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買うべき投資信託はどれ?安定した銘柄の選び方とおすすめ10選

By Oh!Ya編集部

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買うべき投資信託はどれ?安定した銘柄の選び方とおすすめ10選

投資信託を活用した資産運用をお考えですか?プロに運用を任せることができてリスク分散効果も高い投資信託は人気が高く、資産運用の定番になっています。

しかし、投資信託と一口に言ってもその本数は日本国内だけでも5,000本を超えます。これだけあると、何を選べば良いのか分からなくなってしまいます。特に投資初心者の方々にとっては決めかねる部分が大きいと思うので、それなら「詳しい人におすすめの投資信託を聞きたい」と思われるのではないでしょうか。

そこで当記事では、そんな声にお応えして編集部がおすすめする投資信託のカテゴリーや、そもそも投資信託をおすすめする理由、そして最後には厳選した具体的な銘柄10選をご紹介します。

目次

安定志向の方におすすめの投資信託カテゴリー5選

投資初心者の方が5,000本以上ある投資信託の中から、何を選ぶべきか?最初に数ある投資信託のカテゴリーの中からおすすめしたいカテゴリーを5つご紹介します。まだ意味がよく分からなくても問題ありません。「なるほど、その種類に注目しておけばいいのか」という理解で十分です。

国内株インデックスファンド、ETF

インデックスファンドというのは、平均株価や指数など、その市場全体の騰落を示す数値と連動するように運用されている投資信託のことです。そしてETFとは、証券取引所に上場されているインデックスファンドのことです。

国内株インデックスファンドということは、日本国内の株式全体の動きを示すような数値と連動するように運用されている投資信託という意味です。日経平均株価とTOPIXが代表的な指数なので、これらの指数と連動するように運用されている投資信託群が、おすすめカテゴリーのひとつです。

米国株インデックスファンド、ETF

日本株の次におすすめなのが、米国株のインデックスファンドおよびETFです。世界的に経済の成長は鈍化しつつあり、株価がそれを象徴するように伸び悩んでいます。それはもちろん日本も例外ではなく、日経平均株価が2万5,000円、3万円といったように伸びていくような気配はありません。

しかし、アメリカは違います。アメリカ経済の好調やGAFAと呼ばれる巨大IT産業の成長も手伝って株価は好調を続けています。ダウ平均やS&P500、ナスダック指数といったアメリカの株価指数と連動するインデックスファンドやETFももちろん好調を維持しており、すでに高値圏にはあるもののここからの暴落は考えにくいので、投資信託のカテゴリーとしてもおすすめ度は高いと思います。

J-REIT

REIT(リート)とは不動産に特化した投資信託のことで、J-REITとは日本の証券取引所に上場されているREIT銘柄のことです。日本では不動産市場の好調が続いており、それはJ-REITの人気にも反映しています。

株式投資型の投資信託と違って不動産を所有するため、収益力が悪化したとしても不動産を保有していることは変わらないため、突然紙切れになってしまうリスクはほぼありません。しかもREITでは個人投資家が自分のお金では買えないような高額物件、有料物件に投資しているため、そこから得られる安定的な収益も魅力です。

平均利回りは3%を超えており、すでに多くの投資家がREITを保有しており、海外からの資金流入も多いことから今後も堅調な推移が予想されます。

バランス型投資信託

複数の投資商品で運用するためリスク分散が図られているのは投資信託の大きなメリットです。バランス型投資信託というのはこのリスク分散効果をさらに高めたもので、株や債券といったように横断的な運用をするだけでなく、さらに先進国と新興国といったように投資先も分散し、そのバランスを重視しています。

一方が良ければもう一方は悪くなるというのが経済なので、バランス型投資信託の多くはそのファンドの中に好調なものと低調なものが混在します。そのため特定の投資商品が好調になっても大きな成長は見込めませんが、その分リスクが低く、資産運用の安全性を高められる点でおすすめします。

アクティブ型投資信託

アクティブ型投資信託はアクティブファンドとも呼ばれ、インデックス型投資信託が連動している株価指数や平均株価などを上回る運用を目指すのが特徴です。本来であればこれをおすすめの1位としたいところですが、アクティブ型投資信託の中で本当に平均値を上回る運用ができているのはごく一部で、ファンドマネージャーの力量に依存する部分が大きいというのがネックになります。

少ないながらも平均値を上回る運用ができている銘柄もあるので、銘柄選びを間違えなければという条件付きでおすすめをしたいと思います。

リスクの観点からおすすめできない投資信託5選

あくまでも編集部の独断による選定なので完全否定するわけではありませんが、それぞれの投資信託でおすすめをしない理由を述べているので、それをお読みになってご自身で判断をしてください。

