投資コミュニティの実態とは?騙されない5つのポイント
By Oh!Ya編集部
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昨今よく耳にする投資コミュニティですが、実態はどのようなものなのでしょうか。何だか怪しい商品を売られるのではないか…と不安を感じてしまうのも、実態がわかっていないためです。
そこで今回の記事では投資コミュニティについて解説します。具体的には、
- コミュニティとセミナーの違い
- 投資コミュニティに参加するメリット
- 投資コミュニティを選ぶポイント
- 当日注意してチェックすべき点
- 投資コミュニティ「IXI」
について紹介していきます。投資コミュニティはメリットおよび注意点を把握して利用することで、あなたの投資に関する知識を深める場となります。
怪しいコミュニティに騙されないためにも、しっかりと実態を理解していきましょう。
目次
投資コミュニティとは
はじめに投資コミュニティが一体どのようなものなのかをチェックしていきましょう。大まかな定義を理解することで、あなたが投資コミュニティに何を求めていくべきなのかが見えてくるはずです。
コミュニティとセミナーの違い
一般的にコミュニティは志を同じくする複数の人の集まりであり、参加者が対等な関係にあるのに対して、セミナーは講師対生徒の関係を持ちます。つまり以下の図のような違いがあるのです。
つまりコミュニティもセミナーも集まりの中で情報の共有が行われますが、それが全体で満遍なくされるか、1対多の形で行われるかに大きな違いがあるのです。
コミュニティもセミナーの側面を持つ
コミュニティとセミナーの大きな違いを説明しましたが、すべての集まりが上述した図のように二分できるわけではありません。セミナーの性格が強うコミュニティもあり、反対にコミュニティの性格が強いセミナーも存在します。
そのため、あなたがこれからコミュニティに参加しようと考えている場合、対象となる集まりが実質的にどういった性格をもつのか見極める必要があります。
そうすることであなたのニーズと集まりの活動が合致し、あなたが求める成果を得ることができるのです。ともするとコミュニティは参加するだけで満足してしまうことがあります。
確かにコミュニティに参加して投資の専門用語を使って会話をしているだけで、何となく有意義な時間を過ごしているように感じてしまうのです。
しかしコミュニティに参加した目的を忘れてはなりません。結局、あなたに得るものがなければコミュニティでの活動は無駄な時間となってしまうのです。
メンターを見つける
コミュニティに参加するだけで満足といった事態を避けるためにも、参加者が対等な関係を持っている中でも「メンター」を見つけましょう。
メンターとは「指導者、助言者」という意味を持つ言葉です。つまりコミュニティ内において、あなたの直近の目標になるような人物を探すのです。
セミナーの場合は講師の実績が高いことから、直近の目標としては必ずしも相応しくないことが多いです。その点、コミュニティであれば様々な属性の人物がいることで、あなたの3年後の目標となる人物に巡り会うことのできる可能性が高いでしょう。
これこそ様々な人物が集まるコミュニティならではの良さです。あなたの数年先にいる人物を見つけ、その人から具体的なアドバイスを得ていくことであなたの投資能力の成長スピードが上がります。
コミュニティに参加するメリット
先ほどメンターを見つけやすいとの特徴を紹介しましたが、ここではさらに踏み込んで投資コミュニティに参加することのメリットを解説します。
あなたが投資コミュニティに参加する場合は、以下に該当するメリットを享受できるか否かを見極めてください。メリットのないコミュニティに参加しても時間の無駄です。
メンターを見つけることができる
先ほども触れましたが、コミュニティはセミナーに比べてあなたあの数年後の目標となるメンターを見つけやすくなっています。
投資初心者であるあなたがコミュニティではなくセミナーおよび書籍から情報を得ようとしても、講師および執筆者は業界で大きな実績を残している人物である場合が多いのです。
もちろん彼らが示す道筋や方法論は名実ともに優れたものであるため、そういった情報を吸収する帰化を疎かにしてはいけません。
