目標は小金持ち!初心者は少額投資からステップアップしよう!
By Oh!Ya編集部
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近年、テレビやネットでは資産運用の必要性が問われていますが、未経験から投資を始めるのはハードルの高さを感じますよね?
しかし、世の中には1万円未満からスタートできる投資や、手間がほとんど必要無い投資など、初心者でも簡単に取り組める運用方法が数多く存在しています。
今回は「小金持ち」を目指せる、おすすめの少額投資をご紹介します。
初心者は少額投資からスタート!
投資で失敗するケースの多くは、身の丈を超える投資額を扱ったために招いたもの。多額の資金を運用すれば、それだけ損失額の上限も高くなるので注意しましょう。
ひとまず、知識・経験が身に付くまでは少額投資を続けて、徐々に運用資金を増やしていければ理想的です。
運用に手間がかからない少額投資3選
初心者が投資につまずく原因の1つとして「運用に求められる労力が大きい」という点が挙げられます。少額投資であっても時間や手間がかかり、投資家自身が消耗しては意味がありません。
この項では、ほとんど運用の手間がかからない3つの投資をご紹介します。
投資信託
投資の専門家に投資資金を預けて、株式・債券の売買を一任できる金融商品です。
投資信託は数百円で購入できて、かつ自動的にプロ目線で運用が行われるため、投資にハードルを感じる人にもおすすめ。専門家の運用成績に応じて「分配金」が振り込まれるので、資産運用の恩恵を体感できることも魅力の1つです。
銘柄選定や資産運用を自動化したい人におすすめ!
投資信託は定期積立や分配金の自動再投資に対応しています。
そのため、一度運用する投資信託さえ決めれば、あとは購入して保有資産の増加を待つのみ。運用に必要な投資家の労力が少ないため、時間の捻出が難しいサラリーマンや主婦の方におすすめです。
少額投資のなかでも特に最低必要費が安いので、家計への負担もほとんどありません。
ETF(上場投資信託)
投資信託を上場させることで、証券取引所でのリアルタイムトレードに対応させた金融商品。「売買が1日に1度」という投資信託が持つ流動性の低さを解消、証券取引所が開いているあいだは任意のタイミングで売買が可能です。
なお、定期積立や分配金の自動再投資に対応していないため、これらの設定の必要性に応じて、投資信託と使い分けることをおすすめします。
金融市場のニュースに敏感な人におすすめ!
投資信託やETFは日経平均株価やTOPIXなどの「インデックス」に連動するものが多いため、市場全体の悪材料となる情報が報道されると下落基調になるケースがあります。
このとき、投資信託はすぐに手放すことができませんが、ETFであれば即時に売却が可能。SNSの普及で最新ニュースが一瞬でシェアされる昨今、これらのニュースに敏感な人は「相場価格が下げ止まるまで手放す」という選択肢が用意されたETFがおすすめです。
REIT(不動産投資信託)
不動産投資のプロに資産を預けて売買・運用を任せる、いわば「投資信託の不動産バージョン」がREITです。
2020年代には東京五輪や大阪万博の決定により、多く訪日客が流入すると見込まれているため、国内における不動産需要の高まりに期待が寄せられつつあります。
しかし、不動産投資を始めるには多額の資金が必要であり、余剰資金の少ない人が取り組むのは困難。さらに、観光客の利用が予想される商業施設や宿泊施設は、どれも個人で扱える規模ではありません。
REITはこのようなジレンマを解消する、少額投資の1つとして注目を集めています。
少額で不動産投資を始めたい人におすすめ!
