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成功者に学ぶ!わかりやすいソーシャルレンディングのブログ7選

By Oh!Ya編集部

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成功者に学ぶ!わかりやすいソーシャルレンディングのブログ7選

いま投資家達の間で話題になっているのが「ソーシャルレンディング」と呼ばれる投資方法です。インターネット上では、投資メディアサイトやブログなどで取り上げられていることも多く、新たな投資モデルとしての期待が集まっています。

目次

日本では2008年10月からソーシャルレンディングが立ち上がり、ここ数年の間に普及していきました。ソーシャルレンディングが始まってからまだあまり年数が経っていないこともあり、まだ若い投資方法と言えるでしょう。ようやく一般的に広く知られてくるようになり、ソーシャルレンディングに関する様々な書籍を見かけるようになってきました。

ここでは、ソーシャルレンディングについて書かれた成功者のブログを詳しくご紹介します。 また、「そもそもソーシャルレンディングとは何か」「ソーシャルレンディングの始め方」なども解説していますので、ぜひ最後までご一読ください。

ソーシャルレンディングのノウハウ丸わかり!成功者のブログまとめ

テーブルとノートパソコン

投資といえば株式やFXが有名ですが、ソーシャルレンディングは他の投資方法とは少し異なります。それは、株式やFXがハイリスク・ハイリターンであるのに対して、ソーシャルレンディングはローリスク・ミドルリターンと言われており安定した収益が見込めるからです。 特に投資の分散先を探している方にとっては、ソーシャルレンディングは比較的リスクの低い投資と言えるでしょう。

以下のソーシャルレンディング関連ブログは、投資経験を生かした成功者のブログや、投資を初めてそれほど長くはないけれどしっかりと資産運用ができている小額投資家の方などを中心に集めました。

『けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記』

けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記

・ブロガー名 中田健介(けにごろう)さん

・ブログの特徴 ソーシャルレンディングやクラウドファンディング専門のブログ。毎週2回(水・土)更新。ソーシャルレンディングごとに資産運用状況やサービス内容を比較した情報を提供しています。実際には株やFXの投資なども行っており、著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!(日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書)」などでソーシャルレンディングのビジネスモデルを推奨しています。

『30代個人事業主のソーシャルレンディングの投資実績』

30代個人事業主のソーシャルレンディングの投資実績

・ブロガー名 れんだーさん

・ブログの特徴 投資額約2,570万円からソーシャルレンディングへの投資を行っている内容のブログ。各種クラウドファンディングやソーシャルレンディングの事業者に分散して投資されており、月ごとの結果を公開しています。

『けむけむのソーシャルレンディング』

けむけむのソーシャルレンディング

・ブロガー名 けむけむさん

・ブログの特徴 投資資金8000万円で運用している方のブログ。ソーシャルレンディングなど不動産、ファンド投資を中心に関連した記事を公開しているのが特徴です。 「ソーシャルレンディングのお話」のカテゴリーでは、実際にソーシャルレンディングで投資をされている経緯や様子がリアルな体験として書かれています。

『ソーシャルレンディング投資記録』

ソーシャルレンディング投資記録

・ブロガー名 SALLOWさん

・ブログの特徴 7,500万円を投資して、月に30万円の不労所得を生み出している方のブログ。ファンドの状況を公開、月例報告やソーシャルレンディングの投資情報を提供しているのが特徴です。 「1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門」というソーシャルレンディングの書籍を出版されています。

『元銀行員のソーシャルレンディング投資実践録』

元銀行員のソーシャルレンディング投資実践録

・ブロガー名 slbkさん

・ブログの特徴 ソーシャルレンディングに加えて、投資や仮想通過を初めとした情報を主としたブログです。銀行員の経験を生かした投資方法や、ソーシャルレンディングの事業者に関する最新情報や投資状況などを公開しています。

