投資の成功ノウハウまるわかり!読んでおきたい本20選
By Oh!Ya編集部
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「投資について学びたいけれど、どんな本を読んだら良いのだろうか?」 「投資って自分で学習できるの?」
これから投資を始めようとしているあなたは、本で学習しようと考えているでしょう。しかし、具体的にどんな本を選んだら良いかは悩ましい問題です。なぜならば自分のレベルに合わない本を選択してしまうと、投資そのものへの興味すら消えてしまいかねないためです。
そこで今回の記事では、
- 投資をゼロから始める人
- 初心者
- 中級者
- 上級者
のレベル別に投資を学ぶためにおすすめの本を紹介します。
併せて、投資の本を読む際の注意点も解説します。この記事を読み、あなたに合った本を選んで投資への理解を深めていきましょう。
目次
投資についての本を読む必要性
投資についての本を紹介する前に、なぜ本から学ぶ必要があるのかみていきます。ここで紹介する内容を意識しておくことで、本による学習をより効果的に活用することができるようになります。
結局は勉強量がものを言う世界
あなたはこんな言葉を目にしたことはありませんか?
「投資はセンスだ!」
これは非常に危険な言葉です。なぜならば、いくつかの成功体験によって自らセンスがあると思ってしまった人が学習を怠り、最後に致命的なミスをしてしまう恐れがあるためです。また、これから投資を始めようと考えている人を尻込みさせる原因ともなります。
断言します。投資は99%が勉強量がものを言う世界です。もちろん場面によってはセンスが光る瞬間もあるでしょう。また、果てしない量の勉強を積み重ねた二人の投資家の優劣を最後に分けるのはセンスかもしれません。
このようにセンスがものを言う瞬間もあることにはあるのですが、それはあくまでも瞬間的なものであり、また果てしない勉強の果ての問題なのです。そのため投資の勉強を怠ることは危険です。
大成功をおさめた投資家も多くの時間を勉強に割き、結果を残しているのです。初心者もそれに倣うべきでしょう。そして本による学習は以下の点から非常に効果的です。
- 体系的な知識を得られる
- 経験の裏付けをとることができる
- 予想外の事態に対して、冷静な判断を下す基盤を得られる
- 圧倒的多数の成功例と失敗例に触れることができる
- 投資へのモチベーションが上がる
あなたも自分のレベルに合わせて、この記事で紹介する本を是非とも手にとってみてください。
体系的な知識を得ることで、リスクを管理しやすい
投資については、実践を通して様々な経験を得ることができます。投資の目的が資産を増やすことである以上、実践を通して得られる経験は何にも替えがたいものです。
しかし投資の能力を高めたいのであれば、実践で得た経験を体系的に理解していかなければなりません。この体系化の作業に本による学習は大いに効果的です。投資をしながら本による学習を進めることで、「あの時の現象にはこういった原因があったのか!」と効率的に理解を深めることができます。
知識を体系的に深めていくことで、投資の世界で起こる原因と結果の因果関係を理解し、リスクを避ける能力を磨くこともできます。
悪徳なセミナーや金融商品を見抜けるようになる
本による学習により体系的な知識を得ることで、悪徳なセミナーや金融商品を見抜く力も磨かれます。そういったセミナーや金融商品はあなたのメリットのみを華やかに強調し、デメリットについては口にしません。
そこで騙されてしまうのは知識が少ないためなのです。そもそも100%得をするような方法や金融商品が存在するのならば、それを他者に紹介せずに自分で利用したら良いだけの話です。
どのような投資活動にもメリットとデメリットが存在します。そういった点を体系的に学習することで上手い話に騙されなくなっていくのです。
初心者こそ複数の本を読もう
投資の本は無数に存在します。そして、多くが興味を掻き立てるタイトルとなっています。初心者はどの本を読むべきか迷ってしまうでしょう。そのようなときは、厳選し過ぎずどんどん読んでいくことをおすすめします。
初心者こそ多くの本を読む必要があるのです。投資の世界は複雑であり、1冊の本ですべてを理解することは不可能です。また、成功者の手法を学ぼうとしても、利益を得る手段がそれぞれ違う場合も多いです。
