ポイント投資が攻略しやすいって本当?3つの理由を解説
By Oh!Ya編集部
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ポイント投資とは、買い物やキャンペーンによって獲得したポイントを直接運用する、もしくはポイントを使って投資信託を購入するサービスのことです。現金を使わずに資産運用をスタートできることから、ハードルの低い投資方法として人気を集めています。
今回は、ポイント投資の攻略方法について解説していきます。
目次
「ポイント投資は攻略しやすい」ってどういうこと?
ポイント投資は、数ある投資の中でも攻略しやすい部類に入ります。
ここでは、ポイント投資が攻略しやすい理由について解説していきます。
投資初心者でも仕組みが分かりやすい
ポイント投資の仕組みは、投資の初心者でもわかりやすい仕組みとなっています。投資先の選択肢が少数に絞られており、投資に明るくない方でも選びやすい仕様となっているからです。
例えば、メジャーな投資方法である「株式投資」の場合、投資先として選択できる銘柄は数百種類を超えます。これでは、知識のない初心者にとって、どれを選んでいいか分からないでしょう。
しかし、ポイント運用であれば「許容できるリスク」と「希望するリターン」を選択するだけで、投資を始められます。このように、選択肢が少なくシンプルな仕組みであるため、ルールを把握しやすく攻略方法の理解も容易なのです。
ポイントなので投資に対するプレッシャーが少ない
ポイント投資で利用するのはポイントのみで、現金の投入を強制されることはありません。このため、一般的な投資方法と比較して、投資に対するプレッシャーが軽減されています。
人間は、極度に損失を気にする生き物です。例えば、10万円を得たことよりも10万円を失ったことの方が、より記憶や印象に残りやすいといわれています。そのため、慣れてない段階で現金を使った投資をすると、必要以上に損失を怖がり冷静な判断ができなくなるのです。
買い物やキャンペーンによって得たポイントであれば、損失が発生しても現金ほどは気にならない可能性が高いです。まずは、ポイントを投資で経験を積んでから現金での投資を始めると良いでしょう。
攻略方法を考察しているサイトが多い
ポイント投資は、攻略方法や運用方法を提案しているサイトが数多く存在します。投資の初心者は、攻略サイトを見ながら始めることで、経験の浅いうちから成果を出すことも可能です。
ポイント投資の攻略サイトは、投資の初心者を読者のターゲットにしているため、読みやすく作られているものが数多くあります。また、投資にありがちな「難しい専門用語」も登場しません。そのため、全く投資をしたことがない方でも理解しやすい内容となっています。
ただし、インターネットでポイント投資の攻略法を検索したときに表示される「ドコモのポイント投資の裏技」は、現在は利用できないため注意しましょう。
ポイント投資を始めるならドコモ・楽天のどちらかがおすすめ
数あるポイント投資の中でも、特におすすめなのは、ドコモもしくは楽天のポイント投資です。その理由は以下の2つです。
- ポイントが獲得しやすい
- 投資先の選択肢が初心者でも選びやすい
ここでは、ドコモと楽天それぞれのポイント投資の特徴について、詳しく解説していきます。
ドコモのポイント投資の特徴
ドコモのポイント投資は、ドコモの通信回線の利用やドコモのクレジットカードの決済などで入手できる「dポイント」を利用します。このdポイントを、運用ポイントに変換することで、擬似的な投資を体験できるサービスです。
交換した運用ポイントは、以下の2つのうちどちらかを選択して運用していきます。
おまかせ運用
おまかせ運用は、以下の2つのコースから選択できます。
- アクティブコース:リスクを取って積極的にリターンを狙う
- バランスコース:リスクを抑えつつ安定したリターンを狙う
テーマ運用
テーマ運用は、以下の5つのテーマから投資先を選択できます。
- 日経225:日経平均株価を構成している企業
- 新興国:新興国で成長が目覚ましい企業
