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【投資初心者は要注意!】投資で大失敗する人に共通する7つの特徴とは?

【投資初心者は要注意!】投資で大失敗する人に共通する7つの特徴とは?

大失敗をまねく投資家には、共通点があることをご存知でしょうか?成功者が避けている「7つの過ち」のうち、いずれかに当てはまると失敗の確率がグッと上がってしまうのです。

心当たりのあるポイントが、複数あるなら赤信号。知らず知らずのうちに「失敗投資家のマインド」が身に付いていると、せっかくのチャンスを逃してしまいます。

今回は、失敗投資家の共通点やブログを紹介しているので、ご自身と比較して「成功投資家」への軌道修正に役立ててください。

失敗投資家に共通するポイント7選

リスク

書籍やネット、テレビなどで報道される投資の失敗談には共通点があります。投資家は小手先のテクニックを身につけるより、これらの過去事例から失敗を減らす方法を知ることが先決です。

7つの共通点をすべて回避することで、初めて成功投資家への第一歩を踏み出せます。

その1. 投資におけるプランや目標がない

仕事や人生における計画の大切さは認知されているものの、投資になった途端にプランニングは軽視されがちです。

あくまで投資は、将来性のある領域を見極めて出資をする行為。その日の気分でお金を注ぎ込み、偶然の結果に一喜一憂するパチンコやスロットとは違うのです。

目標があれば投資にルールが生まれる

成功する投資家たちは、それぞれのプランにもとづいた参入・撤退のタイミングをもち、衝動的な取引をしないためのルールを課して無謀な深追いはしません。情報収集を怠ることもなく、いわば情報戦ともいえる投資の世界で生き残るために真剣なのです。

投資に対して必死に向き合う投資家と、ギャンブル的な意識のもと運用をおこなう投資家では結果が違って当然。そして、運用方針の基礎部分となる「目標」がないままでは、ルールや成功哲学は生まれないのです。

その2. 設定したルールを守れない

危険

明確な投資プランがなければ、どこまでリスクを取って運用して良いのか判断できません。これは、株式投資やFXの失敗にありがちな「損切りができない」という状況をまねきます。

投資家が運営するブログやSNSを見れば、好成績を重ねている投資家でも数多く失敗を重ねていることが分かります。しかし、彼らが失敗投資家と明確に異なることは、失敗だと判断した瞬間にすぐ撤退するという点。

どれほど将来性に期待がもてる投資先であっても、予想に反する運用結果になる傾向が見えた途端に手放して、新たに仮説を立て直すのです。一見すると当然の行為に思えるものの、金銭が関わる状況で冷静に判断を下すことは容易ではありません。

「プロスペクト理論」が投資家の損失を大きくする

冷静な判断が難しくなってしまうのは、投資家がもつ心理作用の1つに「プロスペクト理論」という意思決定に関わる理論があるからです。この心理作用は、つぎのような場面で働きます。

・選択肢A:確実に100万円がもらえる ・選択肢B:じゃんけんに勝てば210万円もらえるが、負ければ1円ももらえない

上記の条件であれば、多くの人は選択肢Aを選びます。しかし、210万円を2で割れば105万円となることから、もらえる金額の期待値が高いのは選択肢Bです。

一方で、つぎの条件であればどうでしょうか。

・選択肢A:確実に100万円を失う ・選択肢B:じゃんけんに勝てば何も失わないが、負ければ210万円失う

冷静に期待値を考えれば選択肢Aが最適な行動のはずですが、多くの人は「確実な損失」より「負けない可能性」を信じて選択肢Bを選びます。

損失が出ても「いつか価格が盛り返す」と思ってしまう

投資でも同様の傾向が見られ、投資家は損失額が大きくなるリスクを冒してでも「負けない可能性」を選びがち。そのため投資先がマイナスに傾いても、相場価格が回復して損失がゼロに戻ることに賭けてしまい、結果として損切りができないまま静観するのです。

この失敗を阻止するには、好成績を重ねる投資家の「失敗時の対応」を真似することと、プロスペクト理論が投資家にもたらす理論上の矛盾を意識するほかありません。心理的な錯覚にだまされない投資家が成功していると認識して、早めの損切りが間違いではないと理解することが大切です。

その3. 分散投資によるリスク管理をしない

危険

10個ある卵を1つのかごに盛ったとき、かごを落とすだけで10個の卵が割れてしまいます。しかし、卵を1つずつ別のかごに盛ったなら、一度かごを落としても割れる卵は1個だけ。卵を入れるかごを分散したことで、リスクは1割におさえられました。

これは、投資の世界でもちいられる「卵は1つのかごに盛るな」という格言がもたらす教訓。卵を分けたように一点投資ではなく分散投資を選ぶことで、損失が生まれても他の投資先から得た利益で補填できるのです。