『北西光太郎のソーシャルレンディングブログ。不労所得生活を目指して』

北西光太郎のソーシャルレンディングブログ。不労所得生活を目指して

・ブロガー名 北西光太郎さん

・ブログの特徴 ソーシャルレンディング投資初心者の方のブログ。約350万円の資金を元に資産運用の実績や事業者情報やセミナーの紹介をしているのが特徴です。 「これまでのソーシャルレンディング投資の運用実績を紹介と自己紹介」の記事で、実際に運用されているソーシャルレンディングの事業者や実績などが公開されています。

『ルナコの投資ブログ』

ルナコの投資ブログ

・ブロガー名 ルナコさん

・ブログの特徴 投資信託や株などを中心に投資実績を公開しています。その中で、ソーシャルレンディングの月間運用成績を紹介しているのが特徴です。また、決済損益や現金残高などもブログで公開されており、これからソーシャルレンディング投資を始める方にとっては非常に参考になるデータです。

投資家ブログのチェックポイント

各ブログを見るときのポイントは、投資経験や投資額、運用実績などを最初に確認することです。投資家にとって、資金力は投資方法や投資先を決定するのに重要なファクターです。

投資方法は人によって大きく異なります。ソーシャルレンディングを小額投資から始めようとする方にとっては、あまりにも投資額の多い方と同じ方法で投資するのは難しいかもしれません。ソーシャルレンディングによって得られる分配金は、投資額の大きさに比例するものだからです。

しかし投資経験が多い方のブログは、リアルな経験に基づいた根拠や他の投資家や相場の流れをよく理解しています。リスク分散の方法や、一つの事業者にどれくらいの力を入れて投資するのか、など経験者でないと知りえない情報を習得しています。

投資家のブログを見ていく中で、「この内容は自分の投資にどの程度反映させたら良いか」といったことなどを、しっかりと吟味していきましょう。

ソーシャルレンディングは分散投資が基本

分散投資というのはリスクヘッジの一環です。リスクヘッジとは、投資する際に起こり得るリスクをヘッジ(回避)する、つまり危険をできる限り低減して投資を行うことです。 分散投資として最も多いのは、投資ジャンルを変えること。「株式に投資」、「FXにも投資」、「不動産にも投資」といった具合にリスクの異なるそれぞれのジャンルに投資を行うのです。

もちろん別のジャンルだけではなく、同一ジャンル内での分散投資もあります。たとえば株式であれば、「A社に投資したらB社にも投資する」といったように、複数の企業を対象にして投資先を決めるのです。

一つの会社だけに集中して資産を投入していると、もし投資先の企業が倒産したり、急激に株価が下落したときには大きく資産を減らしてしまうからです。しかし一部だけ下落した株があったとしても、他の株価が上昇していれば、全体で最小限の資産減少に留めることができます。

このようにリスクを分散しておけば、いざという時でも落ち着いて対処することができますよね。ソーシャルレンディングの場合も同様に、分散投資を基本として投資を行うことになるのです。

投資先の事業者を分ける

プロジェクトや事業者ごとに投資先を分けて、デフォルトリスクのダメージをなるべく受けないようにします。デフォルトリスクとは、「債務不履行リスク」とも呼ばれており、事業者の財政状況悪化によって債権が回収できなくなることを指します。 ソーシャルレンディングを利用して投資をした相手が倒産してしまった場合などにデフォルト(債務不履行)が起こります。

ソーシャルレンディングでも事業者ごとに投資先を分けておきましょう。事業者が経営を破綻させることで、扱っているプロジェクト全ての配当が滞るのを防ぐためです。別の事業者にそれぞれ投資していれば、一つの事業者がダメになってもリスクとしては全投資の一部としてリスクヘッジができます。 プロジェクト単位でリスクを減らすためには、複数の事業者に登録して投資するのがベストです。

そもそもソーシャルレンディングってどんなもの?