しかし、同時にあなたが3年後に辿り着くことのできる位置に現在いる小目標となる人物こそ、現在のあなたの悩みをリアルに理解し、適切な助言を与えてくれるのです。
コミュニティでは「自分より進んだ人だから…」と縮こまることなく、積極的にメンターに声をかけていきましょう。
同志を得られる
コミュニティで得られるものはメンターのみではありません。現在のあなたと似た位置にいる同志を得ることもできます。それこそ投資初心者の場合、複数の同志と積極的に情報交換をすることで、学習の偏りを正すことができます。
また同志こそあなたの悩みをリアルタイムに理解してくれる人物です。目的を同じくする同志がいることで、投資についてのモチベーションも高まるはずです。
情報交換がリアルタイムにできる
情報交換の素早さとリアルタイム性はコミュニティに参加するからこそ得られる大きなメリットとなります。これは書籍による学習にはないものです。
書籍の場合、執筆されたのは過去の時点となります。そのため内容の全てが現在目の前で起きている経済駅な事情に対応しているわけではありません。
その点、コミュニティであれば同志およびメンターと共にリアルタイムな経済について情報を交換することができます。チア等な関係を築きやすいコミュニティならではの強みなのです。
相談と解決が迅速
コミュニティは迅速な問題解決にも資する場合が多いです。問題が起きた際、迅速に相談ができ、レスポンスも早いことが多いためです。また相談相手を柔軟に選ぶことができる点も嬉しいでしょう。
例えば初歩的な問題については同志に相談し、多少なりとも先進的な問題についてはメンターから助言を得るということができるのです。
自己学習の偏りを改善
先ほども軽く触れましたが、コミュニティで同志およびメンターを見つけることは自己学習の偏りを改善することに繋がります。投資で成功するためには、自己学習が必要不可欠です。
しかし教育機関で長い年月をかけて体系的に学ぶ機会を持たない限り、学習によって得る情報および技能に偏りが生まれることは避けられません。
そして一つのリスクが致命的となる投資の世界において、情報に偏りを持ったまま成功することは非常に難しいでしょう。それを解消してくれるのが様々な属性の人物が集まるコミュニティなのです。
コミュニティであれば同志があなたと同じ目線から偏りを修正してくれ、メンターは一歩進んだ場所から偏りを修正してくれます。このようにあなたに適したコミュニティを見つけることは、投資におけるリスクを軽減することにも繋がるのです。
投資コミュニティを選ぶポイント
投資コミュニティに参加するメリットがわかったところで、ここからは実際に参加するコミュニティを選ぶ際のポイントをみてきます。はじめに、参加に際しては多くの場合に以下の手順を踏むこととなります。
この4つの場面において、上記図の右側にある注意すべきポイントを疎かにしないことがあなたに適切なコミュニティ選びに繋がります。それぞれ以下で詳しく解説していきます。
投資の目的の明確化
あなたがコミュニティに参加することを考える場合、それ以前にそもそも「なぜ投資を始めようと思ったのか」を明確にする必要があります。例えば、老後の資産を増やしたい、セミリタイアを実現させたい…など目的は人により様々です。
この目的が明確でないと、投資の目標を立てることができません。そのような状態で投資に臨むことは、ゴールのないマラソンを走るようなものです。
コミュニティに参加する前に「いつまでに資産をいくらにしたい」という目標を明確にしておきましょう。それにより選ぶべきコミュニティが変わります。
自己学習を疎かにしない
コミュニティに参加する際に是非とも頭に入れておくべきなのが、「自己学習を疎かにしない」ということです。コミュニティに参加すると、同志やメンターとの会話が一つの学習となります。
そのためコミュニティに参加することのみで満足してしまい、それ以外の場で自己学習をしなくなる恐れがるのです。投資の世界は結局のところ勉強量がものを言います。
あなたがコミュニティに参加したことで満足している間に、同志もメンターもそれぞれレベルアップしていくのです。彼らに取り残されないためにも、彼らの先を行くためにもコミュニティと並行して自己学習を徹底しましょう。
