今から投資を始めるならコレだ!年齢別オススメ投資商品をご紹介
投資には興味があるけど、どんな商品を選べば良いか分からないという方いらっしゃいませんか?
今では投資のプロのような人でも、投資初心者のころは同じような悩みを抱えていたはずです。 しかし、実際に投資を始めたからこそ、彼らには今があります。
今、悩んでいる方も、ぜひ本記事を参考に投資を始めてみましょう。 本記事では、これから投資を始められる方に向けてオススメの投資や年代毎に適した投資についてお伝えしていきます。
投資未経験者にオススメの投資は?
一口に投資といっても株式投資やFX、不動産投資のほか、投資信託やREIT、また最近では仮想通貨なども注目を集めました。
今まで投資をしたことがない人は、何を選ぶと良いのでしょうか?
まずは少額から始められる投資がオススメ
基本的には、最初は少額から始められる投資から始めた方が良いでしょう。
投資というのは、実際にお金をかけてみないと分からないものです。 そこで、対象の投資について一通り勉強した上で、まずは実際にお金をかけてみることが大切です。 しかし、いくら勉強したところでいきなり他の投資家に勝つことは難しいでしょう。
つまり、ほとんどの確率で最初の投資は負けてしまうはずです。 このように、負けてしまった時に致命的な負けとならないよう、最初は少額から投資できる商品を選ぶべきなのです。
手元資金10万円以下からでも始められる株式投資やFXなどはオススメだと言えるでしょう。
専門家や知人に相談してみよう
まったくの投資初心者の方には少額から始められる投資がオススメですが、専門家や知人に相談しながら決めるとより安心でしょう。
FPに相談する
FP(ファイナンシャル・プランナー)はお金に関する助言をする専門家ですが、株式投資やFXなど資産運用のアドバイスを専門にしているFPもいます。
投資についてFPに相談するのであれば、その人が投資運用でどれだけ実力と実績があるのかがポイントとなります。
また、相談するFPによっては、自社で取り扱いのある商品を進めることを目的としている場合もあるので、その場合は取り扱いのある金融商品数の数はどの位あるのかにも着目しましょう。
すでに投資に取り組んでいる知人にアドバイスを貰う
知人の中にすでに投資に取り組んでいる人がいるのであればどのような理由で、どのような商品を購入しているのか聞いてみましょう。 また、可能であればその人が初心者のころどのように投資に取り組んでいたのか聞けると良いです。
「今はそこそこ勝っているけど昔は〇〇という理由で勝てなかった」などと失敗談を聞けると参考になるはずです。
AIを活用するのも手
最近では投資にAIを活用したものも出てきています。
AIを利用した投資には、大きく分けて2つの種類があり、1つが投資信託の商品の選定にAIを活用するもので、もう1つがAIからの質問などに答える形で投資先を選定するもの。 AIは設定された投資方針に沿って投資を進めるだけなので、心理などが影響する人が投資するのと比べて着実に利益を上げやすいと言われています。
まだ投資にAIを活用するのは黎明期で、投資初心者の方でも今のうちに始めておけば、将来投資上級者にも勝てるようになるかもしれません。
投資は始めるタイミングは「今」が一番良い
まだ投資を始めていない方の中には、「投資には興味があるけど今はお金もないしもう少しお金を貯めてから考えたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、投資は始めようが始めまいが誰に迷惑をかけるものではないため、そう考えても問題ありません。 しかし、いつかは始めたいと本当に思っているのであれば、「今」始めるのがベストです。
お金が問題なのであれば「〇〇カ月後までに〇〇万円貯めて投資を始める」などと少なくとも期限を設けることをオススメします。 (念のためですが)これは「今」が投資に適した時期だというわけではなく好景気や不景気に関わらず、あなたのできるタイミングで、できるだけ投資を早く始めるべきだということです。
その理由は、これから説明します。
投資は「率」のゲーム
なぜ、今投資を始めたほうが良いのかというと、投資は「率」のゲームだからです。
例えば、今100万円持っている人が年間で投資で20%勝てば20万円の利益ですが、1億円持っている人が年間で20%勝てば2,000万円の利益です。 そして、100万円持っている人も1億円持っている人も20%勝つためにやることはそう大きく変わるわけではありません。 なお、上記は勝った時の例ですが、負けた時も同じで、こちらの方がより大切です。
100万円かけて20%負けると20万円の損失ですが、1億円かけて20%負けると2,000万円の損失です。 さらに、仮に大暴落にあって200%負けたとすると100万円の時は-100万円、1億円の時は-1億円です。
投資中級者~上級者の方であれば仮に暴落に巻き込まれても致命傷にならないだけの策を講じているはずです。 一方、初心者の方は暴落に対してどう対応して良いか分からないのではないでしょうか。
仮に暴落にあってしまっても100万円の借金であればまだ何とかなりますが、1億円の借金を背負ってしまっては返すに返せません。
このことから、知識が少なく勝率も低い初心者の頃は少額投資で失敗を経験し、徐々に投資経験を積んでいく中で元手を増やしていくのが理想で、そのためには投資の元手が少なくとも「今」投資を始めるべきだということをお伝えしたいのです。
何のために投資を始めるの?
