サラリーマンでもバレずに始められる副業5選
By Oh!Ya編集部
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忙しいサラリーマンでも、簡単に始められる副業があることをご存知でしょうか?
忙しい生活の中で副業の時間なんてとれない、と思う人も多いかと思いますが、効率良く稼げるビジネスモデルも多々あるのです。「副業=バイト」といった考え方では、生産性の乏しい時間の切り売りになってしまうため要注意。
今回は未経験から始められる、サラリーマンにおすすめの副業を5つ解説していきます。
目次
サラリーマンに適した副業
副業に充てられる時間が限られているため、労働力以外が収入の源泉となる「資本集約型」の事業モデルや、過去に得た経験・知識を流用できる効率的な働き方が理想です。
この項では実績や評価が自身に蓄積されやすく、タイムマネジメント面で優秀な副業をご紹介します。
不動産投資
不動産の賃料収入や売買益により売上をあげる「不動産投資」は、余暇時間を利用して始められる副業の1つ。初期費用の高さはハードルに感じられるものの、安定した本業収入があるサラリーマンは有利な条件で融資を受けやすく、物件選定さえ間違えなければスタートは難しくありません。
不動産投資は資本集約型の代名詞ともいえる事業モデルで、一度軌道に乗れば投資物件が収入を生み出してくれます。賃料収入が利益のメインであるため、他の金融商品と比較して収入がマーケット価格に依存しない点もメリット。魅力的な住居を提供して空室率をおさえることで、安定的な副業収入を得られます。
投資信託
ファンドマネージャーに投資資金を預けて、運用を任せる金融商品を「投資信託」と呼びます。金融知識の少ない投資家に代わり、専門家が最適だと判断した株式・債券へ投資。リスクをおさえつつ収益拡大を目指して運用し、利益の一部は分配金として投資家に還元されます。
なお、定期積立を利用することで、毎月決まった金額を投資信託に充てることも可能。元本保証はないため損失を生むリスクはあるものの、購入と売却以外の手間を必要とせず、低リスクな資産運用をできることがメリットです。
コンサル・ノウハウ提供
過去の経歴により各人がもつ専門性はさまざま。本業や趣味から得た知見は、ときにビジネスシーンにおいて企業や個人のニーズと合致する場合があります。
たとえば「ビザスク」や「Open Research」は、サラリーマンが一業界の専門家として企業にコンサルティングを施すコンサルサービスです。金融業界が出身のサラリーマンであれば、資産運用や銀行選びについて。教育現場の出身であれば学校教育や保育など、自身の経歴から得た知見をコンサルティングという形で企業に提供できます。
ビザスクの公開情報によれば、登録者数は7万名で月間案件数が1,000件。1時間当たりの平均謝礼額は1万5,000円であることから、ビジネスコンサルティングの需要の高さが見て取れます。
また、個人間でのスキル売買が可能な「ココナラ」では、論文の翻訳やおすすめ映画の紹介など、一見すると換金が難しそうなスキルを販売可能。先ほどのコンサルサービスより単価は安いものの、趣味や習慣から得た些細なノウハウを収入源にできる点が魅力です。
クラウドソーシング
「クラウドソーシング」はリソースの足りない企業や事業主と、スキルをもつ人材をマッチングさせるサービス。複数あるクラウドソーシングのなかでも、業界最大手とされるのは「クラウドワークス」と「ランサーズ」の2つです。
前述したコンサルやノウハウ提供は、情報という無形の成果物を納める依頼がメインでしたが、クラウドソーシングで求められるのはデジタル的な成果物です。依頼内容として多いのは、文章コンテンツやメディアに使用するイラスト、新規WEBサイトの制作など多岐にわたります。
そのなかでも、文章コンテンツの作成は「副業ライター」として会社員や主婦から注目を集める分野。内容が専門的なものほど報酬が高いため、保有する知見がニーズと合致すれば高収入を目指すことも可能です。
サイト運営