債券型投資信託

債券というのは世界中の政府が発行している国債や企業が発行する社債など、資金調達(つまり借金です)をする際に発行される証文のことです。債券型投資信託を買うということは間接的に運用先の政府や企業にお金を貸すことになるわけですが、この金利が低いのがネックです。

世界経済は現在、金融緩和(量的緩和)の流れによって資金余りの状態です。投資マネーが運用先を探し回っている状況なので、債券市場にも多くのお金が流入しています。こうしたお金が債券を買うということは、お金を借りる側があまり高い金利を支払わなくても貸してくれるという力関係にあります。

日本の国債についても低金利が続いており、個人向け国債の金利は0.05%です(固定5の場合)。世界的にも信用力のある債券は金利が安いため、投資信託の運用益もそれだけ少なくなることが、おすすめをしない理由です。

新興国運用型投資信託

新興国というのはBRICsと呼ばれる経済新興国や、その次に続くトルコやアルゼンチン、メキシコ、ベトナム、タイといったように国々のことです。新興国運用型の投資信託はエマージングファンドとも呼ばれ、こうした国の経済成長力を味方につけようとする目的を帯びています。

こうした新興国投資のメリットは、まだ経済成長をしていない段階で投資をしておくと、やがて経済成長によってさまざまな金融資産が値上がりするため、その値上がり分が利益になることです。海外不動産投資の世界ではこうした新興国に投資しませんかという宣伝文句をよく見かけますが、こうした投資案件も経済成長によって不動産バブルが発生することを期待しています。

成長余地が大きい国への投資が悪いとは言いませんが、すでに世界には先進国があるのになぜその国の経済成長は今からなのかという点を考えておく必要があります。長らく内戦をしていたせいで成長が遅れた、あまり勤勉ではない国民性、資源高によって特需のような成長としているといったように、その経済成長が果たして実力通りなのかは怪しい部分があります。

こうした国々にはカントリーリスクといって政情不安や独裁政治の脆弱性、さらには政権転覆によって国家システムが大きく変わってしまうという懸念がつきまといます。そもそも経済が脆弱なので、こういった国でネガティブな事件が起きると為替レートが暴落することもしばしばで、投資信託にもその悪影響が及びます。

新興国の成長モデルを象徴してきた中国ですら景気減速が顕著になっているので、やはり新興国向け投資はリスクが高すぎると言わざるをえません。

テーマ型投資信託

テーマ型投資信託というカテゴリーをご存知でしょうか。テーマとはこれから流行りそうな分野をテーマとして設定し、それに関連のある銘柄を集めて投資をする投資信託のことです。たとえば「AI」というテーマであれば、IT企業やAIの研究開発に力を入れている企業群を設定し、それらの株を買って運用するという具合です。

筆者がテーマ型投資信託をおすすめしないのは、特定のテーマに集中投資するということは大化けの可能性がある一方で、そのテーマと心中することになります。これだとリスクがとても高いわけですが、その一方でテーマ型の投資信託は手数料が高い傾向があるため、リスクが高い上に手数料が高いとなると、やはりおすすめできないカテゴリーとなってしまいます。

毎月分配型投資信託

数ある投資信託の中に「毎月分配型」というカテゴリーがあることをご存知でしょうか。この毎月分配型というのは文字通り、その投資信託を保有していたら毎月お金がもらえるという意味です。なんとなく不労所得っぽく見えるため魅力的に見えるのですが、よほどの利益を上げている投資信託でもない限り、毎月決まった分配金を出すことは不可能です。

では、その分配金はどこから出ているのかといいますと、投資家から集めた元本です。投資家から集めたお金を少しずつ投資家に返しているだけで、そんな分配金のことを特別分配金といいます。なぜ区別されているかというと、特別分配金は自分のお金を戻してもらっているだけなので所得税が発生しないからです。

空腹になるとタコは自分の足を食べるといいますが、それになぞらえてこうした投資信託のことを「タコ足ファンド」といいます。特に毎月分配型の投資信託はタコ足ファンドだらけなので、これがおすすめしない理由です。

金融機関などの窓口でおすすめされてしまった投資信託

どんなカテゴリー、どの銘柄という以前の問題として、「他人が勧めてきた投資信託は買うべからず」という鉄則があります。特に銀行や信用金庫の窓口でおすすめされてしまった銘柄は、顧客の利益を考えて売り込んでいるのではなく自社の何らかの事情で売りたい投資信託を勧めているのにすぎないのが大半です。