- コミュニケーション:SNS・通信サービスなどの企業
- 生活必需品:生活必需品メーカー・小売業などの企業
- ヘルスケア:医療薬品開発・バイオテクノロジーなどの企業
このように、どれくらいのリターンを狙いたいかだけではなく、興味のある国や業界に投資できる点が特徴的です。
100ポイント(100円相当)という小さな単位から投資を始められるほか、dポイントを運用ポイントに交換すると、有効期限にカウントされないという意外なメリットもあります。
dポイントは、4年(48ヶ月)で期限が切れてしまうため、期限が切れそうなdポイントを運用ポイントに交換しておくことで、ポイントの消失を防ぐことができるのです。
楽天ポイント投資の特徴
楽天ポイント投資は、楽天が展開するサービスの利用時に付与される「楽天スーパーポイント」を使って、投資信託を購入できるサービスです。ドコモのポイント投資とは異なり、ポイントは現金と同様に扱われる仕様で、投資の自由度は格段にこちらが勝っています。
ほぼ実際の投資と同じであり、購入した投資信託は証券口座で運用することとなるため、利用するには楽天証券の口座開設の手続きが不可欠。
口座開設の方法を含む、投資信託の基礎知識は「4ステップで出来る!投資信託の始め方と選定方法を徹底解説」でも解説しているため、こちらもご参照ください。
なお、類似サービスとして「ポイント運用」が存在するものの、こちらは現金に換えられずポイント投資より優れている点はないに等しいため、あえて選ぶ理由はないでしょう。
ドコモのポイント投資を攻略する方法
ドコモのポイント投資を攻略するには、いかに効率的にdポイント獲得できるかが重要です。
また、ポイントの投資先も自分に合った適切なものを選択しなければなりません。
それでは、具体的にドコモのポイント投資の攻略方法について解説していきます。
効率的にdポイントを貯めるテクニック
効率的にdポイントを貯めるには、以下の4つのテクニックが有効です。
- 「dカード」や「dカードゴールド」 を利用する
- dポイント加盟店でお買い物をする
- Pontaなどのポイントと交換する
- THEO+docomoを利用する
「dカード」や「dカードゴールド」を利用して、dポイント加盟店でお買い物をすることによって、相乗効果でポイントが貯まっていきます。特にdカードゴールドを持っていると、ドコモの通信料金1,000円につき100ポイント貯めることができ、ポイントを貯める効率性をアップできます。
THEO+docomoは、AIを使った本格的な投資サービス。保有している残高に応じてポイントがもらえる仕組みであるため、受け取ったポイントをさらにポイント投資に充てることができます。保有している残高に応じてdポイントが付与されるため、付与されたポイントでさらにポイント投資を楽しむことができるのです。
ドコモのポイント投資でおすすめの投資先
ドコモのポイント投資は、自分の投資に対する経験に応じてコースを変更するのがおすすめです。
投資の経験が全くない人は、おまかせコースから始めましょう。おまかせコースであれば、どれだけのリターンを狙いたいかだけで運用先を決められます。
そして、投資に慣れてきたらテーマ投資に挑戦し、5つの中から投資先を選んでみましょう。今後伸びそうな業界や注目している銘柄を選ぶことで、投資本来の楽しみを体験できます。
【注意】従来あった裏技による攻略はできない
ドコモのポイント投資は、運用ポイントに連動している金融商品の値動きを観察することで、ポイントの変動が予想できるという裏技が存在しました。現在は、2019年6月の内容改訂によって、この裏技は利用できなくなっています。
しかし、裏技ができなくなったからといって、ドコモのポイント投資の魅力が下がったわけではありません。そもそも、値動きが確実に読める方法など、投資の世界では存在しないのです。
内容改定によって、テーマ運用が追加されたことにより「自分の注目しているところに投資する」という、本来の投資に近い体験ができる内容に進化したと言えるでしょう。
楽天のポイント投資で攻略する方法