結局は、多数の事例に触れてあなた自身の手で自分に合った投資スタイルを確立する必要があります。過去の成功例および失敗例について、読書ほど数多くのものに触れることができる手段はありません。
読書ならばすでに亡くなってしまった人物の手法にさえ触れることができるのです。ここから先でレベル別におすすめの本を紹介していきますので、読んだことのないものがあれば、是非とも手にとってみてください。
ゼロから始める人向け:お金に対する考え方を学ぶ本5選
ここではゼロから投資を始めようとしている人におすすめの本を紹介します。初心者~上級者におすすめの本は後述していますので、そちらを見てください。
投資をゼロから始めようとする場合、そもそものお金や投資の仕組みを知る必要があります。ここではそういった投資を始めるための前提となる知識や思考方法を得ることのできる5冊を紹介します。
金持ち父さん、貧乏父さん
「金持ち父さん、貧乏父さん」は13歳の時に学校を中退した億万長者と高学歴なのに収入が不安定な著者の父を対比する形で構成されています。つまりは「お金持ちになるためには汗水たらして働かなければならない」という常識へのアンチテーゼです。
しかし主張の前提となっている内容なシンプルであり、富を築くために必要な考え方を学ぶことができます。本の内容には概念的な部分も多くなっていますが、専門用語は少ないため読み終えた頃には思考方法を改めるきっかけを手にすることができるでしょう。
サラリーマンとして汗水たらして働いている人が読むと「会社を離れたい!」と強く思うかもしれません。しかし投資を始めて、収入を会社のみに依存する状況を打破したいと考えている時点で、あなたの一部分は会社を離れようとしているのです。そういった気持ちが芽生え、ゼロから投資を始めたいと考えている人に真っ先に読んでほしい本です。
いま君に伝えたいお金の話
こちらの本はお金の性質について着目して解説しているものです。例えば「お金は寂しがりや、お金がお金を生む、お金は一旦自分の手元から離すといい」といった観念的な表現も交えてお金と投資について説明しています。
そのため超初心者には理解しやすい内容となっています。投資の本は専門用語が多くなりがちですが、それを省いて構成された良書です。著者は村上世彰氏で、ファンドを設立して運営していた経験をかみ砕いて表現してくれている印象です。
一度読み通すことでお金についての初歩的な感覚が身につき、それが後の学習の手助けとなるでしょう。
となりの億万長者
こちらの本はアメリカの富裕層研究の第一人者である2人の博士が、1万人以上の富裕層にインタビューとアンケートを行った結果をまとめたものです。そのため実例を用いた理論構築がなされており、説得力のある内容となっています。
2人は富裕層の資産状況や職業消費行動のスタイルなどを徹底的に調査しています。そうして結論づけたのが「富裕層も特別な人間ではなく、普通の人々だった」というものです。
さらに理論は展開し、それでは富裕層と資産の少ない人を分けるものは何なのかという点まで考察されています。実際に存在するアメリカの富裕層の生活スタイルなどを垣間見ることができるため、あなた自身の考え方を変えることに繋がる本となっています。
敗者のゲーム
こちらの本は投資のひとつのスタイルであるインデックス投資を勧めるものですが、専門用語は使われておらずお金に関する考え方を効率的に学ぶことができます。そして投資で勝つためには難しい知識は必要ないとの主張もなされています。
そうして辿り着いた結論がインデックス投資であり、長期的な視野を持った投資であり、資産運用方針を徹底的にキープしていくことなのです。確かに現実においてもインデックス投資は大きな効果をあげています。
そのためインデックス投資を自分のスタイルとしたくない人であっても、一度は読んでおくべき本でしょう。特に未だ自分の投資スタイルが確立されていない超初心者は、早めに目を通しておくことで後につながる知識や考え方を手に入れることができます。
私の財産告白
こちらの本の著者は、貧しい家庭に生まれながらも東大の教授となり、月給の4分の1を投資にまわすというルールのもとで、巨額の富を築いた人です。また定年と同時に全財産を寄付するという、人間離れした行動をとっています。