ソーシャルビジネスマン

ソーシャルレンディングは、資金を必要とする企業と投資家をマッチング(組み合わせる)させるサービスです。企業は投資家から資金を集めて事業を行い、資金を提供してくれた人に対して利益を分配します。

ソーシャルレンディングの仕組みを理解しておこう

ソーシャルレンディングは、いわゆる「投資のマッチングサービス」のようなもの。資金を借りたい企業と貸したい人をつなぐことで企業は事業資金を確保できて、投資した人は分配金といった利益が得られる仕組みです。

人材派遣の仕組みと似ています。人材派遣会社のサイトは「雇用主と仕事を希望する人」のマッチングサービスです。そして、ソーシャルレンディングは「事業をする企業と投資家」のマッチングサービスとなります。

マッチングした後に、投資家は資金をソーシャルレンディングの事業者を介して借りたい企業に投資します。企業のプロジェクト一つに対して、複数の投資家からお金を集めるクラウドファンディング型の投資です。

ソーシャルレンディングが融資型クラウドファンディングと呼ばれる理由

クラウドファンディングというのは、ある活動や目的のために資金投資を呼びかけて複数の個人からお金を集め、事業や活動を行う仕組みのことです。成果が上がれば、その事業に関連した物資などが支給されます。

具体例として、会計ツールを企業で開発するとします。事業資金のためにクラウドファンディングを利用して投資(寄付)を募りました。事業は無事成功し、完成したツールが投資家にも利用できるようになりました(または、投資した人に配られました)。 細かい部分や返礼のところは実際と少し異なりますが、クラウドファンディングのイメージとしてはこのような感じです。

クラウドファンディングは、不特定多数の人(投資家)がプロジェクトに対して見返りを期待して資金提供するサービス。これに対し、ソーシャルレンディングは、「お金を貸したい人(投資家)」と「借りたい企業」のマッチングをするという部分が異なります。

投資家は企業に資金を貸して投資を行うことで、利率に合わせた利益を最終的に「分配金」としてお金で受け取れるのです。両者が決定的に違うというよりも、ソーシャルレンディングは、クラウドファンディングの形態の一部と見ることができるでしょう。

どうしてソーシャルレンディングが普及してきた?

ソーシャルレンディングが人々に認知されるようになり、普及してきた理由の一つに日本の投資事情があります。まず前提として、日本で広く知られた投資方法は一般的な定期預金、不動産投資による資産運用、株式投資、FXなどです。

そして、投資したいと考えている人にとって日本の投資は「ローリスク・ローリターン」か「ハイリスク・ハイリターン」、「ハイリスク・ミドルリターン」、もしくは「ミドルリスク・ミドルリターン」がほとんど。 つまり、高いリスクを負えば高い「ハイ/ミドルリターン」となり、低いリスクに抑えれば、「ローリターン」にしかなりません。

そのため、ソーシャルレンディングのような短期・中期的に配分されるリスクの少ない投資(ローリスク・ミドルリターン)はかなり希少でした。投資できる資金が少ない投資家にとってソーシャルレンディングは魅力的な商品に映ったのです。

特に日本では、本来このポジションを得ていたはずの定期預金が、デフレやゼロ金利政策の影響で「ほとんどリターンにならない」という理由もありました。 実質的に預金は投資ではなく、「投資とは別の何か」になってしまったのです。預金の利率の低さがネックになった投資家たちの投資方法としてソーシャルレンディングが台頭してきたのです。

ハイリスクを敬遠する投資家もソーシャルレンディングへ

一般家庭でよくあるのは、預金もある程度しっかりしていて、保険も満足いくものに入っている。でも投資としては弱く、老後やいざというときの資金源にはなり得ない。なんとか投資方法を探しては見るものの、小額で継続的に投資できるこれと言った方法はない。 すなわち、預金はいくらかあるけれど投資にはつながっていない。そんな方たちから注目されはじめたのがソーシャルレンディングだったというわけです。

また、投資のハイリスクを嫌った人たちが投資先としてソーシャルレンディングを選んだ、という理由もあります。リスク分散として、資金の一部をソーシャルレンディングに投入した投資家が多くいました。 いち早く新しいトレンドを見つけて、ソーシャルレンディングという場で投資の成功を収めた人たちに続いて「自分も投資しよう」と動いたのです。

ソーシャルレンディングは儲かるのか?