コミュニティかセミナーか
この記事の前半でも述べましたが、コミュニティの性格が強い集まりを選ぶか、セミナーの性格が強い集まりを選ぶかという点は重要です。しかし、この観点は実際に所属するメンバーによっても変わるため、参加前にすべてを見抜くことは難しいのも事実です。
それでもなお、参加したコミュニティがあなたの望むものでなかった場合にすぐに離脱するためにも、事前にあなたが集まりに求めるものを明確にしておきましょう。
投資手法の観点
実際に参加するコミュニティを決める場合、投資手法の観点が非常に重要になります。それこそ株式投資で資産を増やしたいと考えている人が、不動産投資コミュニティに参加しても無駄であるためです。
また投資手法については、あなたがいつまでに資産をどれだけ増やしたいと考えているかとも大きく関係します。仮に短期間で莫大な資産を得たいと考えている場合、年間5%の利回りのみで資産運用しても目的を達成することはできません。
あなたの目的を実現することに繋がる投資手法についてのコミュニティに参加しましょう。
入会金の額
上述した図にはない注意すべきポイントとしては、コミュニティの入会金の問題があります。コミュニティの中には入会金を必要とするものがあります。場合によっては、数十万円単位の額が必要となることもあるのです。
ここでは「入会金の高さ=コミュニティの質の高さ」ではない点に注意が必要です。中には半ばぼったくりに近い形で入会金を得ることのみを目的としている組織もあります。
体験参加の機会があるような場合はそれを積極的に利用し、安易な入会をしないように注意していきましょう。
コミュニティ当日に注意すべきポイント
ここまでコミュニティのメリットや参加するものを選ぶポイントを解説してきました。漠然とでもあなたが参加すべきものが見えてきたでしょうか?
ここからは実際にコミュニティに参加した当日に注意すべき点を紹介します。仮にその集まりがあなたに合わなかった場合、離脱して違うものを探す必要があります。
会の主旨
良質なコミュニティはただ漠然と人が集まるわけではありません。そこにはコミュニティに一貫する目的があり、一つひとつの会には主旨があるはずです。例えば、「短期的な損が出た場合に判断を誤らないためのマインドセットを学ぶ会」や「不動産投資における投資規模拡大のスピードについて情報共有する会」などです。
あなたが実施に参加した際は、こういった主旨が明確であるか否かを確認しましょう。ただ何となく投資について語り合いたいと考える人々が集まり、雑談し続けるコミュニティから得られるものは決して多くありません。
コミュニティ自体の目的および一つひとつの会の主旨から、それがあなたに合っているか否かを見抜くのです。投資については、損切りの素早い判断がリスク回避に繋がります。これはコミュニティについても同様であり、無駄だと感じた際は素早く離脱していきましょう。
活動の一貫性
コミュニティの目的と会の主旨について解説しましたが、活動に一貫性があるか否かも良質なコミュニティを見抜くために注意すべき点です。活動の一貫性は以下の要素から見抜いていきます。
- 集まったメンバーが抽象的に重なり合うビジョンを共有しているか
- メンバーが選択する投資手法は共通か
共通のビジョンについては「老後の資金を貯めたい」程度で構いません。中には1,000万円を目標としている人もいるでしょうし、5,000万円を目標としている人もいるでしょう。こういった細部の違いは問題ありません。
一方で「20年かけて老後の資金を貯めたい」と考える人の集まりに、株式のデイトレードで年収1億円を目指す人が参加しても、求めるものに対する齟齬が大きすぎます。
また投資手法の観点はここでも重要です。株式投資についてのコミュニティであれば、それに沿った内容の活動を続けているか否かが重要です。
主要メンバーは誰か
コミュニティは原則として全てのメンバーが対等な位置にありますが、活動を続けているとどうしても主要メンバーが産まれます。良質なコミュニティを選ぶ際は、この主要メンバーに着目しましょう。
