投資物件を探せるサイト9選!効率よく定期チェックする方法もご紹介
By Oh!Ya編集部
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投資物件を購入するとき、ネット検索を利用すれば手軽に各地の情報を集められます。しかし、数多くの情報サイトを巡回するには時間と労力が必要です。
そこで今回は、効率的な検索方法と厳選した優良サイトをご紹介します。
投資物件を探すにあたって
投資物件は数多くあるため、漠然とサイトを閲覧しつつ理想的な物件を探すのは容易ではありません。
この項では希望を満たす物件を探すうえで欠かせない、失敗を防ぐマインドと効率的に検索をおこなう方法を解説していきます。
物件選びで後悔しないための心構え
不動産投資のスタート地点である物件選びは、その後のライフプランニングに強く影響します。なぜなら、賃料収入の総額は「投資物件がもつ魅力」次第で大きく変動するからです。
多額の資金を必要とするため融資を受けるケースもあり、数百万~数千万円の借入をおこなう投資家も少なくありません。大規模な所有資産の変化は「人生そのもの」を変えると言っても過言ではないため、妥協することなく投資物件を探すことが重要です。
しかし、理想的な物件がすぐに見つかるとは限らず、時間をかけて数多くのサイトを探さなければならない場合もあります。検索のたびに条件を設定するのは大変であるため、つぎの項で紹介する検索方法をお試しください。
効率的に投資物件を探せるブックマーク活用術
本格的に投資物件を探している場合は、短期スパンで定期チェックするケースが多いです。そのような場合に有効な手段が、検索時間を大幅に短縮する「ブックマーク活用術」。
今回は目的の物件を「価格が5000万円以下で利回り10%を超える、東京都にある1棟マンション」と設定したうえで、画像を交えつつ解説を進めていきます。
1.ポータルサイトで希望する検索条件を入力
はじめに定期チェックするポータルサイトを開き、投資物件の検索画面に必要な情報を入力。
細やかな設定は面倒に感じがちですが、ブックマーク活用術を利用することで次回から省略されるため、できる限り具体的な条件で絞り込むことをおすすめします。
2.表示されたページをブックマーク登録
検索結果が表示されたら、ブラウザの「ブックマーク・お気に入り」という機能を選択。
このとき、上図のように登録名を分かりやすい名前に変更することで、ブックマーク利用時に迷うことがなくなります。
3.定期チェックするポータルサイトをすべて登録
定期チェックに利用するポータルサイトを、1~2の手順でブックマーク登録すれば準備は完了です。上図のようにブックマーク一覧に表示されたサイトをクリックすれば、登録した検索条件の結果が直接表示されます。
詳細まで条件を設定する場合や、定期チェックの回数が多いほど効果は大きいです。1から検索条件を入力する場合よりも時間短縮できるので、ぜひ活用してみてください。
ブックマーク活用術における注意点
今回、解説に使用しているブラウザは「Internet Explorer」です。
利用者の多い「Google Chrome」や「Safari」でも動作することを確認しましたが、サイトの仕様変更やブラウザの種類・バージョンにより利用できない可能性もあります。
また、「ブックマーク活用術」は今回紹介する多くのサイトで機能したものの、いくつかのケースでは利用できませんでした。(※2018年10月時点)
投資物件を探せるポータルサイト
定期チェックをおこなうポータルサイトは、知名度や信頼度に優れたものがおすすめ。定番と呼ばれる有名サイトは宣伝力が強く、数多くの不動産会社から情報掲載を依頼されているからです。
登録物件数が多いほど理想の物件が見つかりやすいため、特別な理由がなければ定番サイトからチェックするべきでしょう。
楽待
「楽待の注目ポイント」
・国内最大級と言われる膨大なデータベース ・希望の投資物件へスムーズにアクセスできる検索機能 ・現役投資家が投稿している有益なコラムや動画
投資物件ポータルサイトの定番「楽待」
国内最大級の不動産情報サイトとして有名で、投資物件の検索はもちろんセミナー案内やコラム掲載も充実しています。
16の項目から条件を設定し、膨大な数のデータから希望する投資物件を洗い出すことが可能です。