不動産投資に関心を持ちつつも、必要資金の高さから手を出せない人。住宅ではなく大型不動産に投資したいと考える人は、少額から各地の不動産を扱えるREITが最適。わずか数万~数十万円で複数の商業施設や宿泊施設、オフィスビルに分散投資ができます。
運用維持の手間も不必要であるため、労力・資金面ともに低コストで不動産を運用するならREIT一択です。
投資信託・ETF・REITの始め方
投資信託やETF、REITを始めるのであれば、低コストで売買がスムーズな「ネット証券」の利用がおすすめ。実績・評判を加味すれば、以下の3つが利用先として有力です。
上記のネット証券は業界最大手であり、各金融商品の取扱本数や手数料の安さが優れています。また、ユーザインターフェースの改善に積極的でサポートも手厚いため、投資資金の預入先として安心です。
口座開設から投資までの手順
1.各証券会社の口座開設ページに必要情報を入力 2.マイナンバーなど本人確認書類をアップロード 3.審査完了後にログインIDとパスワードが郵送されます
なお、証券会社により例外はあるものの、ほとんどの場合は以下の準備物が必要となります。
口座開設にあたり準備すべきもの |
---|
メールアドレス |
マイナンバー確認書類 |
本人確認書類(運転免許証・保険証など) |
印鑑(ゴム印ではないもの) |
銀行の口座情報が分かるもの(預金通帳・キャッシュカード) |
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少額で株式投資を始める方法3選
もともと株式投資は数千円から始められる投資手段であるものの、これは低位株(ボロ株)と呼ばれる一部銘柄の購入に限ったこと。有名企業に投資したいと考えるなら、数十万~数百万円の投資資金が必要となります。
こういった株式投資のハードルを下げる運用方法が、以下でご紹介する3つの手段。この項では、それぞれの特徴や始め方を解説していきます。
商品名称 | 最低購入単位 | 売買手数料 | 取扱銘柄数 | 株式名義 |
---|---|---|---|---|
単元未満株 | 1株 | やや高い | ほぼ全ての上場銘柄 | 投資家名義 |
るいとう | 1株未満 | 高い | 限定的 | 1株未満の場合は証券会社名義 |
One Tap BUY | 1株未満 | やや高い | 限定的 | 投資家名義(1株以上保有する国内株のみ) |
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なお、株主優待は所有権が「投資家名義」の場合、かつ「受取条件が1株以上保有」のものに限り受け取れます。
単元未満株
通常、株式は単元株数(最低取引単位)を100株、もしくは1,000株と定めている場合がほとんど。そのため、購入銘柄の単元株数が100株であれば、株価が1,000円であっても最低購入価格は10万円になるのです。
そんななか、単元未満株では単元株数を1株に設定。株式取引の初期費用をグッと抑えることで、少額資金でのスタートを容易にしました。これらを取り扱うサービスは限られていますが、以下の大手証券はそれぞれ独自の単元未満株を提供しています。
これらは、通常の株式投資で扱うほぼ全ての銘柄を売買できるものの、購入のタイミングは1日2度(ワン株は1度)に限定されています。それぞれ、前場の始値と後場の始値(ワン株は後場の始値)で約定するため、株価を見ながらリアルタイムに売買できないことに注意しましょう。
幅広い選択肢から投資先を選びたい人におすすめ!
上記の証券会社で取り扱う単元未満株は、東証1部や2部などメジャーな株式市場をはじめ、マザーズやJASDAQなど成長企業が多く含まれる市場を対象としています。
株主権も通常の株式取引と同様に与えられ、保有株式数に応じた配当金の受け取りにも対応。約定タイミングが少ないこと以外、不利な点はほとんど無いといえます。
単元未満株の始め方
単元未満株を通じて株式投資を始めるなら、先ほど紹介した証券会社のいずれかが最適。3つあるうち利用先の選択に迷う場合は、業界NO.1のユーザー数を誇るSBI証券がおすすめです。
投資信託やETFなどと口座開設のプロセスは同様。公式ページの解説に沿って、必要情報と本人確認情報をアップロードすれば、証券口座が利用可能になります。
自身が保有する銀行口座から、証券口座に投資資金を振り込めば準備は完了。
SBI証券であればトップページの「国内株式」から「単元未満株(S株)とは」を参照、マネックス証券であれば「株式(現物取引)」から「ワン株(単元未満株)」といった手順でアクセスすれば、それぞれ単元未満株の概要・購入手順を確認できます。
るいとう(株式累積投資)
るいとうは、少額積立により「1株未満」から少しずつ保有株式数を増やせる運用方法。毎月決まったタイミングで投資が行われるため「ドルコスト平均法」の効果が期待できます。
このドルコスト平均法は「買付時期の分散」により株式の取得単価が偏らず、高値掴みの可能性を軽減するという優れたリスク管理方法です。
わずかな手間で株式の長期運用を始めたい人におすすめ!
毎月の購入金額と購入日を決めるため、るいとうは一度投資をスタートすると手間がかかりません。
開始以降は、保有資産が推移していく様子を見つつ売却時を判断するだけ。自動的にドルコスト平均法による分散投資となるため、相場の価格変動を気にすることなく気長に投資できます。
そのため、余暇時間の合間を利用して、できるだけ手間をかけずに株式投資をしたい方におすすめです。
るいとうの始め方
現状、るいとうを取り扱うネット証券は「カブドットコム証券」のみ。るいとうを提供している証券会社のほとんどは店舗型です。
なお、店舗型の証券会社は手数料が割高であり、るいとうの基本である長期運用には不向き。運用コストを追求するならば、カブドットコム証券一択でしょう。
カブドットコム証券のるいとう「プレミアム積立」
プチ株を積立できる金融商品として、カブドットコム証券は「プレミアム積立」を提供しています。
スタートに必要な口座開設の手順は、投資信託や単元未満株の場合と同様。登録ページから必要情報や本人確認書類をアップロードし、後日郵送されるログイン情報をもちいて証券口座の利用を始めます。
その後、証券口座に入金をして「プレミアム積立」の項目から、積立プランや買付金額を設定すれば準備は完了です。
One Tap BUY(ワンタップバイ)
One Tap BUYは「1,000円で大企業の株主に」をキャッチフレーズに、少額投資をサポートする株式売買サービス。ソフトバンクやみずほフィナンシャルグループから出資を受けつつ、スマートフォンアプリを展開して知名度を上げてきました。
昨今、仮想通貨では「通貨取引所のハッキング」で資産が盗まれる事件もありますが、One Tap BUYでは資産を別途信託銀行へ移送。直接的な攻撃が行われても、ユーザーの資産には全く影響が無いため安心です。
株式投資をできる限り簡単に始めたい方はおすすめ!