そのような著者が、お金を得ることと幸せを手に入れることについて書いたものであり、是非とも多くの人に読んで欲しい内容です。もちろん投資や資産形成について鋭い指摘がなされていますが、それ以上に著者本人の人生哲学が表れているようで読み応えがあります。
また専門用語とはほとんどないため初心者であっても問題なく読むことができるでしょう。お金に向き合うということは、ケチになることでも人を出し抜くことでもなく、誠実であることが重要なのだと理解させてくれます。
初心者向け:個別的な投資商品について踏み込んだ本5選
ここから初心者向けの本を紹介します。初心者向けであるため投資についての用語などが出てきますが、特に前提知識がなくても読み進めることができるレベルです。
ウォール街のランダム・ウォーカー
こちらの本は1973年に出版されて以来、全米で150万部を超えるベストセラーとなっています。先ほど紹介したものと似ていますが、結論としてはインデックスファンドへの投資が最も賢い選択であるというものです。
投資のスタイルをグラフや表を用いて示していく内容ですが、複雑な数式は存在しないため初心者であっても読むことができます。また初心者のうちにこの本を読むことで、投資の世界を理論的に解明していく思考方法に触れることができるでしょう。
いかにもアメリカの著者らしい合理的な考えに裏打ちされた本であり、投資を本格的に学びたい人の足がかりとなるはずです。
バフェットとソロス 勝利の投資学
こちらの本は投資の世界に君臨するウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスという二大巨塔について様々な面から比較し、共通点を探る内容です。バフェットおよびソロスは投資の世界において神様とさえ認識されている人物です。
ともに幼少期から過剰に裕福であったということはなく、ほとんどゼロの状態からスタートし投資だけで巨万の富を築いたできました。しかし2人の投資戦略は一見すると対照的なものです。
例えばバフェットは価値の高い事業をおこなっている会社の株をなるべく安い状態で購入し、長期保有することで資産を増やしてきました。一方でソロスはFXおよび先物市場で、ハードなレバレッジをかけた取引を行って資産を増やしてきた人です。
このように2人の投資スタイルは全く以て対照的なのです。しかし、2人の思考方法などを細かく読み解くことで、23のポイントを発見することに成功しています。
これだけ投資スタイルの違う2人に共通するポイントであるということは、投資の世界で成功するための根幹的なポイントであると考えられます。自分自身の投資スタイルが確定してしまう前に読んでほしい1冊となっています。
株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書
こちらの本は初心者でありながらチャート分析に親しみたい人に向けて書かれています。実際のところ、株式投資を行っている投資家の中にはチャートとして表れる株価を重視して投資を行っている人がいます。
つまり、株価を読むことができるようになると、他の投資家の行動を先読みすることができるのです。そのような視点に基づいて、初心者にチャート分析の手法を体験してもらおうとして書かれた内容となっています。
また株価チャートを読むためのクイズが付いており、それを利用することで実践的な体験をすることができます。株価チャートについては難しいと考える人も多いため、早い段階でこの本を手にとっておくことで苦手意識を消すことができるでしょう。
世界一やさしい 不動産投資の教科書1年生
こちらの本は初心者向けの不動産投資を内容としています。手元資金300万円台から始めることができる投資であり、どのような種類の物件を買えばいいのか、どのような立地条件のものを買えばいいのか、またリスクコントロールの手法などが述べられています。
まさに不動産投資の大枠を初心者に向けて解説した内容となっています。また往々にして初心者が悩みがちなポイントを議題として取り上げているため、ハウツー本のような側面も持っています。
初心者が不動産投資を始める中で、1つのリーディングケースとなる著者の体験を知ることができるでしょう。不動産投資に最も興味があるという人は、まず手にとってみてほしい一冊となっています。
はじめての人のFX基礎知識 儲けのルール
