あなたに最適な投資はどれ?シミュレーションから「逆算」して資産運用を考えよう!
By Oh!Ya編集部
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あなたが描く「理想的な将来」には、どれくらいのお金が必要ですか?
無計画に毎日を過ごしていては貯蓄ができず、目標はいつまでも達成できません。そして、50歳,60歳を迎えたとき、老後資金が不足していることに気付いても遅いのです。
そこで今回は、資産運用をシミュレーションして「理想までの道のり」を算出。将来から逆算して、あなたに最適な投資を探すための方法をご説明します。
その前に、不動産投資は、効率的な資産運用に向いています。Oh!Yaの一括資料請求なら、手軽かつ効率的に不動産投資の情報が集められます。
目次
資産運用シミュレーションで「理想までの道のり」を逆算しよう
- 何年後を見据えて資産運用を行うのか
- どれくらいの資産を貯蓄したいのか
- 毎月、積み立てられる金額はどれくらいか
これらを、金融庁が提供する「資産運用シミュレーション」へ入力すれば、目標達成に必要な「資産運用時の利回り」が何%なのか分かります。
何年後を想定しても問題ありませんが、運用期間が決められない場合は「定年退職」を1つの目安に算出することをおすすめします。
「貯蓄したい資産額」が明確にイメージできない場合
資産運用シミュレーションでは「貯蓄したい資産額」が重要になりますが、目標金額が具体的にイメージできない場合もあるはずです。そういったときは、公的機関が発表する「老後生活に必要な資産額」から、目標金額を設定してみてください。
まず、厚生労働省や生命保険文化センターの発表によれば、平均的な老後には「1ヶ月あたり20万円半ば」程度の出費が必要だと分かっています。そして、簡易生命表から分かるように、平均寿命は80歳をゆうに超えます。
これらから、定年退職時までに貯めておくべき資産額は、少なくとも3,000万円以上だと予想できるのです。
そのため、平均的な生活を求めるなら3,000~4,000万円ほど。余裕のある生活を望む場合や、不測の事態を考慮するならば、5,000万円以上を目安に目標金額を設定してみましょう。
シミュレーション時の重要ポイント
資産運用のシミュレーションは、あくまで「達成可能な指標」として機能すべきです。目標金額の貯蓄を目指すにあたり、毎月の積立資金は確実に用意できる金額を入力しましょう。
想定利回りは運用成績に左右されるためコントロールは不可能ですが、積み立てる金額は本人の意思次第。何年にもわたり続けていく「自分自身との約束」ともいえるので、無理せず継続できるプランの考案をおすすめします。
資産運用のキーとなる「複利」とは?
金融庁の資産運用シミュレーションは、年1度の複利計算を含めて結果を算出しています。
この「複利」は、投資効率を最大化する目的で利用され、特に長期運用において大きな効果を発揮。年数を追うほど、リターンが増大する手法として有名です。
一例として、複利運用を実践したときの投資結果と、単利運用を実践したときの投資結果を用意しました。なお、結果を比較しやすくするため、この計算では積立金額を考慮していません。
投資額1,000万円を年間利回り5%で単利運用したとき
- 投資額1,000万円
- 年間利回り5%
- 複利運用
上記の条件で20年間運用した場合、投資結果は以下のように推移します。
経過年数 | 投資額 | 1年間の利益額 | 合計利益額 |
---|---|---|---|
運用1年目 | 1,000万円 | 50万円 | 50万円 |
運用2年目 | 1,050万円 | 52.5万円 | 102.5万円 |
運用3年目 | 1,102.5万円 | 55.1万円 | 157.6万円 |
運用10年目 | 約1,551.3万円 | 約77.6万円 | 約628.9万円 |
運用20年目 | 約2,526.9万円 | 約126.4万円 | 約1653.3万円 |
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運用年数が経過するほど、加速度的に年間利益額が増加している様子が見て取れます。
投資額1,000万円を年間利回り5%で単利運用したとき
- 投資額1,000万円
- 年間利回り5%
- 単利運用
条件の違いはただ1つ。複利運用ではなく単利運用に変更しただけです。
経過年数 | 投資額 | 1年間の利益額 | 合計利益額 |
---|---|---|---|
運用1年目 | 1,000万円 | 50万円 | 50万円 |
運用2年目 | 1,000万円 | 50万円 | 100万円 |
運用3年目 | 1,000万円 | 50万円 | 150万円 |
