失を被る恐れがあります。
投資信託
投資信託とは、資金の身を提供し、資金の運用は他者に任せる形態の投資方法です。英語では「ファンド」と呼ばれ、こちらの方が馴染みがあるかもしれません。
特徴
投資信託においては、複数の投資家から集めた資金を投資信託法人がまとめて運用していきます。そして、得た利益の中から提供した資産の額に応じて、投資家に分配があるのです。投資信託は資産の運用こそ外注していますが、運用によって得た利益も損失も資金提供をした投資家が被ることとなります。
メリット
メリットは資産の運用をプロに任せることができ、投資家自身に手間が発生しない点です。また少ない資金で始められる点、少ない資金で実質的に分散投資の効果を得ることができる点のもメリットがあるでしょう。
デメリット
デメリットとしては分配金によって利益を得ていくことになるため、大きなキャピタルゲインを狙うことはできないというものがあります。また運用をプロに任せるため、そこに手数料が発生します
上場投資信託
上場投資信託も投資信託と原則は同じですが、銘柄が上場されているといった違いがあります。
特徴
上場投資信託は一般的なファンドと比較すると、手数料が安い傾向にあります。また流動性が高い点も特徴です。
メリット
通常の投資信託と比較すると、銘柄の流動性が高い点にメリットがあります。そのため場合によってはキャピタルゲインを狙うことも不可能ではありません。
また上場投資信託は運用をプロに任せるのではなく、株式投資のように自ら銘柄を選択して購入していくことになるため、手数料が安い点にもメリットがあります。
デメリット
デメリットは通常の投資信託と比較して、自らかけるべき手間が大きいことです。
不動産投資信託
不動産投資信託は不動産投資に特化した投資信託です。そのため投資家は資金提供を行い、それをもとにプロの投資家が不動産投資を行います。
特徴
特徴としては不動産投資に特化していることから通常の不動産投資と同じメリットおよびデメリットがあることです。投資家自身が不動産投資で資産の運用をするか、プロに任せるかの違いがあるだけなのです。
ただし、不動産投資信託においては運用をプロに任せることから、投資家は直接家賃収入を得ることはできず、投資法人から分配金を得ていくこととなります。
メリット
メリットは不動産の価格が安定しているため、長期にわたって高い利回りを実現できる点です。不動産投資信託の利回りは他の投資信託と比較しても高い傾向にあります。また運用を他者に任せることから、投資家自身に手間が発生しない点にもメリットがあります。
さらに少額から始めることができ、少額で分散投資の効果を得られる点は投資信託と共通するメリットとなります。
デメリット
デメリットはキャピタルゲインを狙うことができない点です。それこそ上場されている銘柄は流動性も高いですが、そもそもの不動産投資に一定の安定性があるため、購入価格と売却価格の差を大きくすることは難しくなっています。
個人型確定拠出年金
個人型確定拠出年金は自分で運用について決める追加型の年金制度です。日本にはそもそも公的年金および企業年金が存在しますが、個人型確定拠出年金はそれに加えてさらに年金を積み立てようとするものです。
具体的にはあなたが決めた金額を支払い、それがあなたの選択した運用方法によって原則としてあなたが60歳になるまで運用されていきます。運用手段としては、国内外債権、国内外株式、国内外不動産など様々なものがあります。
つまりあなたが自由に設定した金額についての運用を投資信託の形で外注し、掛け金と運用における利益から導き出された金額を60歳になって受け取るという制度です。
特徴
個人型確定拠出年金の特徴は投資信託と似た形態をとりつつも、掛け金の引き出しは原則として60歳以上になった際となることです。
メリット
メリットは自分で自由に設定した金額について、手間をかけずに運用していくことができる点が挙げられます。また毎月の収入から掛金が積み立てられるため、節税の効果もあります。
デメリット
一方で投資の手法としてはキャピタルゲインを得られない点にデメリットがあります。また投資信託と同様に運用によって発生した損益は投資家自身に跳ね返ってくる点にもデメリットが存在します。
投資手法を分類
ここからは前述した投資手法をいくつかの観点で分類してみましょう。あなたが始める投資はあなたの調査と決断に基づいて決められるべきですが、簡単な分類は選択の際の参考になるかもしれません。
人気で分類
以下の投資手法は多くの投資家に選択されているものとなっています。
- 株式投資
- 不動産投資
- FX
- 投資信託
- 不動産投資信託
また昨今は仮想通貨および個人型確定拠出年金にも注目が集まっています。どちらも比較的新しい投資方法であるためです。人気のある投資方法ということは、ノウハウを学ぶ場が広いということでもあります。
これから投資を始めようと考える場合、上記の5つから始めてみることをお勧めします。学習しやすいため、そのことがリスクの回避に繋がるのです。
手間で分類
手間がかからない投資の種類は以下のものです。
- 投資信託
- 不動産投資しんたく
- 個人型確定拠出年金
これらは資産の運用をプロに任せることになるため、あなた自身には手間がほとんど発生しません。サラリーマンとして忙しく働きながら投資を始めようとする場合、上記3つが第一の選択肢となるでしょう。
短期で資産を増やしたい場合
短期間で資産を増やすことを考えるならば大きなキャピタルゲインを得られる以下の投資手法がお勧めです。
- 株式投資
- FX
- 仮想通貨
- 商品先物
- 日経平均先物
いずれも金融商品自体の価格の上下が激しいためです。また信用取引の制度を使うことで、あなたの資産の範囲を超えた額の取引も可能です。しかし大きな利益を得られる機会があるということは、大きなリスクを負う機会も多いということです。
これらの投資手法で利益を上げる際は分散投資をしつつリスクコントロールに重点を置きましょう。
長期で資産を増やしたい場合
長期的に資産を増やしたい場合、敢えて大きなリスクを取る必要はなく、以下の投資手法がお勧めです。
- 不動産投資
- 投資信託
- 不動産投資信託
特に投資信託は少額から分散投資の効果を得ることができるため、リスクを回避できる可能性が高まります。また日本の不動産は価値が安定しており、値崩れのリスクも小さくなっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は12の投資について、それぞれ特徴とメリット・デメリットを紹介しました。あなたの投資計画に合った金融商品を見つけることはできたでしょうか。
以下は今回の記事のポイントです。
- 投資の種類ごとの特徴を理解することで、あなたに合った投資方法がわかる
- ハイリスクハイリターンか、ローリスクローリターンか
- ハイリスクについても分散投資などのリスクヘッジでコントロールすることが大切
- どのような投資もギャンブルとして一発逆転を狙ってはいけない
- 長期的な視野で投資計画を立てよう
投資というと、ハイリスクハイリターンのイメージがありますがそれは一部の金融商品のみです。投資の手法の中には10年以上の時間をかけて、高い確率で資産を増やすことができるものが存在します。
これから投資を始めようとする場合、目立つ投資手段にのみ着目せずに複数の手法を組み合わせてリスクをコントロールする意識を強く持ってください。そうすることで、長期的にあなたの資産を増やすことができます。