こちらの本はFXに関する内容です。知識がゼロの状態を脱出し、初心者となるとそれぞれの投資手法に特化した本を読んでいくことになります。その中でFXについてはこの本がお勧めです。
この本では、FXの仕組みや制度などについて詳しく解説した後、どのポイントに気をつけることで利益を出すことができるのか、利益を出すことができる市場はどこなのかといった実践的な内容を解説していきます。
はじめに制度などの枠組みについて知ることができ、その上でFXを始めていく中で日々悩むであろうポイントを詳細に解説しているため、理解しやすい内容となっています。
FXは通貨を対象としており、分配金のようなインカムゲインが存在しないことから非常に硬派な投資であると考えられています。またリスクも高いというイメージが一般的でしょう。そういったものをコントロールしつつ、FXで安定した利益を出すヒントとなるのがこの本です。
中級者向け:投資を成功させる実務的なテクニックを学ぶ本5選
ここからは中級者向けの内容を持つ本を紹介します。超初心者や初心者が読むには必ずしも相応しくないものもあるため、自分のレベルが上がってから手に取ってみてください。
出来高・価格分析の完全ガイド
こちらの本は完全に中級者向けの内容となっています。出来高および価格分析について、詳しくテクニカルな分析がなされているためです。著者は様々な投資を経験して、現在はFX、商品先物および株式のトレーディングで利益をだしている人物です。
内容が価格分析とそれなりに高度なものになっているため、株式投資に関するある程度の知識を持たないと読むのが難しく感じるでしょう。初心者が手にとっても、ほとんど理解を得ることなく投げ出してしまうかもしれません。
その分、一定程度投資についての知識を得た人にとっては目から鱗が出るような視点が提示されています。ただし学術的なレベルまで体系化された内容ではなく、あくまで実践に生かすことができる手法を解説しているため、中級者向けとして記載しました。
賢明なる投資家
こちらの本は、投資の神様であるウォーレン。バフェットが師と仰いだベンジャミン・グレアムが書いたものです。 ウォーレン・バフェットの師匠であることから、投資のスタイルは未だ市場が気づいていない価値を持つ割安株を発見し、長期保有するというスタイルです。
また元本保全することに対する徹底した意識についても述べられています。そのため投資において、利益を得ることよりも元本を保守し、損失を回避することに重点を置いた内容となっています。それを徹底することで利益は自ずとついてくるというわけです。
この本を読むことで、投資の基本を理解することができます。例えば自身の持っている株式の価値が急激に下落したときにであっても、冷静に市場に対応していくことができるのです。そしてそのことが最終的に損失を最小限にし、または逆境をバネにして利益を得ることにつながっていきます。
投資をしていく上で重要となる精神性についても多くの記載があるため、初心者のレベルを脱した段階でなるべく早く手にとって欲し一冊です。
投資で一番大切な20の教え
こちらの本はタイトルの通り投資において大切な20のポイントについて記載しています。投資のスタイルとしては、レバレッジをかけて攻撃的に投資をする人よりも、長期保有を前提として守備的な投資をする人に向いているでしょう。
しかしながら、投資に普遍的に共通する要素を抜き出して記載してあるため、スタイルに関係なく手にとってみて欲しい本でもあります。 投資の中級者になると自分自身のスタイルが確立されており、その他のスタイルについて学ぶ機会を失ってしまうことがあります。
その中で、この本を読むことで今一度投資の基本に立ち返ることができるのです。それが中級者の投資スタイルをさらに深く広くしていく可能性と繋がります。
儲かる不動産投資の教科書
こちらは不動産投資について、物件を評価する方法に着目した内容となっています。しかしながら不動産投資においては、いかにして良質の物件を手に入れるかが最大のポイントであるため、いわば不動産投資で儲けるための最も核心的な内容を記載しています。
また学術的な内容ではなく、著者の経験談に裏打ちされた理論であるため、不動産投資について中級レベルの知識を持っていれば簡単に読むことができるでしょう。個々の問題点については、簡単な設例を作り対立構造によって説明してる点もわかりやすさに繋がっています。