それこそ主要メンバー自体はあなたのレベルを遥かに超えた人物であっても構いません。その主要メンバーに惹かれて、あなたの同志や数年先をいくメンターが集まるためです。
いわば主要メンバーはあなたの最終目標に近しい人物になるでしょう。どういった経歴と実績があるのかをチェックしていきましょう。
強引な勧誘はないか
コミュニティ参加当日に金融商品やその他のセミナーに強引に勧誘された場合は注意が必要です。なぜならば、コミュニティそのものが勧誘のために人を集める目的で立ち上げられているかもしれないためです。
この点については入会金の支払いがあなたの判断を狂わせる恐れもあります。つまり主催者があなたに対して「50万円の入会金を支払うことで、あなただけに特別にお得な金融商品を教えますよ」と言うのです。
そこで入会金を支払ってしまうと、あなたの中に「高い入会金を支払ったのだから、きっと本物の情報をもらえるはずだ」というバイアスのかかった考えが生まれてしまいます。詐欺をはたらく人物はそういった点につけ込んでくるのです。
コミュニティ参加当日に勧誘を受けても、その場で商品購入を即決しないように心がけてください。一度自宅に戻り、自分なりの調査を経て真にあなたにとってメリットのある商品か否かを再確認しましょう。
投資のリスクに対する認識
投資にはリスクがつきものです。これはどのような投資手法を選んだとしても変わらない事実です。そのため「100%儲けることができるとっておきの株式投資手法!」などといった広告は真実ではないのです。
良質なコミュニティであれば、投資をするにあたってもリスクについてもしっかりと共有されるはずです。その上で、リスクをコントロールする術をメンバーで共有しようと考えるためです。
参加後に振り替えるべきポイント
参加当日に注意すべきポイントをみたところで、次は参加後に振り替えるべきポイントです。コミュニティ参加中は良くも悪くもモチベーションが高まり興奮した状態となります。
そのため参加後にコミュニティの内容を冷静に振り返る必要があります。そうすることで、あなたにより適したコミュニティを見つけることができるのです。
実際に得た知識
コミュニティ初心者のうちは、その日の会合で得た知識をノートに書いていくと良いです。知識の定着にも繋がり、またコミュニティが中身のあるものか否かを確認することができるためです。
コミュニティはセミナーと異なり、講義の形式がとられないことも多くなっています。しかし同志やメンターと情報交換をする中で、あなたあが学ぶべき内容は必ず現れてくるでしょう。特に投資初心者のうちは多くの会話の中にあなたが学ぶべきものが隠されているはずです。
反対に、会話をしていて学ぶべきことがなくなってしまったら、それはあなたがコミュニティのレベルを超えてしまった証です。効率よくレベルアップしていくためにも、コミュニティで得た知識の整理は必須です。
会の雰囲気
はじめてコミュニティに参加した際は、会の雰囲気も事後的に振り返ってみましょう。会の雰囲気と学びの場としての質の高さは必ずしも関係しません。しかし、自分に合わないコミュニティに参加し続けることでストレスを溜めてしまうのも本末転倒です。
そのため会の雰囲気が自分に合っているか否かについては、正直になって良いのです。投資コミュニティは世の中に数多く存在しています。一つのコミュニティが合わなくても、他を探せば良いのです。
参加者について
コミュニティに実際に参加している人についても振り返っていきます。それこそ参加者を騙す目的で開催されている会合であれば、そこに集まる人は主催者が「騙しやすい奴だ」と考えた人になります。明確な基準こそありませんが、こういった「騙されやすそうな人ばかりではないか」という観点も身を守るためには重要です。
また良質なコミュニティ探しという点からも、会合に同志がいて、メンターがいて、リーダーがいる…といったように、あなたが参考にしていくべき人がバランスよく参加しているか否かをチェックする必要があります。
記事の前半でも触れたとおり、特にメンターとなるべき人物がいるか否かは厳しくチェックしてください。
投資コミュニティ「IXI」
引用元:IXI ホームページ
