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ドコモのポイント投資はもう予想ができない!?それでも利用すべき?

By Oh!Ya編集部

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ドコモのポイント投資はもう予想ができない!?それでも利用すべき?

投資にはリスクがあるため、利益だけでなく損失が発生する可能性もあります。できることなら、上がるタイミングを予想して高い確率で利益を上げていきたいですよね?

ドコモのポイント投資は、このような期待に応える「結果が予測できる投資」として知られていました。

今回は、ドコモのポイント投資の現状と魅力について解説していきます。

予想することが不可能になったドコモのポイント投資

選択 ドコモのポイント投資は、dポイントを実際の金融商品の値動きに連動する「運用ポイント」に交換することで、投資が擬似的に楽しめるサービスです。以前は、運用ポイントが上昇するタイミングが予測できたため、高い確率でポイントを増やせました。

しかし、2019年6月の内容変更によって、ポイントを上昇するタイミングを予測できなくなっています。ここでは、どのような仕組みで予想が可能だったのか、なぜ予測できなくなったのかについて解説します。

ドコモのポイント投資の「予想」とは何だったの?

ドコモのポイント投資で予想ができた理由は、以下の2つの仕組みがあったからです。

前日の金融商品の値動きが、当日17時に運用ポイントへ反映される dポイントから運用ポイントへ、いつでもリアルタイムに変換可能

運用ポイントは、株式会社お金のデザインの「THEOグロース・AIファンド(世界の株式中心)」と「THEOインカム・AIファンド(世界の債券中心)」の価格に連動しています。これらの運用成績がプラスであれば、翌日の17時に運用ポイントが上昇し、マイナスであれば下がる仕組みです。

つまり、連動している2つのファンドの運用成績をチェックして、プラスであれば次の日の17時までに運用ポイントに交換することで、ほぼ確実に運用ポイントを増やすことができたのです。

逆に運用成績がマイナスであれば、運用ポイントを引き出すことで、損失の発生も回避できました。実際の投資においてはあり得ないことですが、ドコモのポイント投資ではこのような投資が可能だったのです。

ポイント投資の予想が出来なくなった理由

ポイント投資を予測するテクニックは、2019年6月にポイント投資の内容が改定されたことにより使用できなくなりました。予想ができなくなった最大の要因は、変換したdポイントが運用ポイントに反映されるタイミングがリアルタイムでなくなったことです。

当日の14時までにdポイントを運用ポイントに追加・引出等の注文をした分に関しては、その日の18時ごろにまとめて運用ポイントに反映される仕様に変更されました。

一方で前日の運用成績が運用ポイントに反映されるのは、当日の17時に変わりありません。そのため、前日の運用成績をチェックして17時までに運用ポイントを追加しても、18時までポイントに反映されないため、追加したポイントは運用成績の影響を受けなくなったのです。

前日の運用成績を確認してポイントを追加した場合、追加したポイントに運用成績が反映されるのは、翌々日の17時。間の1日で相場は変動するため、ポイントの上下を正確に予想することが不可能となりました。

システム変更以外にはテーマ別投資が追加された

2019年の内容変更で大きく変更されたポイントは、自分が投資したい国や業界を選んで投資する「テーマ運用」が追加されたことです。

これまで、ドコモのポイント投資で選択できたのは「おまかせ運用」のみでした。おまかせ運用で選べる投資先は、リスクを取りつつ高いリターンを狙う「アクティブコース」か、リスクを抑えて安定したリターンを狙う「バランスコース」から選ぶ仕様だったため、合計2つの選択肢しかありませんでした。

テーマ運用が追加されたことで投資先が5つ増え、最大7つの選択肢から好きな投資先を選べるようになりました。

ドコモのポイント投資はより「投資のおもしろさ」を体感できるよう変化した

操作 ドコモのポイント投資は、内容変更により魅力が低下したように感じた方もいるかもしれません。確かに、ポイントをほぼ確実に増やせるテクニックが使えなくなりました。しかし、テーマ運用の追加により、投資本来の面白さを感じられるようになったのです。

それでは、投資に備わっている「本来のおもしろさ」とは何でしょうか?