中級レベルにあって今一度不動産投資の基本を学び直したいというときに格好の書籍となっています。
高勝率トレード学のススメ
こちらはトレーディングについての本なので、比較的短期間で売買を繰り返していく手法について述べています。しかし感覚に頼ることなく、構築されたプログラムに徹底して従っていくというスタイルです。
トレーディングの世界は目まぐるしく変化していきますが、その中で自分が足場とすべき要素を読み取ることができます。そうすることで一見するときらびやかであるが、最終的に損をしてしまうような状況に惑わされることなく、確実に勝てる状況においてのみ勝負していくことができるようになるのです。
またトレーディングについての成功例のみならず失敗例についても記載してある点がオススメのポイントです。過去の失敗を細かく分析し、どういったところで対策を打つべきであったかまで読み取ることができるでしょう。トレーディングを始めて、1~2年経過した人に是非とも手にてとってほしい一冊です。
上級者向け:詳細な理論に踏み込んで学ぶ本5選
ここから上級者向けとなります。内容には学術的な側面も強くなり、専門用語も増えます。読むためには多少の根気と強い意志が必要となるでしょう。それだけに読むことで、1つ違うレベルの知識を得ることができます。
ウォールストリートジャーナル式 経済指標 読み方のルール
こちらの本は完全に上級者向けですが、様々な投資の前提状況となる経済動向の読み方について詳しく書かれたものです。そもそも投資における金融商品の多くは、世界各国の経済状況によってその価値を上下させています。
つまり経済動向を読み解くことができると、投資の世界で他者に先んじることができるのです。いわば投資における最も根幹的な要素を分析し、正しく理解するためのバイブルとなりうる一冊です。
投資について知識がない人が読んでしまうと、単に経済状況について解説した本となってしまいますが、投資についての一定の知識を得た上で読むことで、経済状況と投資を結びつけることができます。
そのことが上級者向けである理由です。自分自身の行う投資に閉塞感があるときにも、視点を変えるための手段として是非とも読んでみて欲し一冊です。
ミネルヴィニの成長株投資法
こちらの本はマーケットの魔術師の異名もつマーク・ミネルヴィニのトレーディング手法が記載されたものとなっています。同氏も成長株に投資をするスタイルで大きな富を築き上げましたが、株式がある程度の短時間に値を上下させるものである以上、リスク管理や自己分析および忍耐力といった要素が重要になるようです。
株式が下がってるネガティブな状況を耐え抜く手法についてもしっかりと記載されています。まだプロの投資家ですら陥る間違いや、リスクの高い状況を避ける手法についても述べられています。成長株投資をして資産を増やそうとしている人にとっては、非常にためになる本でしょう。
デマークのチャート分析テクニック
こちらの本はチャート分析におけるバイブルともなりうる専門書に近しいほどの情報量を持った一冊です。しかし理論の構築だけに終始せず、実践的な側面も記載してあることから、上級者である投資家に読んで欲しい内容となっています。
専門用語も多く、初心者が読んでもほぼ何も理解することができずに挫折してしまうでしょう。また読者自身に相当の知識がないとただ表面を読み流すだけで終わってしまう危険性も備えています。そういったレベルから脱却してチャート分析を体系的に理解したい場合、是非とも読んで欲しい一冊となっています。
30歳から定年までで2億円つくる ほったらかし資産運用術
こちらの本は不動産投資の中でもマンション運用について詳しく書かれてています。そのため、マンション運用で資産を構築したい人にとっては是非とも読んでほしいものです。
しかしながら、不動産投資の世界全般に共通するような知識が前提とされていることも多く、手に取るべきはある程度自分自身のレベルが上がってからになるでしょう。
その上で読むことで、マンション運用について、根本的な仕組みや、価値の高い物件選びのポイントを深く理解することができます。また具体的な投資の戦略についても述べられているため、上級者にとっては 素晴らしい内容となるでしょう。
マーケットの魔術師
この本は世界におけるトップトレーダーたちに著者がインタビューしてきた内容をまとめたものとなっています。インタビューがもとになってるため、現在は世界的に有名な投資家の、失敗談なども細かく記載されています。