「サイト運営」は、WEBメディアを作成してサイト内に企業広告を設置する広告業の一種。たとえば、私たちがサイト訪問時に見かける商品バナーの多くは広告です。これらは、サイト訪問者がリンク先へアクセスして成約することで、報酬がサイトオーナーに支払われる仕組みになっています。
脱毛関連のメディアであればAGA治療や薬剤の広告。金融関連のメディアであればクレジットカードや消費者金融への案内など、サイトの内容に合致した広告を用意することで、より成約率が高まります。
需要の高いメディアであれば、企業が売買交渉をもちかけるケースもあり、数百万~数千万円でサイトが売却される事例も珍しくありません。サイトの認知度を高めるまでに労力と時間が必要であるものの、大きなポテンシャルを秘めているネットビジネスの1つです。
サラリーマンが副業を始めるメリット
金銭面はもちろんですが、ビジネススキルの向上や失職の不安解消など、サラリーマンが副業を始めるメリットは様々。
この項では、副業を始めることで得られる4つのメリットをご紹介します。
金銭的な余裕が生まれる
本業以外の収入源を確保できれば、生活に金銭的な余裕が生まれます。
全ての人にとって「経済状況=幸福度」ではないものの、金銭的な余裕は精神的なゆとりに繋がるはずです。将来に向けた貯蓄や投資、趣味や娯楽の充実など、生活水準を向上させられることこそ、副業で得られる最もイメージしやすいメリットでしょう。
本業以外の分野でキャリアを築ける
金銭的な部分ばかり注目されがちですが、副業には「実績・評価が自身のものになる」というメリットがあります。
実際のところ、サラリーマンとして重ねた実績は会社のものとなり、個人評価が社外に広く知れわたる可能性はわずか。何年勤務を続けたとしても、仕事量に比例して個人のバリューが上がることはありません。
また、同じ企業や業界に長年勤めている場合、ビジネスにおける視野や人間関係の拡大には限界があります。一方、副業を始めるということは、サイドビジネスの経営者になることと同じ。これにより、経営者に近い視点で物事を捉えやすくなり、顧客や取引相手を通じて従来とは異なる人脈形成が進むのです。
副業を通じて得た経験は本業に活かされるほか、キャリアアップを狙った転職時にも強みとして活用できます。サイドビジネスが成長していけば「起業」という選択肢もあらわれ、サラリーマンとしての可能性を最大限高めることが可能です。
会社への依存度が下がり積極的に仕事へ取り組める
サラリーマンとして価値が高い人材というのは、積極的に企画や改善案を提示する高い意識をもつ社員です。しかし、出過ぎた発言が上司の機嫌を損ねる可能性を考えれば、社内評価を気にして思うように行動できません。
このような「出世に響くことが怖い」というプレッシャーは、会社への依存度が高まっている状態だといえます。
一方、個人評価と実績を重ねて、着々と収入を伸ばしている副業をもっていればどうでしょうか?自身のビジネススキルを高め、金銭的な余裕をもたらすサイドビジネスを保有していれば、本業一本の状態よりも会社への依存度は低減するはずです。
これにより、一社員として積極的に行動しやすい状況となり、本業でもリスクを取ることで「替えの利かない人材」としての活躍が見込めます。前述したように経営者に近い視点もそなわるため、的確なアイデアが思い浮かぶようになることもメリットです。
将来の資金作りをおこなえる
国内企業の景気は好調とはいえず、副業解禁も「終身雇用制度の破たん」を暗示するものだといわれるほど。実際に大規模の人員削減は珍しいものではなくなり、いまやどの業界に勤めていても失業への不安は消えません。
また、厚生労働省の「就労条件総合調査」を参照すれば、直近の最高値である平成5年度の92.0%から「退職金給付率」は低下しつつあり、平成30年度には77.8%まで下落していることが分かります。現段階でも約2割の会社が退職金を給付しないという実情があるため、失業の波にのまれなくても老後資金への不安は消えません。
いまや、政府が人生100年時代と掲げるほど長寿の国となった日本。現役時代に十分な貯蓄を用意できなければ、定年退職以降も10年,20年と非正規雇用者として働き続けることが求められるのです。