投資を始めるタイミングを考える際には、何のために投資を始めるのかについても考えておくと良いでしょう。
投資の目的としては「副収入を得たい」や「安定した不労収入を得たい」という方、中には単に投資の知識を得ることを目的にしている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな方でも自分のお金をリスクにさらすのですから、投資の結果、お金を得たいとは思っているのではないでしょうか。
こうした、投資を始める理由についてはより具体的にしておくと良いです。
例えば、現在20代後半の方であれば「30代が終わるまでに1億円稼ぎたい」であったり、もしくは年代に関わらず安定した収入が欲しいのであれば「50歳までに月50万円は安定して稼ぎたい」であったりと、期限と金額を明確にしておくと、その目的の達成のためにどうすれば良いのかを考えやすくなるのでオススメです。
このように目的を具体的にしておくと、〇〇歳までには投資を始めて、そのためには〇〇カ月後までに〇〇万円貯金しないといけない、などと今できることを見つけやすくなります。
これから投資を始める人にオススメの投資商品
特にこれから投資を始める方にオススメの投資商品をご紹介していきたいと思います。
株式投資とNISA
投資と言えば株式投資を思い浮かべる方も少なくないでしょう。
株式投資は主にその売買益、つまり安いところで買って高いところで売ることで利益を得ます。
また、株式投資で利益が出ると2割の税金がかかってしまいますが、120万円までであれば税金が免除されるNISAを利用することもできます。
通常、30万円で購入した株式が20%価格上昇し、36万円のところで売却すると差額の6万円の利益に対して20%の税金が課され、受け取れる利益は4.8万円となります。
これが、NISAの適用を受けた口座で売買すれば6万円まるごと受け取ることができます。
売買だけでなく保有しているだけでも利益を得られる
また、株式投資は保有し続けることで配当金や株主優待を受けることができます。 配当金は、高いもので3%程度なので、例えば30万円投資すれば9,000円程度となります。
株主優待には投資した企業の商品やサービス券であることが多く、配当金と合わせると結構なリターンを得られる企業もあります。
NISA口座を利用して株式を購入した場合、一度購入してしまうと120万円の枠を消費してしまうため、基本的には長期で持つことになります。
もちろん、保有期間中の株価の上下による売買差益も大事ですが、配当金や株主優待にも注目すると良いでしょう。
投資信託と積立NISA
投資信託は、設定した投資方針に従って投資のプロが株や不動産を売買するファンドがあり、投資家はそのファンドに投資するといったものになります。
株式投資など他の投資では自動車業界と航空業界など異なる分野の銘柄を分散投資することでリスクを回避する必要がありますが、投資信託ではプロが分散投資しており、あなたはその商品を購入するだけでリスクを軽減できます。
投資信託は購入時だけでなく保有時にも手数料がかかることには注意が必要です。
また、投資信託では毎月一定額を積立て年間40万円まで積立できる積立NISAを利用できる点も抑えておきましょう。 積立NISAもNISAと同じく税金を免除できる制度で、毎月堅実に積み立てていきたいという方にはオススメです。
不動産投資
不動産投資は、アパートやマンションなどを購入、もしくは新築して入居者を募りその家賃収入を得る投資です。
数字だけでやり取りできる株式投資や投資信託とは異なり、不動産投資では実際に不動産を保有することになります。 購入費用や新築費用には大きなお金が必要になりますが、購入する不動産を担保にローンを借りることができるため、特に低金利の昨今では人気の投資先です。
最初に大きな借金を背負ってしまうためリスクもありますが、最終的には不動産を売却することもできるため、比較的堅実で投資初心者の方にもオススメできます。
仮想通貨は投資?