楽天のポイント投資を攻略する際も、楽天スーパーポイントを効率よく獲得することで、多くのポイントを運用に廻して、高いリターンを狙えるようになります。
また、楽天のポイント投資は実際に投資信託を購入できるため、ここではおすすめの投資信託についても紹介していきます。
効率的に楽天ポイントを貯めるテクニック
効率的に楽天ポイントを貯めるためには、楽天経済圏を利用するのがおすすめです。楽天経済圏とは、以下のような楽天サービスのことをいいます。
- 楽天市場
- 楽天カード
- 楽天銀行
- 楽天証券
- 楽天でんき
- 楽天モバイルなど
このように”楽天”と名のついたサービスを利用すると、料金を支払うごとにポイントをたくさん獲得できます。ポイントの貯まり方においては、右に出るサービスは他にありません。
なお、関連サービスによる、楽天スーパーポイントの獲得プログラム(通称:SPU)は不定期で変更されるため、定期的に公式ページを確認することをおすすめします。まだ利用していないサービスがあれば、利用を検討してみると良いでしょう。
楽天のポイント投資を始めるまえに「NISA口座」を開設しよう
楽天のポイント投資は、実際に証券口座を開設して投資信託を運用します。このとき、証券口座のユーザーは、「つみたてNISA」と呼ばれる非課税制度を利用できます。
楽天の証券口座を開設する際、同時につみたてNISAの利用開始に関する案内があるため、ぜひ利用しましょう。
NISA口座の開設で利用できる「つみたてNISA」とは?
つみたてNISAとは、年間40万円までの投資額に対して、最大20年のあいだ運用益への税金がかからなくなる制度です。通常、金融商品の売買で利益を得ると、約20%の税金が課せられます。
しかし、つみたてNISAを利用して投資をすると、通常ならば約20%課せられる税金が非課税となり、運用の利益を全て自分の収入にできるのです。また、つみたてNISAで選べる投資商品は「厳しい審査を通過した投資商品」に絞られるため、経験の浅い人でも投資先の選定を失敗する心配がありません。
どのような投資先を選べば良いの?
つみたてNISAで購入する商品は、購入手数料がかからない「ノーロードの投資信託」のうち、できるだけ信託報酬が低いものを選びましょう。
信託報酬は、簡単にいえば「維持コスト」のこと。投資信託は、運用のプロが投資家に代わって、株式や債券に投資をしてくれる金融商品です。このとき、プロに運用を任せる代わりに、必要経費として「信託報酬」という維持コストが発生します。
運用で利益が発生しても、信託報酬が高ければ利益が減ってしまいます。つまり、信託報酬が低いものを選ぶことで、より多くの運用益を自分のものにできるのです。
楽天のポイント投資で購入できる投資信託のうち、過去実績が優れており信託報酬が低いものは次の3つです。
これらは、過去に堅調な価格上昇を見せてきた、アメリカの市場を中心に先進国へ投資するものです。いわゆる「定番」と呼ばれる投資先で、失敗が少ないと考えられているため、特別なこだわりがなければ最初は3つのうちどれかをおすすめします。
本格的な資産運用をするなら現金での投資がおすすめ
ポイント投資はあくまで、投資の経験がない人や投資経験の浅い人に投資を身近に感じてもらうためのサービスです。本格的に投資をするには向いていません。基本的に現金での運用ができないことに加えて、投資できるポイントも限られているからです。
そこで、投資に慣れていないうちは攻略法を駆使してポイント投資を行い、マネーリテラシーや金銭管理能力が育まれてきたら、現金を用いた本格的な投資にチャレンジしてみましょう。
まとめ
ポイント投資は、少額から運用できるため参入ハードルが低く、投資先の選定も難しくありません。数百種類もの銘柄から、複雑なチャートを分析して投資先を洗い出すような、難しいイメージとは全く異なるものだといえます。
「簡単なら始めてみたい」と考えている方は、投資先の選定が大幅に簡略化されたドコモのポイント投資、楽天サービスの利用で容易にポイントを貯められる楽天のポイント投資から、登録して利用してみてください。