戸建て3軒

投資は、利益を生み出して初めて成功といえます。しかし、株やFXで失敗した方の体験談や噂を聞いて、投資に消極的になる方も少なくありません。 特に気になるのは「ちゃんとしたリターンがあるのか」あるならば「どのくらいが見込めるのか」という点ではないでしょうか。

ここでは、そもそも「ソーシャルレンディングは投資として儲かるのか」をポイントとして詳しく解説いたします。

利回り

投資で儲けるために必要なのは、配当の大きさです。投資した資金の額から、利率に応じて分配されます。資金が大きければその分の配当も大きくなりますが、それだけでは潤沢に資金がある投資家の独壇場になってしまいます。なぜならば、投資資金が大きければ利益の金額は大きくて当然だからです。

こうした投資家の有利・不利が資産力であるのは事実ですが、ソーシャルレンディングはそれによらない利益を得られる投資です。

そして、資金の多さに加えて、もう一つ投資で利益を得る方法があります。それは利回りです。ソーシャルレンディングの場合、投資資金に対する利率と利子分を含めた利益配分をまとめて利回りと呼んでいます。利回りは現状でだいたい5~8%、プロジェクトによっては10%を超えるものも。 定期預金や外貨取引と比べても儲けが大きいと言えるでしょう。

株やFXのようなレバレッジ効果は無い

ただし、FXのようにレバレッジ(他人資本を使って資金を数倍にして取引すること)によって投資資金そのものを大きくできるわけではないので、儲けは投資額で決まります。

リスクが低いので長期的な投資にも向いており、小額投資によるFXの損益(失敗も含めた利回り)を考えると、ソーシャルレンディングの方が確実性が高いのです。年間利回りも高くなる可能性があります。

FXのリスクとして、収益が安定しない理由は流動性がかなり高い投資方法だからです。レバレッジについて先ほど触れたように、売り買いが激しく起こり、ちょっとしたきっかけで大きく値が下落もすれば上昇もします。 取引の中で元本そのものを減らしたり、マイナスになることがあります。

株式投資では、現物取引をしている限りマイナスはありませんが、FXにはありえることです。ソーシャルレンディングは、投資額を変更することができないのでレバレッジはありません。そのため、マイナスになることもないのです。

分配金

分配金とは、ソーシャルレンディングに投資したときに戻ってくるお金(配当)のこと。分配金は、元本とは別で戻ってくるお金なので、分配する利率にあわせた金額になります。

たとえば1万円を投資して1,000円が配当された場合。税を引いた700円(目安)が実質の分配金です。分配金は必ずしも想定された金額で戻ってくるわけではありません。 配当の際に所得税が源泉徴収されているので、例示したように配当から税を差し引いたものが正確な分配金となります。

少額から投資可能

ソーシャルレンディングは、株式投資や不動産投資のように多くの資産を必要とせずに投資が可能です。 投資経験がほとんど無い人であれば、1回につき最低1万円の投資をすることもできます。ほとんどのソーシャルレンディングによるプロジェクトは、1~3万円を1口としているので、試しに投資をしてみるというスタンスで参加することができるのです。

資金が少ないけど投資をしたいサラリーマンの方や、主婦の方など、普段は投資家でない人も気軽に参加できるのが大きなメリットですね。

ソーシャルレンディングをする際の注意点

注意するビジネスマン

ソーシャルレンディングには、利回りや小額投資など、さまざまなメリットがあることをお伝えしました。しかしメリットばかりではなく、デメリットもあります。 そこで、「どのようなデメリットがあるのか」「どんなことに注意した方が良いのか」を見ていきましょう

貸し倒れリスクがある

デメリットの一つとして、「貸し倒れリスク」と呼ばれるものがあります。 貸し倒れというのは、貸したまま返してもらえない、すなわち投資家に分配金が入らないだけではなく元本が戻ってこないことを指します。

リスクが低い投資のはずが、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。 実は、ソーシャルレンディング全体では投資として安定しています。期間が来ればきちんと配当が行われますし、分配金も入ります。利回りも高く、投資した金額に対して他の投資よりも旨みがあります。