また損失が続いたときの対応方法や、ネガティブな感情との付き合い方など、生々しい実体験が描かれている点もオススメのポイントです。この本は初心者が読んでも楽しく読み進めることができるでしょう。
しかしながら、ある程度自分自身の中に投資による成功と失敗の経験が蓄積された上級者が読むことで、さらに1つレベルを上げるきっかけを得ることができるはずです。投資についての基本的な事項を復習するためにも役立つので、是非とも手元に1冊置いておくべきです。
そしてネガティブな状況が続いたときに、ゆっくりと全体を眺めてみてください。先人たちが残した名言が、あなたを奮い立たせてくれるでしょう。そして、明日からの投資に前向きに冷静に取り組むことができるのです。
投資の本を読む際の注意点
以下では投資に関する本を読む際の注意点を述べます。これらのポイントを守って読むことで、投資に関する本から最大限の知識を得ることができるでしょう。
自分に合ったレベルのものから始める
はじめに今回の記事でレベル別に紹介しているとおり、自分自身のレベルに合った本を選ぶようにしてください。あまりに自分自身のレベルにそぐわないものを読んでしまうと、投資自体に抵抗感を持つようになってしまう恐れがあります。
投資の世界もその他の学問と同じで、簡単な分野から着実に知識を積み上げていくべきものです。近道をしようと考えず、基本的な本から徹底的に読んでいきましょう。そうすることであなたの中で知識が体系化し、次のレベルに進むことができます。
難しいと感じた場合はより低いレベルの本に移行
投資の本を読んでいく中で難しいと感じる瞬間がよくあります。それは、専門用語を理解していなかったり、実戦経験のみがあって知識の体系化がされていないなどの原因によるものです。
このように本を読んでいて難しいと感じた場合は無理して最後まで読み進める必要はありません。一度その本を閉じて、より基礎的な本を復讐がてら読んでみましょうそうすることで自分自身の中に体系的な知識ができあがっていき、難しい内容の本をすらすらと読めるようになっていくのです。
何度も繰り返して読む
投資の本は基礎的な内容であっても何度も繰り返して読むべきです。そうすることで知識の体系化を実現することができるためです。一度読んで次のレベルに進んでいくといった方法では、本の表面を眺めているだけであり、深い理解を得ることができません。
しかし、読み難いと感じた本を何度も読むのは大変であるため、自分自身が面白いと感じたものを繰り返し読むようにしましょう。二度三度と繰り返し読むうちに、次々と新しい発見があなたを興奮させるでしょう。
実践で確かめる
あなたが投資をする目的は、資産を増やすところにあるはずです。そのため、本で得た知識は実践において確かめるべきです。もちろんそれによって損失を被る場合もあるかもしれないので、リスク管理をしつつ、失っても痛くない程度の資金を使って裏付けを取っていきましょう。
投資に限った話ではありませんが、知識は実践を通してアウトプットすることでより深く定着していくのです。せっかく投資についての市場にアクセスできる立場にあるのですから、本で学んだ知識はどんどん使っていきましょう。
体系的に学ぶ意識を持つ
繰り返しになりますが、知識は体系化してこそ意味を持ちます。そのため本を読む段階で、知識を体系化していく意識を持つと有益です。体系化とは独立しているように感じられた知識がそれぞれつながっていく状態を指します。
そして一つの大きな知識となるのです。知識を体系化することで、それぞれの本に存在する偏りを是正して読んでいくことができます。また不測の事態が遭ったときにより冷静で正しい判断を下すことにもつながります。
まとめ
今回は投資の本についておすすめの20冊をレベル別に紹介しました。あなたも自分のレベルに合ったものを選んで手に取ってみてください。
投資は常に学習が必要とされる世界です。そして、最も多くの情報に触れる機会を得ることができ鵜るのが読書です。あなたも読書を通して知識を体系化し、先人たちが遺した輝かしい言葉に触れましょう。
そして、それらの知識は実践を通してより一層深めていくのです。またあなたに合った本を見つけることで、投資の世界の新たな魅力に気づくこともできるはずです。少しずつでよいので、紹介した本を順番に読み進めていってください。