検索で表示された投資物件は、詳細を開かなくても「物件価格・利回り・築年数」が表示されており、必要な情報をスムーズに比較できる仕様。ワンクリックで資料請求ページに移動できるため、気になる投資物件をいち早くマークできます。
会員登録をすればメルマガ配信のほか、会員限定データベースへのアクセス権が付与され、非公開物件の紹介を受けられるなど特典はさまざま。本人証明書や収入証明書を提出することで、信頼度が高まり的確な提案を受けられるシステムを採用しています。
検索機能にとどまらない不動産情報サイトとしての魅力
不動産投資家が寄稿するコラムや動画がまとめられた「楽待新聞」も、楽待ならではの魅力です。楽待新聞のメインコンテンツは「実践大家コラム」と「動画記事」、不動産投資の基礎知識が学べる「不動産投資とは」で構成されています。
「実践大家コラム」はブログに近いテイストで展開されており、それぞれ不動産投資の市況から大家さんの小話まで幅広い内容。1記事単位は手軽に読み切れる文字数ですが、寄稿者が多いため全体的なボリュームは膨大です。
「動画記事」では楽待編集部や現役投資家がもつ実践的なノウハウのほか、芸能人である天野ひろゆきさんが手がけた数多くのインタビューが動画化されています。手早く読める文章とは違った、臨場感のある視覚的な情報を楽しめるカテゴリです。
さらに「不動産投資とは」では、基礎知識から応用テクニックまで網羅されている「42時間分のセミナー動画」が配信されており、数え切れないほど良質なコンテンツが用意されています。
健美家
「健美家の注目ポイント」
・楽待に並ぶデータ量と更新頻度 ・適切なカラーリングで視覚的に情報が分別できる ・コラム・ニュース・ブログで情報を幅広くキャッチアップ可能
ユーザーライクで使い勝手に優れた「健美家」
楽待に並んで国内最大級の規模をもち、検索機能や掲載物件数は他サイトと比べて高水準。サイトを開いてすぐに、投資物件やセミナーの検索画面が表示されるユーザーライクな仕様です。
データベースの一覧は「物件価格・利回り・築年数」が表示されており、求めている情報が一目瞭然。検索条件では、注目キーワードとして「値下げした物件」や「価格交渉が可能な物件」が表示されており、いち早くキャッチしたいお得情報をワンクリックで確認できます。
パソコン画面で検索条件にチェックを入れると、ページ移動を挟まず一瞬で結果が表示される点もメリット。出社前や休憩時間などの短い時間で、手軽に情報収集ができる軽快さが特徴です。
詳細ページを開けば、対象物件を取り扱う不動産会社への連絡先、お問い合わせフォームがあらわれ、気になる投資物件があればスムーズに商談へ繋げられます。
コラムやニュースで構成される豊富な情報ソース
日常的に物件をチェックする投資家にとって、不動産投資に関する最新情報は欠かせません。
サイト紹介の画像から分かるように、健美家は投資物件を閲覧した直後にそのまま他の情報が確認できる構成です。
毎日多くの記事が投稿されており、個人投資家の考察や市況分析など参考になる内容が豊富。コラムとニュースは業界の情勢やノウハウ、ブログには不動産投資家のリアルな日常が記載されています。
不動産投資連合隊
「不動産投資連合隊の注目ポイント」
・一風変わった特集で珍しい物件が見つかる ・日本各地の連合隊が地方の情報をピックアップ ・物件リクエストを利用すれば検索を代行してくれる
広告テイストで活気あふれる「不動産投資連合隊」
不動産投資連合隊は「物件と投資家が集まる商店街」をコンセプトに、投資物件やセミナー情報を提供しているポータルサイト。
検索機能は他の有名サイトと同様であるものの、各地域の「リゾート物件」や「別荘物件」など独自の特集が用意されています。
ホームページ内はコンテンツごとにブロック分けされており、「連合隊が目利きで選ぶ今週のおすすめ」など投資物件探しのヒントになる特集も多いです。
地方にもフォーカスした運営体制ならではの強み
40か所を超える各地域の連合隊でサイトを運営しているため、地方の不動産会社だけが知っている「コアな投資物件」も取り扱っています。
これを不動産投資連合隊では「掘り出しモノ」と例えており、優良でありつつも珍しい物件をピックアップする独自性が特徴。
