今日から始める資産構築!これだけ覚えておきたい3原則とは
By Oh!Ya編集部
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SNSの発展した現代では、少し調べればすぐに資産家と呼ばれる人達の生活を垣間見ることができます。
もちろん、どこまで本当かは分からないのですが、若くして数億円稼ぎ、現在は悠々自適な生活を送っているという方が実際に存在するということは羨ましいことですよね。
一方で、あなたも「資産構築」について勉強し、取り組めばそんな生活を送れるとしたらどうでしょうか。
今回は、そのような生活に憧れる方に向けて「資産構築」について詳しく解説していきます。
資産構築とは?
資産構築と聞いてどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
資産と言えばぱっと思いつくのはお金や自動車、不動産、株式などがありますが、資産構築とは貯蓄したり、車やマンション、株式を購入することでしょうか。
それらも資産構築と言えますが、ここではもう少し深考えてみたいと思います。
そもそも資産を構築するってどういうこと?
資産構築という言葉を「資産」を「構築」することだとすると、単純に資産を集めることが資産構築だとも言えます。
しかし、投資という側面で見ると、資産構築は「お金を生みだす」資産を集めることだと考えなければなりません。
実際に、世間で「資産構築」と言うと後者の意味で使われることが多いのではないでしょうか。
先程の例で言うと、マンションや株式はお金を生み出してくれるものなので、それらを購入することは資産構築だと言えます。
一方、不動産の中でも住宅を購入したり、自動車を購入したりすることは、それら自体がお金を生み出すものではないため、後者の意味の資産構築ではありません。
まとめると、投資における資産構築とは車や家のようなお金を生みださないものにお金を使うのではなく、賃貸マンションや株式などお金を生みだしてくれる資産にお金を使うことだと言えます。
資産構築でお金と時間の問題が解決される
資産構築が上手くいくと、お金と時間の問題が解決されます。
資産構築をしていないサラリーマンでも、働けば働いた分、給料を受け取ることができます。
会社や業界の中で努力して実力を身に着けたり、そもそも儲かる業界に行ったりすればお金を増やすことはできますが、働いている内は時間は自由にはなりません。
一方で、働かなければお金は得られなくなってしまいます。
しかし、資産構築が成功すれば、資産からお金を受け取れるためお金の問題が解決されるのに加え、あなたが働かなくても資産が働いてくれるため、時間の問題も解決できます。
お金と時間が解決されたら、後はあなたは好きなだけ働いてもよいですし、ずっと遊んで暮らしても良くなります。
まだ資産構築に取り組んでいない方はイメージし辛いかもしれませんが、資産構築が成功すればあなたもお金と時間の自由を手に入れることができます。
夢や理想を思い描いてみよう
突然ですが、夢や理想は持っているでしょうか?
昔は持っていたけど、社会人として働く中で所詮は夢物語と、忘れてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お金や時間が自由になると、夢や理想の叶う環境を作りやすくなります。
例えば、将来〇〇になりたいという夢であれば、今の仕事を辞めてその夢を叶えるために自分の時間を充てることができます。
また、〇〇を買いたい、〇〇に住んでみたいといった夢であれば、収入が大きくなれば叶えることができるでしょう。
せっかく資産構築を始めるのであれば、それらの夢や理想について、持っている方はより明確に、忘れた方や持っていない方は昔持っていた夢や理想を思い出してみましょう。
資産構築には実際にそれらの夢や理想を叶えるだけの力があります。
資産構築の3原則
実際に資産構築と聞いても、何からすればよいの?と思われるかもしれません。
この点、「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者であるロバート・キヨサキ氏は資産構築について具体的に3つの原則を挙げてくれています。
資産構築の3原則
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 利回りを上げる それぞれ詳しく見ていきましょう。
収入を増やす
すでに投資を始めている方であれば投資の収入を増やすことですが、まだ投資を始めていない方であれば投資を始めるための資金作りのために本業の収入を増やすことです。
サラリーマンの方にとっては本業で収入を増やすことは難しいかもしれませんが、転職や副業なども視野に入れて収入を増やす方法を模索してみるとよいでしょう。
支出を減らす
支出を減らすことは、収入を増やすのと同じ効果があります。