現役時代から副業収入を確保することは、このような日本企業の抱えるネガティブな将来を解消する方法としても有効。人生に対するリスクヘッジともいえる選択なのです。
サラリーマンが副業を始めるデメリット
副業は金銭面だけでなく、サラリーマンとしてのビジネススキル向上まで期待できます。しかし、同時に兼業ならではのデメリットが生じることも事実です。
この項では副業を始めることで発生する、3つのデメリットをご紹介します。
タイムマネジメントが難しくなる
上層から仕事を任されるサラリーマンとは異なり、副業では自身が営業マンと実務者を兼ねています。そのため、事業が軌道に乗るまでは多忙な状況が続き、本業一本で活動していたときよりもタイムマネジメントが難しくなるのです。
生活スケジュールの無駄を削り、ときに不必要な交流を断る勇気をもち、毎日の過ごし方はよりシビアになることを覚悟しなければいけません。そのうえで、本業に支障が出ないように体調やメンタルを管理しつつ、成果を求めるストイックさが求められるのです。
このような状況で過度に消耗しないためには、勢い込みやすい初期段階こそ力をセーブして「副業に取り組む時間」を習慣化することが大切。事業は短期間で成功するものではないため、継続することを最重要事項として副業に取り組みましょう。
確定申告が必要になる
確定申告が必要になる条件の1つに「副業による所得が年間20万円以上」というものがあります。
ほとんどのサラリーマンは会計処理の知識や経験が乏しいため、確定申告に手間取るケースは多々。必要な作業の具体例としては、帳簿付けのほか確定申告書や源泉徴収票の用意、控除制度の利用に応じた書類など多岐にわたります。納税を怠れば脱税行為として扱われるため、副業収入のあるサラリーマンは確定申告を避けられません。
そのような状況で活用したいのが、個人事業主の確定申告をサポートする「確定申告ソフト」です。これは、帳簿付けを簡略化してくれるパソコン用のソフトウェア。取引内容や金額を入力することで、作成に膨大な作業量が求められる「確定申告書」や「青色申告決算書」を自動で生成してくれます。
また、副業の売上が大きく伸びつつある場合は、すべての作業を「税理士」に依頼する方法もおすすめです。確定申告ソフトは、帳簿付けを効率的に進めるアイテムではあるものの、一定以上の手間と時間を要します。
その点、税理士へ依頼すれば一切の手間がかからず、副業に専念することが可能。伸び盛りの状態にあるサイドビジネスに、すべての労力と時間を費やせるため費用対効果は大きいはずです。
副業禁止の会社ではリスクがある
国家公務員法により副業が禁じられている公務員以外、サラリーマンの副業を禁止する憲法や法律はないですが、いまだに副業禁止を掲げる企業は少なくありません。
副業禁止の企業で安全に副業を始める場合は、上司を通じて経営陣から許可をもらいましょう。本業に支障が出ないことを証明し、勤務先に損害をもたらさない場合は認可される可能性があります。
なお、隠れて取り組んでいた副業が悪質だったため、懲戒解雇となったケースもあります。具体的な事例は「全基連ホームページ」にて、判例検索から体系項目別一覧へアクセスし、懲戒・懲戒解雇にある「二重就職・競業避止」を参照することで閲覧が可能。
経営陣の許可がもらえない場合は、発覚したときに処分を受ける覚悟で副業を始めるか、副業または現職のどちらかをあきらめなければいけません。どれを選択した場合も自己責任ですが、後悔を生まないよう焦らず決断しましょう。
まとめ
今回は未経験から始められる、サラリーマンに適した副業をご紹介しました。一見すると、サラリーマンが副業を始めることは難しいように思いますが、余暇時間を活かして取り組める方法はいくつかあります。
そして、副業を始めることで各人が得られる効果は、ビジネスパーソンとしてのレベルアップや、サラリーマンが抱える不安の解消などさまざま。サイドビジネスを展開するには勇気が必要ですが、一歩踏み出す勇気をもてば本業では関わることのない知識や経験に触れられるのです。
生活リズムを見直して余暇時間を捻出することから始め、事業が軌道に乗るまで継続できそうなビジネスモデルから取り組んでみてください。