投資物件の検索を代行してくれる「物件リクエスト」という名のサービスもあり、物件探しの時間が確保できない投資家にもおすすめのポータルサイトです。
LIFULL HOME’S
「LIFULL HOME’Sの注目ポイント」
・収益シミュレーションで購入後のイメージが想像できる ・物件詳細ページのワンポイント解説で素早く情報収集 ・専門家による実践的なノウハウ解説
購入後のイメージを具体的にする「LIFULL HOME’S」
一般的な検索機能にくわえて、投資物件の詳細ページには「収益シミュレーション」が配置されている点が特徴。用意できる自己資金やローン金利など、いくつかの項目に数値を記入することで、おおまかな収益のイメージが予想できます。
さらに詳細ページ上部には「ココがおすすめ!」という見出しが設けられており、対象物件のメリットを簡潔に解説。近場の駅や商業施設など、周辺環境が一目で把握できる工夫がくわえられています。
不動産投資家をバックアップする実践的なサービス
ページ最下部にはノウハウ解説ページへのリンクがあり、基礎情報だけでなく「プロが教えるこれからの不動産投資」と題された実践的な学習教材が用意されています。
内容は税制や法律、不動産マーケットの解説となっており、不動産投資スタートを控える初心者におすすめのページです。
他にもLIFULL HOME’Sが提供するサービスとして「ローンシミュレーター」、検索した地域の物件情報がマップに投影される「プライスマップ」などがあり、あらゆる面から不動産投資家をサポートする体制が整っています。
at home 投資
「at home 投資の注目ポイント」
・迷うことのないシンプルなサイト設計 ・ファイナンシャルプランナー監修のコラム
信頼と安定をあわせもつ老舗サイト「at home 投資」
物件タイプと地域で検索結果を絞り込む、非常にシンプルなシステムが特徴。 モバイル端末を意識したサイト設計とは言えませんが、登録物件数は膨大であるためポータルサイトとしての利用価値は高いです。
サイト内には、不動産投資初心者に向けた「対話形式のコラム」が用意されており、ファイナンシャルプランナー監修の良質なコンテンツによる学習が可能。
仮想投資家をモデルとした実践的なシミュレーションもあり、他サイトでは見られない数値・グラフをもちいた考察が展開されています。
ただし、長らく更新されていないコーナーもあるため、現状の税制や法律と相違がある可能性に注意してください。
大手不動産会社が運営する紹介サイト
不動産会社の運営サイトに掲載される物件数は、大手ポータルサイトと比較して劣るため、メインの検索サイトとしてはやや力不足です。
しかし、有名な定番サイトで紹介される物件データは、あくまで多数の不動産会社から集めたものです。そのため、投資物件の販売元である不動産会社だけが、他サイトにない最新情報を掲載している可能性があります。
手間や時間を増やすことに問題がなければ、定番以外のサイトもチェックする価値は十分にあると言えます。
住友不動産販売
「住友不動産販売の注目ポイント」
・使い勝手に優れた必要十分な検索機能 ・数値やグラフを用いた実践的な資料
リアルな市場動向が学べる「住友不動産販売」
数千件単位で投資物件が登録されており、直観的に利用できる「クイック物件検索」で素早くデータにアクセスできます。
また、特集が複数用意されているので、検索条件が明確でなければおすすめ条件で検索が可能。「満室物件」や「築5年以内の物件」など分かりやすい表記であるため、これから不動産投資をスタートさせる投資家もイメージが容易です。
さらに、定期更新される「マンション市況」や「地価動向」など、現役の不動産投資家向けのコンテンツも豊富。すっきりとした構成ながら、初心者から経験者まで幅広いターゲットにアプローチしています。
三井不動産リアルティ
「三井不動産リアルティの注目ポイント」
・グラフで可視化された分かりやすい運用予測
高精度なシミュレーションを提供する「三井不動産リアルティ」
マンションや戸建のほか、旅館や工場・倉庫など幅広いジャンルの投資物件が検索できます。
各物件の詳細ページ用意された「収支シミュレーション」では、今後20年の想定賃料収入やキャッシュフローなど財務状況がグラフ化。見落としがちな大規模修繕までプランニングに含まれており、購入後の運用イメージが容易です。