例えば1カ月の収入100万円で支出50万円であれば手元に残るお金は50万円ですが、ここから収入110万円にするのと、収入100万円のまま支出を40万円にするのは同じ効果があります。
収入 | 支出 | 合計 | |
---|---|---|---|
収支 | 100万円 | 50万円 | 50万円 |
収入を増やす | 110万円 | 50万円 | 60万円 |
支出を減らす | 100万円 | 40万円 | 60万円 |
すでに投資を始めている方も、投資を始めるための資金作りをしている方もできる限り支出を減らすことで手元に残るお金を大きくするようにしましょう。
利回りを上げる
利回りとはかけたお金に対して返ってくるお金の割合のことですが、利回りを高くするには投資するお金を小さくするか、収入を大きくするか、支出を減らすかの3つの方法があります。
- 利回り=(収入-支出)÷投資額×100(%)
利回りというと、投資を始めた方だけに向けた考え方のようにも思えますが、基本的な考え方は「収入を増やす」や「支出を減らす」でお伝えしたのと同じです。
なお、投資額を安くするためにはシンプルに価格交渉することも大切ですが、安く仕入れてリノベーションしたり、購入するためのローンの金利を安くしてもらったりといったことも含まれます。
キャッシュフロークワドラントを知ろう
資産構築の3原則の次は「キャッシュフロークワドラント」についてお伝えします。
キャッシュフロークワドラントとは、キャッシュフロー=(お金の流れ)についてクワドラント(円を四分割)したものという意味です。
つまり、お金をどのように得て、どのように使うかというキャッシュフローについて、以下の4タイプがあることを示しています。
労働収入 | 権利収入 |
---|---|
従業員 | ビジネスオーナー |
自営業者 | 投資家 |
以下、詳しく見ていきましょう。
従業員(労働収入)
従業員とは誰かに雇われて働くもので、自分の時間を対価に収入を得るため、時間に自由がないばかりか、雇用主の命令には従う必要があります。
また、従業員でもある程度までは収入を上げることができますが年収2,000万円以上など、一定額以上上げることは困難です。
自営業者(労働収入)
自営業者は自分の事業を行っている人で、個人経営の商店の店長や農家、漁師の方を思い浮かべると良いでしょう。
従業員と比べると収入の天井は高くなりますが、自分の時間を対価に収入を得ている点は同じで、収入に限界があります。
従業員と比べて雇われていないため、雇用主などの命令に従う必要はないという違いはあります。
ビジネスオーナー(権利収入)
ビジネスオーナーとはビジネスを保有している人のことで、自営業者とは異なり基本的には現場におらず、あくまでもビジネスの権利を保有しています。
自分で働く必要がないため時間に自由があり、またビジネスの権利を増やしていくことて収入は青天井になります。
投資家(権利収入)
投資家は株式投資やFX、不動産投資などの投資で収入を得ている人のことで、お金にも時間にも自由があります。
以上、キャッシュフロークワドラントの4タイプについてお伝えしましたが、現在従業員の立場の方がお金と時間について自由を得たいと思えば、まずが自営業者を目指し、そこからビジネスオーナー、最後に 投資家と進むことで自由度が増していきます。
資産構築の過程として有名なものなので、この流れを頭に入れておくとよいでしょう。
これから始める資産構築の始め方
資産構築の3原則やキャッシュフロークワドラントについてお伝えしましたが、実際に資産構築を始める際には以下の取り組みから始めるとよいでしょう。
自分の資産や収支を正確に把握する
まず、現在の自分の資産や収支を正確に把握することから始めましょう。
最初にこれを把握することで、無計画な浪費を極力無くすことができると共に、いくら稼げばよいのかが分かるようになります。
具体的には下記のことをします。
- 銀行預金のチェック
- 株や不動産など銀行預金以外の資産のチェック
- 毎月の収支と、それによる資産の変動をチェック
家計簿やスマホ、PCでのエクセル等での管理など手段は何でも良いですが、まずはこれを習慣づけるようにします。
支出を極力省いて準備資金を作る
自分の資産や収支状況を把握したら、次は極力支出を省くことを考えます。
例えば、スマートフォンを格安スマホに変えたり、生命保険の見直しをしたり、月にそう何回も通っていないのにも関わらず毎月支払っているフィットネスジムの解約など、少し考えるだけで無駄な支出が見つかることも少なくありません。
仮に毎月1万円省くことができれば年間で12万円にもなります。
支出を省いて貯蓄したお金については資産構築の準備資金にあてるようにしましょう。
投資やビジネスを始める
資産や収支状況を把握し、支出を削ることを習慣化して準備資金を作れば、後は実際に投資やビジネスを始めるだけです。
特に投資やビジネスを始める最初の内は、極力リスクを抑えて取り組むことをオススメします。