このことが表面化したのが、ゆうちょ銀行で大量発覚した不適切な投資信託販売です。高齢者などあまり投資に詳しくない人を勧誘して、ゆうちょ銀行が売りたいだけの投資信託を大量に販売し、顧客に損失を発生させたことが明らかになり、同様のことがグループ内のかんぽ生命でも大量に発覚しました。郵便局ですらロクなものを勧誘していなかったのですから、やはり他人から「おすすめ」された投資信託を買うとロクなことがないと考えたほうが良さそうです。

投資信託での資産運用をおすすめする理由

ここでは少し話の段階を戻します。そもそもなぜ投資信託がこれだけおすすめと言われているのかを知っていただき、投資信託を活用した資産運用の有効性を理解していただきたいと思います。

初心者でも本格的な投資を始められる

投資信託は投資を「信託」するのですから、投資家自身は運用を行いません。投資信託の運用を行うのは投資のプロであるファンドマネージャーです。投資の知識がまったくない人が本格的な投資をするまでには相当な勉強と時間を要しますが、投資信託であれば今すぐプロ品質の投資を始めることができます。

もっとも、ファンドマネージャーとは名ばかりで大した知識や経験もないのに投資信託の資金を運用しているファンドマネージャーも少なからずいるというのが業界の通説ですが、こうした無能な運用をしている投資信託は成績も悪く残高も少ないので、くれぐれもこうした投資信託に投資をしないようにしましょう。

基本的に放ったらかしでOK

株やFXの投資をしている人は、本格的になればなるほど相場画面に張り付いていなければならなくなります。これだとサラリーマンの方など本業が別にある場合は不利になってしまいますが、投資信託は運用をプロに任せているため投資家本人は放ったらかしでOKです。

専業投資家と兼業投資家が勝負をしても勝てる確率は低いので、それならいっそのことプロに任せてしまおうというニーズに応えているのが、投資信託なのです。

リスク分散効果がある

投資信託は1つのファンドの中で複数の投資商品に投資をしており、それを日々入れ替えながら目的としているパフォーマンスを出そうとします。この「複数に投資」というのがポイントで、このことによって投資信託にはリスク分散効果が生まれます。

投資においてリスクの分散は安全性を高めるために必須の概念ですが、投資信託は自動的にそれをやってくれているので、特定の銘柄で株を買ったりすることに比べるとはるかに安全です。

投資信託の中にはバランス型、安全性重視の銘柄など、最初からリスク分散に特化した商品もあります。

少額からあらゆる金融商品に投資できる

個人投資家はそれほど多額の資金を運用できるわけではありませんが、投資信託なら間接的にこうした大規模な投資に参加することができます。

例えば巨大な物流基地などを保有すれば安定した利益が出ると分かっていても、それが10億円だといわれたら、それを買える人は限られてしまうでしょう。しかし、物流型のREITであればそれに数万円、数十万円という金額から投資できます。

日経平均株価に対する投資をしようと思ったら、本来は日経平均に組み込まれている225銘柄全部を買わなければなりませんが、日経平均連動型のインデックスファンドやETFを購入すれば、そんな投資も手軽に実現できます。

積立投資でドルコスト平均法を味方につけられる

株や債券、不動産といったように投資対象を分散することはリスク削減に有効ですが、投資には時間軸のリスク分散という概念もあります。常に価格が変動しているものは一度に全部を買うのではなく、複数回に分けて買うようにすれば価格変動のリスクが平均化されるという考え方です。

この手法のことを、ドルコスト平均法といいます。多くの投資家が実践しているリスク分散術で、投資信託でももちろん同様のことができます。毎月5万円分ずつ購入するといったように積立投資の設置をしておけば、毎月同じ日に買い増しをしていきます。この機械的な投資をしていくことによって期間が長くなればなるほど価格変動のリスクが抑制されていきます。

NISA、iDeCoなど税金面での優遇制度がある

国は投資信託による資産形成を推奨しており、その証拠にいくつかの税制優制度があります。その代表的なものがNISAとつみたてNISA、そしてiDeCoです。いずれも一定範囲内で運用益に対する非課税メリットあるのですが、これらの制度が投資対象としているのは大半が投資信託です。

つまり、投資信託での資産運用をするのであればこれらの制度を利用しない手はないということです。実質上、投資信託にしか与えられていない優遇制度なので、これも投資信託を活用するメリットのひとつです。

投資信託選びでチェックするべき項目

投資信託はとても本数が多く、それぞれの銘柄が持つ運用方針や目指しているところが異なるため、すべての人に合う投資信託を提示するのは難しいという事情があります。この記事では最小公倍数となるようなおすすめの投資信託をご紹介していますが、本来は自分に合った投資信託を自分で選べることが理想です。その理想に近づくために知っておきたい、投資信託の選び方を伝授します。