これまでのポイント投資になかった「投資のおもしろさ」とは?

投資は、本来「自分の知識や経験を元に投資先を選定する」というおもしろさがあります。自身がさまざまな投資対象を分析して、将来性を信じる投資先が大きな利益をもたらしてくれた瞬間は、得もいわれぬ達成感に包まれるものです。

そもそも投資の世界で、価値が上下するタイミングを正確に読めるものは存在しましせん。ドコモのポイント投資で相場を予想しポイントを増やせても、その技術は他の投資には活かせないのです。

前述したように、投資とは「ここの業界が今後伸びていきそうだ」「これからこの国が発展していくだろう」という考えをもって投資し、実際に結果が出ることで楽しさやりがいを感じるもの。改定前のドコモのポイント投資のように、上昇するタイミングが確実に分かってから行う投資では、投資本来のおもしろさを実感できません。

そういった意味では、あえて投資結果の予想ができるシステムを廃して、テーマ投資を追加し本来の投資に近づけたことで、より面白みを感じるサービスに進化したといえるでしょう。

THEO+docomoを利用すれば投資はさらに楽しくなる

THEO+docomoとは、人工知能(AI)を活用した本格的な投資サービスで、「株式会社お金のデザイン」とドコモが提供しています。ドコモのポイント投資では、dポイントしか運用できませんが、THEO+docomoであれば現金の運用が可能です。

運用先は、5つの質問に答えるだけで228通りの運用プランから最適なプランを選択してくれる仕組み。もちろん自分で投資先をカスタマイズできるため、投資の面白さを体感できるサービスとなっています。

さらに、THEO+docomoに預けている資産残高に応じて、dポイントが毎月付与される仕組みです。付与されたdポイントをポイント投資に再投資することで、さらにポイント投資を楽しむこともできます。

現時点でドコモのポイント投資が持つ4つの魅力は?

チャート 内容変更によりポイントの予想ができなくなったからといって、ドコモのポイント投資が持つ「投資初心者でも気軽に始めやすい」という魅力がなくなったわけではありません。

この項では、現時点でドコモのポイント投資が持っている、4つの魅力について解説していきます。

メリット1.投資初心者でも簡単に始められる

ドコモのポイント投資は、現金ではなくdポイントを使って投資をするため、初心者でも気軽に始めることができます。ポイントを使って投資すると、たとえ損失が発生しても、現金が減った時に比べて精神的なダメージも少なくて済むでしょう。

メリット2.少ないポイントから手軽にスタートできる

ドコモのポイント投資に必要なdポイントは、最低100ポイントです。メジャーな投資である株式投資のように、数万円や数十万円の現金は必要ありません。

多額の資金を用意しなければ、スタートラインにすら立てないと考えている人にとって、ハードルを大きく下げてくれるサービスだといえるでしょう。

メリット3.ポイント投資に手数料はかからない

ドコモのポイントを通して運用を始める際には、手数料としてポイントが徴収されることなく無料で始められます。株式投資の場合、取得するために手数料が必要な場合がありますが、ドコモのポイント投資ではこのような手数料は支払わなくて良いのです。

一回の手数料がたとえ数百円だったとしても、回数を重ねれば大きな金額になるため、コストカットの意識が強い投資家にとっては非常に嬉しいポイントです。

メリット4.dポイントを運用ポイントに変換すれば有効期限がなくなる

dポイントには有効期限があり、付与されてから4年(48ヶ月)以内に使用しないと消滅してしまいます。しかし、dポイントを運用ポイントに変換しておくと、有効期限にカウントされないため、知らないうちに消滅してしまう心配はありません。 ##ドコモのポイント投資に新しく追加された「テーマ運用」とは チャート 最後に、ドコモのポイント投資に追加された「テーマ運用」について詳しく解説していきます。