しかし、全体ではそうでもプロジェクト単位や業者単位では、事業不振で財政悪化や倒産によるリスクがなくなったわけではありません。この辺が預金とは全く違う(同じレベルで比較できない)理由です。 預金には保証が充当される「預金保険制度」があり、一定金額までの保証が原則的に行われます。銀行から少しずつ資金を回収し、倒産したときに日本銀行が保証を行うのです。投資でいえば、投資家のリスクに対する保証制度のようなもの。

このように、ソーシャルレンディングは投資先の事業者を間違えると、貸し倒れが起こることがあります。このようなリスクのことを「デフォルトリスク」と呼んでいます。

途中解約できないものや資金制約がある

ソーシャルレンディングは、投資先ごとに事業者があり、投資している間のルールも事業者ごとに違います。 ほとんどの場合、融資期間は決められた満期が来るまで解約できません。一部の事業者では、投資の途中解約や他への譲渡ができるところもあります。

こういった規約や制限は事前に把握しておくと良いでしょう。きちんと確認しておかないと、いざというときに資金を戻して欲しいと思っても元本を回収することができません。

具体的な投資先が不明

さらにソーシャルレンディングのデメリットの一つは、投資先が不明なことです。どんな企業の、どういった人のいるところに投資をしたのかは、外からでは全く分からなくなっています。

そのため、具体的な情報が開示されず、投資先を信頼できない投資家も多くいます。情報として分かるのは主にプロジェクト内容(エネルギー開発、太陽光発電など)や利回り、期間(満期までの時間)などです。投資先の具体的な会社名や住所等はわかりません。

リーマンショック事件と同じ轍をふまないためには

これに近いのは、金融商品を提供していた、リーマンショックが挙げられます。リーマンショックは、世界的にも有名になったので名前だけは知っている方もいることでしょう。

アメリカのリーマン・ブラザーズ・ホールディングスという会社が経営破たんしたことをきっかけに起こった世界金融恐慌のことです。 なぜ一つの会社が破綻しただけでこれほど世界に影響を与えたかといえば、サブプライムローンと呼ばれる手法を使ったから。サブプライムローンは、住宅ローンなど与信の対象を、低所得や回収の見込みが薄い人に資金を貸し与え、その債権をリスク分散して金融商品に混ぜて高い評価AAA(トリプルエー)を付けて世界に流していました。

しかし、「リスクが低く収益が高い」と判断した投資家たちは、世界中でこの金融商品を購入。日本の投資家も例外ではありません。軒並み、企業や各経営法人が手を出していたため、多くの方が痛手をこうむったというものです。

何より怖いのは、その金融商品の中にどれくらいのリスクが潜んでいたのか、複数の商品が入り込んでいて分からなかったことです。すでに世界に広がっていたことで、金融商品にも影響を与え、景気の低迷に拍車をかけるなど連鎖的に負のスパイラルに突入したのがリーマンショックという事件です。

ソーシャルレンディングでは、2018年に「みんなのクレジット」が債権譲渡によって破綻しています。行政処分を何度か受けていて、悪徳な手法を用いて内部で資金流用を行っていることまで発覚してしまったので有名になりました。ここからわかるのは、ソーシャルレンディングは途中で資金を手元に戻すことができないデメリットがあることです。

ソーシャルレンディングを行う際には、まず信頼できる事業者かどうかを確認しておきましょう。

ソーシャルレンディングを始めるには

ソーシャルレンディングを行っている事業者にはいくつかあります。 有名なのは、「maneo」や「SBIソーシャルレンディング」で初期の段階からこの事業を行っています。「AQUSH」もその一つでしたが、すでにソーシャルレンディングからは撤退をしています。 その他の事業者は以下の通りです。

  • 「クラウドバンク」
  • 「OwnersBook」(不動産担保ローン主体)
  • 「クラウドクレジット」
  • 「ラッキーバンク」(こちらも不動産に特化)
  • 「アメリカのガイアファンディング」
  • 「クラウドリース」(動産設備向け)
  • 「グリーンインフラレンディング」(エネルギー関連が主力)
  • 「スマートエクイティ」