本来であれば国内の上場企業だけでも数千に上りますが、One Tap BUYでは誰でも聞いたことのある有名企業数十社しか扱わないため、投資先選びは初心者でも簡単。仮に投資先に迷った場合は「まるごと日本株」や「まるごと米国株」と称される、広範囲を対象としたETFへの投資も可能です。
さらに、保有株式数がわずかであっても「配当金収入」を受け取れるので、少額投資であっても「運用で利益を得ている感覚」を十分に感じられます。
One Tap BUYの始め方
One Tap BUYの口座開設は、以下のどれかから始められます。
口座開設の申し込み方法 | 各リンク |
---|---|
One Tap BUY 公式ページ | WEBサイト |
One Tap BUY 日本株 | App Store Google Play |
One Tap BUY 米国株 | App Store Google Play |
※横スクロールできます。
必要情報の入力時は、名前や住所のほか、職業や投資の目的などを質問されます。大切な資産の預入先となるため、すべて正確な情報を入力しましょう。
これら一連のプロセスを完了させると、数日~数週間のあいだにログインIDとパスワードが記載された重要書類が送付されます。
なお、口座開設時はマイナンバーの情報入力をスキップできますが、実際の取引時には提出が必要。スムーズに売買を始められるよう、開設時点での入力をおすすめします。
専用口座に入金してトレードを開始
One Tap BUYのスマートフォンアプリにログイン後、各種メニュー一覧にある「お振込み」の項目へアクセス。「One Tap BUY 取引口座」に記載されている口座に、投資資金を振り込めば入金が完了します。
これだけで、株式をトレードする準備は完了。購入金額と設定した注文パスコードを入力すれば、その時点から株主になれます。
少しの利益で良いなら元本保証もおすすめ
運用資金が元値より下回る「元本割れ」を回避するなら、「元本保証」の運用方法を活用しましょう。元本保証の商品は、前述した投資手段より運用利益率は落ちますが、原則として当初の運用資金+αとなって返却されます。
この項では、一般的な元本保証の運用方法である「銀行預金」より、収益性の優れた2つの商品をご紹介します。
個人向け国債
銀行預金と同等以上の信頼性を持つ運用方法として、国が発行する個人向け国債が挙げられます。
大手銀行が普通預金の利息として0.001%に設定するなか、国債の最低保証利率は0.05%。 安全性を追求した運用方法では、随一の利回りを誇ります。
また、1年以上保有すれば、満期が訪れる前でも解約が可能。「中途換金調整額」の負担が生じるものの、元本割れすることはありません。
個人向け社債
元本保証の商品でとりわけ収益性が優れたものとして、個人向け社債は人気を集めています。
国内企業が発行する債券のなかでは、特にソフトバンクの社債が有名。2018年6月に発行された個人向け社債は年利1.57%を誇り、元本保証でありながら投資信託のパフォーマンスに迫る高利回り商品です。
社債は発行元が企業であり国債より信用が劣るものの、ソフトバンクほどの大企業が数年間で経営不振に陥るとは想像できません。満期まで利用予定の無い保有資産がある場合、社債は有力な元本保証の運用先候補になります。
国債・社債の始め方
国債や社債は証券会社や銀行にて販売されており、投資信託や単元未満株と同様にネット証券でも購入できます。
手軽に購入するなら、やはりネット証券がおすすめ。先程までに紹介したSBI証券や楽天証券、マネックス証券にて対応しており、国債の購入者を対象にキャンペーンとしてキャッシュバックを実施する場合もあります。
なお、個人向け国債は発行時期が決まっており、いつでも購入できる商品ではありません。ネット証券のサイト内で国債を購入する前に、財務省の公式ページから「最新の発行スケジュール」を確認してみてください。
一方、社債は不定期にされることが多いため、発行スケジュールを把握することが困難。ソフトバンクやSBIホールディングスなど、人気の集まる社債は対象企業の発行情報をこまめにチェックする必要があります。
まとめ
テレビやネットで取り上げられる失敗事例の多くは、初心者が本来運用に充てても良い金額を超えて投資を始めたこと。もしくは、一瞬で損失額が膨らむ「ハイリスクな金融商品」に手を出したことが原因でした。
今回ご紹介した少額投資は、このような理不尽な大損失が発生しづらい投資手段です。利益を追うよりも損失を抑えることに重点を置き、まずはコツコツと資産運用の習慣を身に付けることをおすすめします。