テーマ運用でポイントを運用することで、さらに投資の楽しさを実感できますが、注意点もあるため確認してから始めましょう。

5つのテーマから投資先を選んで運用する

テーマ運用では、以下の5つのテーマから自分の好きなものを選んで投資していきます。

テーマ連動するETFが投資対象としている株式(対応ETF名)
日経225日経平均株価を構成している企業(野村インデックスファンド・日経225)
新興国新興国で成長が目覚ましい企業(iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETF )
コミュニケーションSNS・通信サービスなどの企業(iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF)
生活必需品生活必需品メーカー・小売業などの企業(iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF )
ヘルスケア医療薬品開発・バイオテクノロジーなどの企業(iシェアーズ グローバル・ヘルスケア ETF)

上記5つのテーマに対応した、ETF(上場投資信託)に連動してポイントが毎日変動する仕組みです。

テーマ運用は「dポイントクラブアプリ」もしくは「dポイントクラブサイト」からドコモのポイント投資サイトにアクセスして、テーマ運用のページにて自分の好きなテーマを選択し、dポイントを運用ポイントに交換すると始めることができます。

テーマ運用でより投資がおもしろくなる理由

テーマ運用が追加されたことで、自分が興味や関心のある国や業界を選んで投資できるようになったため、投資の楽しさがより実感できる仕様になっています。

これまで、ドコモのポイント投資では、アクティブコースとバランスコースの2つしか選択できませんでした。この2つのコースは、何が原因で価格が上下したか分かりづらく、投資のおもしろさを実感するには、少し物足りない仕様だったのです。

テーマ運用を利用することで、日本企業を応援したい場合は「日経225」、医療業界がこれから伸びると感じるのであれば「ヘルスケア」を選択できるため、自らの判断で投資をしている感覚が得られます。

ETFとは異なり「分配金」がない点に注意しよう

テーマ運用を利用して投資ができるETFには、分配金という仕組みがあります。これは、株式配当金のように、証券を保有する株主に運用元が利益を還元するものです。

ドコモのテーマ運用を通じてETFに投資すると、分配金を受け取れないため注意してください。さらに、テーマ運用では分配金を設定しているETFにしており、分配金の構造上「権利落ち」と呼ばれる現象により損をする可能性があります。

「権利落ち」はどのような状況で発生するの?

分配金を受け取るには、各ETFに設定されている「分配金を受け取る権利」が付与される日まで保有しておかなければなりません。

例として、分配利回りが5%のETFを運用していると仮定します。この場合、分配金の受け取り権利が付与される「権利確定日」を境にして、以下のように変化するため投資対象としての価値は変わってしまうのです。

  • 権利確定日前:今期に5%の分配金を受け取れる
  • 権利確定日後:今期に5%の分配金を受け取れない

前者と後者では、実質的な価値に5%の差が生まれています。こうした考え方に基づいて取引されるため、分配金を設定しているETFは権利確定日のあと、5%程度値下がりする可能性が高いのです。

権利確定日前にETFを直接保有していれば、権利落ちによる値下げを分配金でカバーできます。しかし、分配金のないテーマ運用では分配金を得られないにもかかわらず、権利落ちによる価格下落には巻き込まれるため注意しましょう。

まとめ

ドコモのポイント投資は、システムの変更によって投資結果の予想ができなくなりました。

しかし、内容変更によってテーマ同士が追加されたことにより、ドコモのポイント投資はより実際の投資に近い仕様となりました。テーマ運用の導入によって、自分の興味のある国や教会に投資をするといった投資本来の面白さを体感できるようになったからです。

ただし、ドコモのポイント投資は、あくまで投資初心者向けのサービス。慣れてきたら株式投資や投資信託、不動産などのさまざまな投資にチャレンジしてみてください。

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