2010年前半に登場した事業者に加えて、2015年以降に参入した事業者などが多数あります。

次に、ソーシャルレンディングを始めるための流れを解説します。今回は、日本でソーシャルレンディングを始めた事業者であるmaneoを例に簡単な3つの流れを見てみましょう。

1.ソーシャルレンディングのための投資口座開設

投資家として個人情報をmaneo(事業者)に登録します。いわゆる会員登録に近い扱いです。 名前やメールアドレス、適合性の確認では、収入源や年収、金融資産を聞かれます。投資経験や投資目的を入力していき、投資家の情報を詳しく入力。 住所や生年月日、電話番号などをここで入力することになります。勤務先や振込みの口座情報を順に入力し、最後に必要書類をアップして提出。

後日、住所に書類が送付され、審査を通過すると本登録が完了します。そこで各IDを入力してログイン。承認の連絡が届けば、正式にmaneoで投資ができるようになります。

2.投資資金を入金する

投資口座開設ができたら、あとは必要な資金を入金します。 入金の注意としては、生活資金や預金全額といったような、失って困る資金を投資しないことです。 あくまでも運用益を得るための方法を探るものとして始めて、慣れてきたら大きい金額を投資するようにしましょう。

3.案件に投資を開始

入金ができたら、早速投資を開始することができます。ソーシャルレンディングによる複数の投資先があるので、詳細を確認しながら投資先を決めましょう。

大まかな流れを紹介しましたが、重要なのは講座を開設してどのプロジェクトに投資するかよりも、「どの事業者で口座を開設して投資をするか」です。

事業者がしっかりとしたところを選び、設立されてから時間が経っていて、行政処分などをうけていないところをできるだけ選択しましょう。新規の事業者は、まだ投資家たちの信用を集めていない場合もあるので、経営が傾く可能性もあります。

ソーシャルレンディングの未来は?

ソーシャルレンディング自体はまだ始まって日が浅い投資方法です。 いろいろと改善すべき点は残っていますが、ようやく認知度が高まり投資家たちが集まりだしたところです。 投資のビジネスモデルとしてネットを介して十分に発展していく可能性があるため、今後の成長も期待できるサービスです。

今後の成長性や可能性について

改善点や問題は具体的にどのようなものでしょうか? 特に、いまのところ多いリスクとしては破綻(デフォルト)リスクや一部詐欺事案といった問題を抱えてはいますが、事業が熟成していくことで安全性が増し、さまざまな情報が投資家にもたらされます。

投資において少なからずリスクは存在するので、現在の問題が必ずしも投資を遠ざける理由にはなりません。というのも、リスクの無い投資は満足のいくリターンを得ることが極端に難しいからです。

ソーシャルレンディングがまだ未熟な段階である理由は、リスク部分が両極端だからとも言えます。普通に投資していればリターンを得ることは難しくない方法です。 しかし、底辺にあるリスクとして、最悪のケースが一度起こるとデフォルトリスクや分配金変動リスクを回避しにくいことにあります。

今後の成長から、いかにしてデフォルトリスクから投資家を守っていく体制を構築できるか、安心して投資家がプロジェクトに投資できる環境を作っていくか、などにかかっています。先行投資家や成功者が正しい情報を発信して、それを受け取る側にもしっかりとした知識があるとさらに良いでしょう。

まとめ

ソーシャルレンディングの特徴や実際の申し込み手順を紹介してきました。 成功した方のブログを読んでいくことで、「実際に儲かる投資方法なのか」「どんな投資の仕方をすれば良いか」などが確認できるようになっています。

投資モデルとしての可能性は大きいですが、ソーシャルレンディングという投資の裏に潜んだリスクや危険性についてもしっかりと理解しておくことが大切です。

ソーシャルレンディングは小額から始められる新しい投資方法です。経験者のブログからリアルな投資事情を知ったうえで、試しに1万円から始めてみてはいかがでしょうか。

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