購入する投資家が違えば予想も異なりますが、細かな条件設定により柔軟な対応を実現。自己資金や利率はもちろん、稼働率や賃料下落率までカスタマイズできます。
競売物件の紹介サイト
競売物件は条件に対して相場価格より安価であるため、一見すると「格安物件の紹介サイト」だと誤りがちです。
しかし、入札から購入まで不動産会社を介さないため、特有のトラブルが発生することも多々。独自の特徴を把握していないと、想定外の費用と手間が必要となります。
そのため、競売物件の購入を検討するのであれば、事前に基礎知識やリスクを認識することが大切です。
競売物件の特徴・リスクとは
物件所有者に住宅ローンの返済能力がなくなり、借入先の申し出によって裁判所が差し押さえたものを「競売物件」と呼びます。
競売物件が、通常の投資物件と異なる点は以下の通りです。
・落札前に物件を内見できない ・残置物撤去は購入者が対応する ・入札によって購入価格が決定される ・立ち退き・引き渡しは購入者が対応する ・物件の欠陥が知らされない(瑕疵担保責任がない)
購入価格こそ相場より安いものの、上記以外にも不都合が発生するリスクがあるため要注意。原則として競売物件の購入はすべて自己責任であり、購入前後のトラブルは購入者自身が解決しなければなりません。
売主や入居者が立ち退きを拒否する可能性もあり、物件購入以外の問題で時間や手間が必要となるケースも多数報告されています。
裁判所が用意する「3点セット」とは
先述したように、競売物件は事前の内見ができません。そのため、競売の開始とともに「3点セット」と呼ばれる書類が裁判所から公開されます。
それぞれの内容はつぎの通り。
評価書
物件がもつ価値の算出は不動産鑑定士がおこなっており、「評価書」には価格決定の方法や過程が記載されています。
物件明細書
競売物件を公開するにあたり、裁判所は数多くの書類や関係者から権利関係を明確にします。その結果のもと売却に関わる重要情報を記載した書類が「物件明細書」です。
現況調査報告書
物件や土地の状態をはじめ、収益や利回りなど経営に直接関わる情報は「現況調査報告書」に記載されています。内見ができない競売物件にとって重要な情報源であり、購入後の運用や関係者への交渉に欠かせない資料です。
これらのように、競売物件の購入には特別な形式が用いられます。
BIT(不動産競売物件情報サイト)
競売物件の公開サイトであるBITでは、各物件の基本情報や3点セットが閲覧できます。
物件情報のページに室内の写真は掲載されていませんが、設置されたリンク先から3点セットをダウンロードすることで調査時の画像や間取りのイラストの確認が可能です。
通常のポータルサイトに類似したシステムが採用されており、「裁判所の地域」や「事件番号」から容易に検索結果を絞り込める仕様。検索情報に使用されている「事件番号」は、競売物件が差し押さえられた経緯を示しています。
競売物件に関する事件番号は(ケ)と(ヌ)の2種類が存在しており、(ケ)は担保に指定していた物件が差し押さえた場合に付与される事件番号です。
しかし、担保がなく借入返済の手立てがない場合は、所有者の意思に関係なく強制的に物件が差し押さえられます。これを強制競売と呼び、この場合に付与される事件番号が(ヌ)です。
981.jp
裁判所により公開されている競売物件に対して、物件のランクや想定利回りなど購入基準となる要素をピックアップ。おおよその賃貸需要も数値化されており、良し悪しの判断が難しい競売物件を分かりやすい形式で採点しています。
会員登録をすることで人工知能(AI)による落札価格の予想、過去の類似物件に関する情報が閲覧可能。詳細ページ内で室内写真が表示されるため、3点セットで画像を確認する手間が省略できます。
サイト内の物件ランクや想定利回り、推定落札価格はデータからの予想であるため、実際に購入を検討する際は参考程度にとどめることをおすすめします。
まとめ
今回は、数ある投資物件の紹介サイトから有用なものを厳選し、効率的に定期チェックをおこなう方法をご紹介しました。
不動産投資は購入や運用に必要な資金額が大きいため、物件選びを妥協すれば後悔の原因になりかねません。
こまめな検索は時間と労力が必要であるものの、理想に近い投資物件が見つかるまで探してみてください。