運用10年目 | 1,000万円 | 50万円 | 500万円 |
運用20年目 | 1,000万円 | 50万円 | 1,000万円 |
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上記と複利運用時の投資結果を見比べれば、その差は一目瞭然。運用20年目の時点で、利益総額には約653.3万円もの大差がついています。
これらのことから、投資で獲得した利益は再投資に充てる「複利運用」が、目標達成への近道であるといえるのです。
想定利回り(年率)が0~1%だった場合のおすすめ投資
シミュレーションの結果、必要な想定利回りが0~1%である場合は、元本が保証されている方法での資産運用がおすすめです。これらは、原則として「運用資金の元値」を下回ることがなく、損をすることがありません。
積極的に運用せずとも目標達成が可能なら、不用意な危険を冒すべきではないため、限りなくリスクの小さい以下のような投資が良いでしょう。
運用方法 | 安全性 | 収益性 | 初期費用 |
---|---|---|---|
定期預金 | ★★★★★ | ★ | - |
個人向け国債 | ★★★★★ | ★ | 1万円 |
個人向け社債 | ★★★★ | ★★ | 数万円~ |
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定期預金
ゼロ金利時代とも呼ばれる現在、大手銀行における定期預金の利率は0.01%前後であり、ほとんどリターンは期待できません。
しかし、最も手軽であり信頼性が高いのは事実。資産拡大を目指すわけではなく、あくまで安全な運用を重視するなら定期預金で十分だと考えられます。
こんな人には定期預金がおすすめ
- できる限り安全な方法で資産運用をしたい人
- いつも利用する銀行を資産管理先に選びたい人
個人向け国債
個人向け国債にはそれぞれ満期が設定されており、保有している期間は利息が受け取れます。購入後1年以降であれば、任意のタイミングで解約することも可能です。
最低金利が0.05%と定期預金より高く、国が発行しており信頼性が高いため、定期預金に代わるおすすめの運用方法だといえます。
こんな人には個人向け国債がおすすめ
- できる限り安全な方法で資産運用をしたい人
- 多少手間がかかっても定期預金より高い利回りで運用したい人
個人向け社債
個人向け社債は、元本保証と優れた利益率を両立した数少ない運用方法の1つ。万が一、発行元が倒産すれば元本割れになる可能性もありますが、大手企業の社債を投資対象にすることでリスクは限りなく小さくなります。
たとえば、日本国民なら誰もが知っている「ソフトバンク」が、今後数年のあいだに倒産するとは思えません。それでいてソフトバンクが2018年に発行した社債は、満期6年で利息は年間1.57%と高利回りでした。
信頼性は国債にこそ及ばないものの、比較的安心して運用できるはずです。そのため、倒産の可能性が低い大手企業が、優れた利益率の社債を発行したときは狙い目だといえます。
こんな人には個人向け社債がおすすめ
- 元本保証と収益性を両立したい人
- 企業倒産時の「元本割れ」を覚悟できる人
想定利回り(年率)が2~4%だった場合のおすすめ投資
余裕のある将来を目指すなら、0~1%の低利回り運用では追い付かない場合がほとんど。
資産運用シミュレーションで算出した結果、想定利回りが2~4%ほど必要だと判明したときは、この項で紹介する投資方法がおすすめです。
運用方法 | 安全性 | 収益性 | 初期費用 |
---|---|---|---|
投資信託 | ★★★ | ★★★ | 数百円~ |
ETF | ★★★ | ★★★ | 数千円~ |
REIT | ★★★ | ★★★ | 数万円~ |
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投資信託
投資信託は安全性や収益性、初期費用といった観点で優れたバランスを誇る金融商品。投資信託は、まず投資家が証券会社から銘柄を購入することで、ファンドマネージャーに運用資金を預けることになります。
そして、他の投資家たちから集めた資金を利用し、ファンドマネージャーは国内外の株式・債券などへ投資。運用成績が良ければ、利益の一部は投資家に「分配金」として還元されます。
このように、投資家の手間を必要としないため、「ほったらかし投資」ともいえる状態で資産運用ができる初心者向けの投資方法です。
こんな人には投資信託がおすすめ
- 資産運用に手間を極力かけたくない人
- 数百円からでも投資を始めてみたい人
ETF(上場投資信託)