2017年年末~2018年年初にかけて仮想通貨が大きく値上がりし、日本でも大きな話題となりました。 中には2~3カ月で価格が10倍になるものもあるなど、他の投資では不可能と言える倍率で、夢のある投資先だと言えるでしょう。
とはいえ、このように急激に上昇するということは同じように下がる可能性もあるわけで、10倍になった後に購入した人の中には数日で資産が半分以下になったという方もいます。
当時、そもそも仮想通貨は投資か投機かということが話題になりました。 投資と投機についてはいろいろな解釈がありますが、簡単に言えば投資は事業などに対してお金を出してそれに対するリターンを得るもので、投機はギャンブルのことだと考えて良いでしょう。
仮想通貨に対しても、その理念や将来性に魅力を感じて投資した方もいたはずですが、一方でギャンブルのように儲けることを目的として仮想通貨を購入した方もいたでしょう。
いずれにせよ、価格が大きく上下する2018年現在の状況では、初心者にオススメする投資先として仮想通貨はオススメできません。
リスクを避ける投資の始め方
投資では、対象の商品は必ず価格が上下し、それを100%予想することはできません。 これは投資上級者の方も同じで、投資のプロでさえ読みを誤ります。
これから投資を始められる方はこのことをよく理解し、仮に失敗したとしても致命傷にならないよう、できるだけリスクを抑えた手法を取りましょう。
以下で、リスクを避ける投資について解説します。
余裕資金を使って投資を始める
まず、投資は余裕資金を使って始めるようにしましょう。
人によって余裕資金の目安は異なるでしょうが、一般的には生活資金も含めた資産の3割程度以下にすると良いと言われています。 つまり、自分で自由にできるお金が500万円あったとしたら、投資に回すお金は150万円程度に抑えるようにします。
こうすることで、万が一のことが起こっても、最悪その150万円を失うだけで済みます。
このことが投資中の心理にも影響を与え、余裕をもって投資に取り組むことができるようになります。
信用取引は手を出さない
投資資金に充てる金額を3割以下に抑えることで、何が起こっても最悪その3割分を失うだけで済むことをお伝えしましたが、株式投資の信用取引のようにレバレッジをかけた取引ではそれ以上の損失が出てしまう可能性があるため、基本的には手を出さないようにしましょう。
株式投資では預けたお金の約3.3倍、国内のFXであれば25倍まで投資できます。
株式投資の信用取引であれば、例えば100万円預けたお金で330万円まで投資することが可能で、100万円が仮に半分になっても50万円ですが、330万円が半分になるとマイナス165万円で、元本の100万円を割って借金が生じてしまいます。
これがプラスの方向に動けばそれだけ大きな利益を得られるのですが、特に初心者の方はリスクを避けることに注力しましょう。
積立投資とドルコスト平均法
リスクを抑えた投資としてオススメしたいのが積み立てによるドルコスト平均法です。
ドルコスト平均法とは、毎月一定額投資することで、価格の安い時は多く買い、価格の高い時は少なく買っていく方法です。
例えば、毎月1万円分投資信託を購入する積立投信を購入すると、1か月目には1万口買ったものが、2か月目には基準価格が安くなり1万5,000口購入、3か月目にはまた1万口に戻ったものの4か月目には基準価格が高くなり7,500口購入といったように変動する買い方です。
仮に1か月目に4万円投資していたら、4万口の購入だったところ4万2,500口購入できたことになります。
1カ月目 | 2カ月目 | 3カ月目 | 4カ月目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