一点投資はハイリスクかつ損をする可能性が高い

卵の例からも分かるように、投資先1つの値動きに依存する一点投資はハイリスク・ハイリターン。「大きな利益」か「大きな損失」のどちらかに傾きやすいため、一見すると丁半博打のように感じられるものの、前述したプロスペクト理論を考慮してみてください。確実に利益を得られるよう早めに利益確定しつつも、下落時には「これから回復するかもしれない」と売れないまま含み損が増えると想像できるはずです。

分散投資には、損失が利益の足を引っ張るというデメリットがありますが、一気に資産を激減させたくなければ「リスクを小分けにする」という意識が欠かせません。

その4. 生活費に手を付けてしまう

小遣い稼ぎのために投資を始めて、大損失を抱えたまま家族に話せない人。購入した金融商品が負債となり莫大な借金を負ってしまう人など、テレビメディアやネットではたびたび悲惨な失敗事例が取り上げられます。

これらは、投資に充てても良い範囲を超えて、多額の運用を続けたケースがほとんど。たとえば株式投資やFXは、手持ち以上の資金を扱える「レバレッジ投資」と呼ばれる運用が容易におこなえます。

株式投資であれば口座にある金額の約3倍、FXであれば25倍までの金額が扱えるため、投資先が下落すれば資金を失うのは一瞬です。口座の金額以上にマイナスが膨らめば「追証(おいしょう)」と呼ばれる資金の追加が求められ、あらかじめ投資に充てる予定であった金額以上に損失が大きくなります。

分散投資については、以下の記事でも詳しく解説しています。

分散投資の基本と具体的な投資手法、おすすめのポートフォリオ5選

その5. 他人の意見に流されてしまう

金銭が関わる投資の世界では、個人や法人をとわず私利私欲のために情報を利用する人が多くいます。

株式投資では「仕手株」や「はめ込み」といった、情報戦による相場操縦で利益をねらう投資家もおり、偽の情報を広める「風説の流布」をおこない逮捕される事例もあるほど。不動産投資であれば、デメリットを隠したまま物件購入を促す営業マンもおり、投資家は他人の意見を安易に信じ込まない意識が求められます。

ネットの普及により情報は即座に手に入るものの、まずは内容の信ぴょう性について考慮して、自己責任で投資する意識が重要です。投資において行動の速さは大切ですが、情報の裏には誰かの欲望が関与していないのか疑問をもちましょう。

その6. 情報収集や投資先の分析を怠る

グラフ

前述した「仕手株」や「はめ込み」のような相場操縦の被害を受けるのは、ネット掲示板やSNSに投稿される根拠のない情報を信じた投資家たちです。一方、これらの偽情報は成功している投資家たちの耳にも入るはずですが、なぜ彼らは騙されることなく被害を回避できるのでしょうか?

相場操縦は「情報収集が不十分な人」が引っかかる

前提として相場操縦がおこなわれやすい銘柄というのは、以下のような共通点があります。

・出来高(取引量)が少ない ・現在の株価が安く、小資金で値動きさせやすい

仕手株を手がける仕手筋は、これらの特徴を利用して「急騰する銘柄」を演出します。一度に値上がりする銘柄を見た投資家たちが、乗り遅れたくない一心で仕手株を買い集めるため価格はさらに上昇。十分に値上がりしたところで仕手筋は保有株を売り切り、根拠なく急騰したことが発覚すれば仕手株は株価が落ち込みます。

これらの多くは、対象銘柄である企業の公式ページや経営状況から、急騰の根拠となる材料の有無を確かめれば阻止できる被害です。つまり、日常的に公式情報を確認していれば、仕手株やはめ込みの多くは回避できるのです。

情報不足による失敗はすべての投資で起こること

被害を受ける投資家と、騙されることなく成功を重ねる投資家の違いは「入念な情報収集」をしているか、そうでないかという違いのみ。分析を面倒に感じて偽情報に踊らされる投資家は、いつまでも失敗続きとなる可能性が高いと言えます。

この項では、問題が表面化しやすい株式投資を一例にしただけに過ぎず、情報不足による失敗は投資全般に共通するものです。回避できるはずの被害に巻き込まれないためには、どの投資でも情報収集が大切だと忘れてはなりません。

その7. 知っている情報や考え方が偏っている

仮想通貨

人間は自身の立ち位置に対して、都合の良い情報だけを聞き入れる「確証バイアス」と、都合の悪い情報を遠ざける「リスク認知バイアス」と呼ばれる心理作用をもちます。これもすべての投資に当てはまる内容ですが、ここでは仮想通貨を例にしてご説明します。