ここまで投資コミュニティについて、様々な側面から解説してきました。ここでは一つの具体例として「IXI」を取り上げてみます。IXIとはどのようなコミュニティで、誰が運営しているのでしょうか。
IXIの特徴
はじめにIXIのサービスについてホームページから抜粋したものを読んでみましょう。
ixiとは、自由な人生を手にしたい人のために、資産の増やし方を教える投資コミュニティです。6ヶ月のプログラムで「自分の頭で考え、正しい投資判断ができる」投資家を目指していただきます。最新の投資情報やニュース、世の中の動向など、投資を行っていく上で必要な情報をタイムリーにお届けします。
引用元:IXI ホームページ
このように完全に対等な人物が集まって情報共有するのではなく、「資産の増やし方を教える投資コミュニティ」となるようにセミナーの要素も兼ね備えています。
しかしホームページには以下のような記載もあります。
ixiは投資「塾」ではなく、投資の教育機関を兼ね備えた次世代・投資家コミュニティとなります。投資で成果を出すためには、基礎知識を学ぶインプットと、実際に投資するアウトプットを同時並行でやるのが一番効率的です。そのため、一般的な投資知識だけを教える塾やスクールとは異なり、「学ぶ」と同時に投資を「実践」できるよう、リアルタイムの投資情報がシェアされる環境を整えています。
引用元:IXI ホームページ
ここがIXIがコミュニティたる所以となっています。一方通行で知識を与えるのではなく、必要な知識を共有した上で皆で実践していくことを目指しているのです。
またIXIは「なるべく時間を使わない投資」を掲げています。そのため投資手法としては一日中チャートに張り付いて行うようなデイトレードではなく、中長期的に実践していくものとなります。
IXIの中心人物
IXIの中心人物は以下の2人です。
- 遠藤 洋
- 経塚 あすか
遠藤氏は東京理科大学を卒業後、26歳で起業をしています。また投資を20歳から始めており、最大年間利回り+600%、1銘柄の最大投資益+1200%を達成しています。得意とする投資手法は株式投資のようです。
経塚氏は慶応義塾大学を卒業後、大手弁護士事務所に勤務し、退職して現在は投資家として活動しています。同じく20際から投資を始め、女性が自分のやりたいこと・欲しいもの・理想のライフスタイルを手に入れられるように投資についての知識と経験を伝えています。
IXIはこの2人が中心となって運営されている投資コミュニティです。2人とも投資で実績を上げているようですが、IXI自体の投資スタイルは前述したとおり「なるべく時間を使わない投資」です。そのため毎日の生活と両立しながら行う投資を学ぶことができます。
コミュニティに参加する前に持っておくべき投資の知識
IXIはいかがだったでしょうか、実際に存在する投資コミュニティのイメージに触れることはできましたか?最後に、あなたが投資コミュニティに参加する前に持っておくべき知識をここで再確認しておきましょう。
もちろんゼロから投資を学ぶためにコミュニティに参加しても良いのですが、最小限の知識を備えておくとより効率的にメンターから情報を吸収することができます。
手法は様々
投資の目的はあなたが自らの人生に合わせて決めますが、それを実現する投資手法は様々です。大きく分けただけでも、以下の12種類を挙げることができます。
- 株式投資(国内、外国)
- 不動産投資
- FX
- 金
- 個人向け国債
- 仮想通貨
- 日経平均先物
- 商品先物
- 投資信託
- 上場投資信託(ETF)
- 不動産投資信託(REIT)
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)
これらの投資手法にはそれぞれ特徴があります。そのため、あなたの目的を実現させるためにより適したものを選択する必要があります。
インカムゲインとキャピタルゲイン
投資で利益を得る手法は大きく以下の2つのタイプに分かれます。
- インカムゲイン
- キャピタルゲイン
インカムゲインとは「金融商品を保有することで定期的に発生する利益を得ていく」タイプです。代表的なものとしては、不動産を保有することによる家賃収入、投資信託を保有することによる分配金が挙げられます。