一括購入 | 4万口 | - | - | - | 4万口 |
ドルコスト平均法 | 1万口 | 1万5,000口 | 1万口 | 7,500口 | 4万2,500口 |
※横スクロールできます。
もちろん、購入するタイミングによっては一括購入の方がお得になる事もあります。
しかし、ドルコスト平均法では、一時的な下落時でも大きな損害を受けづらく、また価格が下がるとなかなか買い増ししづらい中、設定さえしておけば自動的に買い進めることができます。
特に、初心者の内は価格が大きく下がると慌てて売却してしまい、その後価格が戻すという経験をする方が少なくないため、ドルコスト平均法による積立投資はこうした失敗をしがちな初心者にオススメだと言えるでしょう。
最初の一歩は年齢次第
ここまでこれから投資を始める方向けの内容をお伝えしてきましたが、具体的にどのように投資の戦略を立てていくべきかは始める年齢によって異なります。
以下で、20代、30代、40代それぞれの年代で始められる場合、それぞれに向いた投資をお伝えします。
20代の方は株式投資や投資信託で少額投資
現在20代の方で、これから投資を始める方は手元の資金が充分でないことも多いでしょうから、まずは株式投資やFXの少額投資から始めましょう。
数年間かけて元手を増やすことができたら、より投資金額を増やしても良いですし、不動産投資など他の投資に進んでみても良いでしょう。
SNSなどを見ると若くして〇億円稼いだなどの投稿が見られるかもしれませんが、そうしたことにつられて高いレバレッジをかけて投資することは止めましょう。
仮に毎年20%の儲けであっても、儲けたお金を再投資すれば10年間で元手は5倍以上に増えます。
なお、20代で不動産投資を始めるのにはローンの審査の問題がありますが、審査の問題をクリアできるのであれば20代から不動産投資を始めるのも良いでしょう。
早く始めれば始める程、ローンの返済を早い年齢で終えることができ、返済後は次の投資を考えることもできます。
30代の方は不動産投資も視野に入れよう
30代の方でこれから投資を始めようと思っている方も、株式投資やFXの少額投資から始めても良いですが、これまで貯めてきた貯金や会社員としての信用などを使って最初から不動産投資に取り組むのも良いでしょう。
なお、20代である程度まとまった元手を作った方は、特にそのお金の取り扱いには注意が必要です。
投資では、かけたお金が一瞬にして目減りしてしまうことが常に可能性として存在します。
余裕資金で始めるのであればまだ良いですが、全額をかけて暴落にあってしまうと「2度と投資の世界には足をつっこまない」となりかねません。
初心者の内は極力リスクを抑えた投資を目指しましょう。
40代以降の方はより不動産投資のメリットが大きくなる
40代以降の方は30代のころよりさらに不動産投資を選ぶメリットが大きくなります。
というのも、不動産はローンの団体信用生命保険が生命保険代わりになりますし、将来相続するとなった時には相続税評価額を安く抑えることができ、また家賃収入を老後の収入とすることを20代のころよりイメージしやすい年代だからです。
なお、団体信用生命保険では告知事項があるため、できるだけ早いタイミングで投資を始めることを検討しましょう。
まとめ
これから投資を始める方に向けて、オススメの投資や、投資を始めるタイミング、年代ごとに向いた投資についてなどをお伝えしてきました。
投資は儲かったお金を再投資することで複利とすることができるため、できるだけ早いタイミングで始めることで最終的な運用金額を大きく出来ます。
投資の相場は良い時ばかりではありませんが、長い期間で見て高い成果を上げるにはリスクを抑えた投資を長年にかけて続けていくことが大切です。
今の年齢に関わらず、まずは投資を実際に始めることから始めてみましょう。