仮想通貨は2018年から低迷しているのが事実

2017年には仮想通貨が流行し、法定通貨に代わるお金として注目を集めました。仮想通貨に投資した人たちは、ブロックチェーン技術や非中央集権(貨幣の管理元がいない)といった画期的な仕組みに将来性を感じて、市場の急成長を確信していたのです。

しかし、2018年に突入してからは市場が低迷。ほぼ不可能といわれていた「51%攻撃」と呼ばれる不正行為の発生もあり、前年度の勢いを失ってしまいました。

利益が見込めず取引所や通貨へのハッキングが横行するなか、理不尽なリスクを回避するならば一旦撤退するべきでしょう。それでも「仮想通貨は必ず値上がりする」といった意見は絶えず、主観が先行する通貨保有者は少なくありません。

現状の危機を無視して将来を楽観視する危険性

彼らは自らの意思に関係なく「仮想通貨には将来性がある」というメリットと、その主張を強化するポジティブな情報ばかりを取り込み、相場価格の現状や51%攻撃については一時的なものと過小評価してしまうのです。

これは株式投資であれば、いまの相場価格よりも過去の決算情報を信じてしまう状態。FXであれば、ネット掲示板から保有通貨に関する、都合の良い情報だけを信じてしまう状態です。

万人がもつ心理作用であるため対策は難しいものの、客観視の第一歩として「反対意見を聞き入れる」という姿勢が重要だといえます。

実際に失敗した投資家のブログ

7つのポイントがもたらす結果を知るためには、先輩投資家が告白する失敗事例を見るのが1番。

ブログではリアルな心情や状況が閲覧できるため、慎重さを欠くことの怖さがダイレクトに伝わってきます。

仮想通貨の失敗事例:損失総額790万円

ねるこブログ

ねるこブログのトップ画像 仮想通貨の上昇相場で順調に資産拡大を進めた龍之介さんは、あるときリスク・リターンが極めて高い「草コイン(マイナーな仮想通貨)」への投資を開始。投資額の9割を注ぎ込んで購入した草コインは急騰したものの、利用していた通貨取引所が一時取引停止の事態に陥ります。

その後、取引停止は局所的に回復したものの、龍之介さんが売買していた草コインは価値が下落して取引不可能になりました。残金でビットコインFXを始めましたが、こちらも損失を生んで退場。

800万円あった投資資金は10万円まで減少したことを、ブログで明かしています。

株式投資・先物取引の失敗事例:累計損失2,800万円

SmileMoheji’s diary

SmileMoheji’sdiaryのトップ画像

1,400万円の貯蓄を作り先物取引をしていたスマイル君さんは、入念な分析の末に1,300万円という多額の投資額で一点投資を決行。一時は200万円を超える含み益が出たものの、みるみる相場価格が下落して700万円の損失を抱えたときの心情がブログ内で語られています。

最終的に損失は1,000万円まで膨れ上がり、全財産はたった7時間で400万円まで落ち込みました。そして、ブログ内で「もう全力買いはしない」と語っていたものの、2日後には残金を利用して再投資。何度も再投資に挑戦しては、損失を抱えて撤退する様子が印象的です。

スマイル君さんは、この一件から2年経過した現在まで、株式投資やFXなど手広く投資を手がけているものの損失は膨らむばかり。2018年10月時点の記事では、累計損失額がおよそ2,800万円であることを公開しています。

不動産投資の失敗事例:借入総額1億5,000万円

株式投資家ハードロックマンの投資ブログ

株式投資家ハードロックマンの投資ブログのトップ画像

ハードロックマンさんは、約7,000万円の銀行融資と500万円ほどの自己資金でアパートを購入しました。

しかし、不動産会社が提示する楽観的な利益率に惑わされ、想定年間利益が約70万円だったにもかかわらず実際の年間利益は9万4,648円。利益率は当初想定していた金額の約13%しかなく、その後に購入した2棟目のアパートも収益性は低いようです。

融資額を合計すれば借金は1億5,000万円ほどになっており、自身には不動産投資が向いていないと判断して撤退を宣言しています。しかし、アパート2棟を売却しても借入を完済できないため、現在はアパート運用を継続しつつ株式投資とソーシャルレンディングに注力。

ブログで収支公開や各投資の情報を発信しながら、再起のために投資先を拡張しています。

その他の失敗談については、以下の記事でもまとめています。

不動産投資ブログにある失敗談を活用して失敗を回避、成功に導く方法

まとめ

失敗投資家の共通ポイントのなかで、当てはまっているものはありましたか?

心当たりのある内容があったなら、軌道修正のチャンスです。自身では気付きづらい「失敗投資家のマインド」の存在を把握し、客観的に改善できる投資家だけが成功の道を進んでいきます。

失敗の兆候があらわれたら、今回挙げたポイントからプランニングや情報収集を見直して再出発してみてください。

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