それに対してキャピタルゲインとは「金融商品の購入価格と売却価格の差を利益とする」タイプです。代表的なものとしては、株式売買、FX(外貨取引)が挙げられます。
一般的にインカムゲインはリスクが低く、長期にわたって安定した利益を生みやすいものです。一方でキャピタルゲインはリスクこそ高いですが、短期間で大きな利益を生み出す可能性を持っています。
このような観点も、あなたに合った投資手法を選ぶ際に重視してみてください。
投資には必ずリスクが存在する
先ほども触れましたが、投資には必ずリスクが存在します。これはどのような投資手法を選択しても変わらないものです。そのため投資は余剰資金で行う必要があります。
つまり生活に必要な資金および貯金を崩してまで投資をすることは危険だということです。また投資にリスクが存在するということは、成功のためにはリスクコントロールが重要だということも示しています。
投資を始めると利益にばかり注目してしまいますが、リスクコントロールが不十分だといつか必ず大きな損失を被ります。それこそ今まで積み重ねてきた利益の全てが一瞬でふいになる恐れもあるのです。
投資のリスクをコントロールする最も効果的な方法が次に紹介する分散投資です。
分散投資
分散投資は以下の2つの意味を持ちます。
- 複数の投資手法に資金を分散すること
- 同一の投資手法の中でも複数の銘柄の資金を分散すること
これを実践することで、一つのリスクが顕在化しても資産の全てを失わずに済むのです。例えば、全ての資金をA社株に投入していると、A社の倒産により資産がゼロになる恐れがあります。
一方でA社株、B社株、C社株、不動産投資、投資信託と資産を分散させることで、A社が倒産しても資産の一部を失うだけで済みます。分散投資は高い実績を上げている投資家であっても必ず行っているリスクをコントロール手法です。
一方で資産をむやみやたらと分散させると利益を上げにくいというデメリットが発生します。どの程度の分散投資を実践するかは、あなたがこれから自分の投資スタイルとの関係で見定めていくべきポイントです。
長期的な視野の必要性
「株式投資で1年で資産が100倍!」 「不動産投資を始めて3年で家賃収入1億円!」
投資を始めると、こういった広告をどんどん目にするようになるでしょう。もちろんこういった広告の内容が全て嘘とは限りません。本当に1年間で資産を100倍にした人もいるでしょう。
しかし、それは宝くじに当たるようなものであり、これから戦略的に資産を増やしていこうとするあなたが妄信すべきものではありません。原則として、投資は中長期的に少しずつ利益を積み重ねていくものだと考えておくべきでしょう。
そうして10年後、20年後、30年後と資産が大きく増えていくのです。またそのためには中長期的な視野に基づいたリスクコントロールも必要となります。短期に大きな利益を上げようとすると、リスクも大きくなることを覚えておいてください。
自己学習の必要性
ここまでコミュニティのメリットなども紹介しましたが、投資で成功するためには自己学習が必要不可欠です。自己学習を欠かさないからこそ、コミュニティで得たメンターの助言を有効活用することができるのです。
投資の世界も他のビジネスの世界と同様に、勉強量がものをいいます。常に謙虚に勤勉に学び続けていってください。そうすることで、投資を活用してあなたの人生を豊かにすることができるでしょう。
まとめ
今回は投資コミュニティについて解説しました。コミュニティの実態やメリットがイメージできたでしょうか。
以下は今回の記事のポイントです。
- コミュニティではメンターを探すことが重要
- 参加することで、情報交換をリアルタイムに行うことができる
- コミュニティは目的と投資手法から選ぶ
- 当日は活動の一貫性や主要メンバーをチェックしよう
- 参加後は、実際に得られた知識や参加者を振り返ろう
投資コミュニティは数多く存在します。そのためはじめからあなたに最も適した集まりに巡り合うことが難しい場合もあるでしょう。しかし、今回の記事で紹介したポイントに沿ってコミュニティをチェックしていくことで、いずれあなたが求めるものと出会うことができるはずです。
なたあが投資を利用して実現したい目的を明確にした上で、素敵なコミュニティを探してみてください。