高いリスクを取ってでも大きいリターンを狙う、レベルの高い投資(やビジネス)は、ある程度資金に余裕ができて、仮に失敗してその資金を失っても致命傷にならないようになってから取り組むべきだからです。
最初はリスクを抑えた守りの投資(やビジネス)に取り組みつつ、資産が構築されていったらリターンの高いものにも少しずつ挑戦していくという流れがよいでしょう。
効率を考えるとサラリーマン×副業から始めるべき
投資やビジネスは、サラリーマンとして収入を得ながら副業として始めるのが効率的です。 それには、2つの理由があります。
投資は資産の多い人が勝つゲーム
まず、投資は資産の多い人が勝つゲームです。
100万円しか資産のない人と1億円の資産がある人とでは、同じ実力があってもその成果に100倍の差が生まれます。
つまり、まずはサラリーマンとして働きながら元手となる資産を稼ぐことが大切ですが、資産が貯まるまで待っている必要はなく、本業を持ちながら投資にも取り組むことで実力をつけ、その後元手も出来て安定した成果が出せるようになったころに独立するのです。
なお、ここでは投資に絞って話をしていますが、ビジネスを始めるにあたっても基本的には同じことが言えるでしょう。
最初は投資より労働の方が効率がよい
サラリーマンをしながら副業として投資やビジネスをするべき理由としてもう一つ上げられるのが、最初は投資やビジネスより本業の仕事の方が稼ぐ額が大きいのが普通だからです。
例えば、投資に関して言えば、株式投資で年間20%の利益を出せればかなり優秀な投資家だと言えます。
しかし、年間20%の利益では元手が1,000万円あっても200万円にしかなりません。
1年間頑張ってたった200万円の利益では、明らかに同じ努力を本業に注いだ方が高い効果が得られるはずです。
また、ビジネスに関して言えば本業を持ちながら副業として取り組めるのであれば、稼いでいけるのかどうかも分からないまま始めるより、副業として取り組み、十分な経験を得て稼げるようになってから独立した方が安心して資産構築することができます。
このように、資産構築を進めるにあたっては、特に最初のうちは「できるだけリスクを抑えて取り組む方法はないか?」と考えながら進めていくことが大切です。
資産構築に適した投資にはどのようなものがある?
投資にもさまざまな種類がありますが、「お金の面でも時間の面でも自由になる」ための資産構築として適した投資にはどのようなものがあるのでしょうか?
株式投資やFX
まず、株式投資やFXですが、基本的に常に売買を繰り返さないといけないとはいえ、まとまった元手を作ることができれば十分にお金の面でも時間の面でも自由になるための資産を構築することができるでしょう。
例えば、先ほどの年利20%を基準に考えると、1億円程度の資産を作ることができれば年間2,000万円の収入なのである程度自由に、裕福に暮らすことが出来ます。
とはいえ、投資でずっと勝ち続けることはできないためもっと成績の悪い年も出てきますが、それでも続けていくことで、さらに元手を増やしていくことができるでしょう。
投資信託
投資信託は保有している間分配金として収入を得るのがメインです。
例えば、平均して年間5%の分配金利回りがあるとすれば、先ほどと同じく元手資金1億円であれば年間収入500万円なので十分に生活していくことはできるでしょう。
加えて、株式投資とは異なり基本的には保有している時間が長いため時間の自由度も高くなります。
投資信託と株式投資やFXを組み合わせた投資も効果的です。
不動産投資
不動産投資は資産構築として考えると良い側面が多いです。
例えば、自己資金が1割程度必要とはいえ、不動産投資ではローンを組んで投資物件を購入することが出来ます。
1,000万円の自己資金をかけて1億円の物件を購入し、その利回りが6%程度であれば年間600万円の収入、かけた自己資金からすると60%の利回りにもなります。
もちろん、借金を負わなければならない点や実際にはさまざまな経費や税金がかかることも考慮しなければなりませんが、必要な元手資金という点では他の投資よりかなり優秀です。
また、ローンには団体信用生命保険がついており、仮に自分が死んだ時は奥さまやお子さまにローンのなくなった不動産を資産として残すことができます。
不動産投資の難点は、最初の1割の自己資金を貯めるのが大変なことです。
1割分の自己資金を貯めるまでは株式投資やFXで資産構築をし、元手が作れたら不動産投資にも取り組むといった流れを考えてみてもよいでしょう。
まとめ
資産構築についてお伝えしてきました。
資産構築の3原則やキャッシュフロークワドラントなどは投資家にとって必須とも言える考え方なので、まずはしっかり内容を理解しておくようにしましょう。
そして、資産構築は1日でも早く取り組んだ方が成果が出やすくなります。
まだ取り組んでいない方は、まずは自分の資産や収支状況を把握し、早速何かの投資やビジネスを副業ででも良いので始めてみることをオススメします。