ETFは投資信託を上場させることで、証券取引所でのリアルタイム売買を可能にした金融商品。わざわざ証券会社のホームページを開かなくても、株式投資と同様にスマートフォンアプリからクイックに売買できます。
これにより、金融市場を盛り上げるニュースがあがれば購入、金融市場にネガティブなニュースがあがれば売却といった、投資信託にはマネできない柔軟な立ち回りが可能。投資信託より銘柄数は劣るものの、有事の際に素早く対応したい人におすすめの運用方法です。
こんな人にはETF(上場投資信託)がおすすめ
- こまめに資産額の推移を確認したい人
- 投資信託をスマートフォンアプリで売買したい人
REIT(不動産投資信託)
投資信託やETFは金融市場をメインに扱いますが、REITは不動産市場を対象にしています。
そのため、仕組み自体は投資信託やETFに似ているものの、運用成績は日経平均株価ではなく「東証REIT指数」に連動。不動産市場にシンクロしつつ、価格推移を繰り返します。
最大のメリットは、少額から大規模な不動産に投資できることです。たとえば、昨今の訪日客増加で恩恵を受けるのは、住居よりホテルや商業ビルですが、これらは数億円以上の規模で売買されており個人投資家には手が出ません。
ましてや、複数の大型不動産を同時運用するのは不可能に近いですが、REITは分散投資であるため間接的に「大型不動産のオーナー」になれるのです。
こんな人にはREIT(不動産投資信託)がおすすめ
- 少額で不動産市場に投資したい人
- 大型不動産への投資に将来性を感じている人
想定利回り(年率)が5%以上だった場合のおすすめ投資
独立やセミリタイアを目指して、中期目線で勢い良く資産拡大をはかるなら、少なくとも想定利回り5%を超えなければ実現は困難。年利5%を維持することは容易ではないため、努力や学習を継続する覚悟も必要です。
この項では、利回りを追求しつつも、あくまで「計画的な資産運用」に適している投資をご紹介します。
運用方法 | 安全性 | 収益性 | 初期費用 |
---|---|---|---|
不動産投資 | ★★ | ★★★★ | 数百万円~ |
株式投資 | ★★ | ★★★★ | 数千円~ |
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不動産投資
長い歴史のある資産運用の1つとして知られており、昨今では「サラリーマン大家」という言葉も浸透してきました。
特筆すべきメリットは、金融機関の融資を利用して高効率な投資ができることです。これは、資産運用シミュレーションの「毎月の積立金額」にあたる資金を前借りしている状態。当然、扱える金額が増えれば利益率は大きくなるので、他の運用方法に比べて早期に経済基盤を築けるのです。
実物資産であるため運用の手間が発生するものの、物件を改装して魅力的な住居を提供できれば、景気に影響されず安定した賃料収入を得続けられます。
こんな人には不動産投資がおすすめ
- 最大効率での資産運用を目指す人
- 実物資産やリアルビジネスに興味がある人
不動産投資を始めるには、情報収集が重要です。Oh!Yaの一括資料請求なら、手軽かつ効率的に不動産投資の情報が集められます。
株式投資
不動産投資と同様に、株式投資も効果的な資産拡大の手法として知られています。どれだけ利益をあげても税率が20.315%であることに加え、NISAと呼ばれる非課税制度の登場により幅広い年齢層に受け入れられ始めました。
ネット証券の普及で短期売買に注目が集まっていますが、資産運用の観点からいえば長期運用が鉄則。株式投資で財を成した成功者たちも、市場・企業を見極めて「事業モデルに出資する」という意識が大切だと語ります。
これには貸借対照表や損益計算書をはじめ、決算報告への知識も必要で決して簡単とはいえませんが、努力次第で高い収益性が期待できる金融商品です。
こんな人には株式投資がおすすめ
- 成長を期待している特定分野がある人
- 投資先の選定・分析を自身で行いたい人
まとめ
理想的な将来を掲げる人は多くいますが、理想までの道のりを具体化している人は多くありません。しかし、受験や就職と同じように、理想を実現させるには「目標達成までの計画」が不可欠。
そこで、今回のように資産運用シミュレーションを行い、必要条件を明確にすることが求められるのです。
また、世の中が便利になると同時に世帯支出は増えており、ひと昔前のように退職金や公的年金だけで老後生活を乗り切るのは困難。年代を問わず、資産運用が必要になる時代が到来しつつあります。
楽観的な人生設計で後悔しないためにも、将来から「逆算」して理想の実現に向けた資産運用を始めましょう。
最後に、不動産投資は、効率的な資産運用に向いています。たった1分の申し込みで複数社の比較ができるOh!Yaの一括資料請求を是非活用しましょう。