投資信託の成長性

投資信託は何らかの投資商品を集めて、そこに間接投資をする「セレクトショップ」のようなものです。どんなセレクトをしているかによって成長力が大きく変わるわけですが、その成長力を知る上で絶対にチェックするべきなのが基準価額の推移と、純資産残高です。

基準価額とは投資信託を売買する価格で、緩やかな上昇トレンドになっていることが理想です。インデックス型の場合は連動する対象となる指数の騰落についていくことになるので投資信託そのものの実力ではありませんが、それでもインデックス型を選ぶ際には指数が順調に推移している(つまりその指数と連動する投資信託の基準価額も堅調)ことを重視してください。

もうひとつの純資産残高とは、その投資信託に流入している残高のことです。当然ながら人気のある投資信託には投資家から多くのお金が集まるので、純資産残高は多くなります。そして残高が大きくなるということは投資の規模も拡大するため、アクティブ型の場合は投資の自由度が高くなります。

基準価額、純資産残高ともに緩やかな右肩上がりになっているのが理想なので、まずはこの2つの指標に注目して投資信託選びをしてください。

運用利回り実績

投資信託は過去に実績がとても重要です。先ほど基準価額推移と純資産残高に注目する必要性を解説しましたが、これらも過去の推移を見て今後の成長力を推察する手法なので、過去の実績が重要であることが改めて示されています。

ここで注目したい過去の実績とは、運用利回りです。その投資信託を1年保有したら、5年保有したら、10年保有したらどうなっていたかという利回りが表示されているので、それを見ることで過去の実績がどうであったのかが分かります。

直近の運用利回りが高い銘柄は良い銘柄に見えがちですが、重要なのは長期的な時間軸です。短期的に利益がしっかりと出ていて、それが長期になってもほぼ変わらない利回りになっているのであれば、その投資信託は今後も順調に利回りが稼げると推察できます。

信託報酬、手数料

投資信託の運用はファンドマネージャーというプロが行うため、そのプロに対する報酬が発生します。このプロへの報酬のことを信託報酬といいます。その他にも投資信託を売買する際の手数料などがあるため、これらは投資信託の運用コストとなります。

売買手数料について、「ノーロード」と表記されているものは無料です。人気の高い投資信託やインデックス型の銘柄を中心にネット証券などでノーロード扱いになっているものがあるため、ノーロードである点に注目して運用コストの削減と人気度を測るのもひとつの手です。

この記事ではインデックス型投資信託やETFを推奨していますが、それは投資信託自体の魅力もさることながら、信託報酬が安いことも大きな理由です。アクティブ型は積極運用をするためファンドマネージャーの仕事も多くなりますが、インデックス型は指数と連動するように運用すれば良いだけなので工数が少なく、その分だけ信託報酬も安くなります。

分配金の有無

毎月分配型の投資信託はタコ足ファンドの可能性が高いとしておすすめしないカテゴリーに入れましたが、そこには運用成績にも影響するという理由もあります。年に一度の決算で分配金を出すのは健全だと思いますが、毎月出すとなると「投資元本が毎月大幅に減る」という環境で運用をしなければならないことになります。これがファンドマネージャーの自由を奪ってしまい、投資成績を押し下げてしまうわけです。

基本的には分配金なしで、利益を再投資する銘柄が良いと思います。分配金がないので損をしたような気になりがちですが、その分基準価額が上がるため、投資家の利益はしっかりと確保されています。

リスクリターンのバランスが良い投資信託10選

ここまで投資信託をおすすめする理由や銘柄選びなどについて解説してきましたが、「どうもそれでも自分で決めかねる。何かおすすめがあれば教えてほしい」という方もおられると思います。そんな方のために、筆者が厳選したおすすめの投資信託10本をご紹介します。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

東証株価指数TOPIXと連動するインデックス型投資信託です。同様の投資信託は他にもたくさんありますが、その中で最も手数料が安いのが魅力です。

iFree 日経225インデックス

TOPIXに続いて、こちらは日本株の騰落を示すもうひとつの指標、日経平均株価(日経225)と連動するインデックス型投資信託です。こちらも同様の投資信託がたくさんある中で、最も手数料が安いのが魅力です。

楽天・バンガード・ファンド(全米株式)

VTIという愛称のほうが有名ともいえる、世界的にも知名度の高い投資信託です。好調が続くアメリカの株式市場と連動するインデックス型なので、アメリカの株価が好調になればなるほど資産増につながります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

アメリカ株の株価指数のひとつである、S&P500と連動するインデックス型投資信託です。前述のアメリカ株インデックスファンドと双璧をなす超人気銘柄で、純資産残高は順調に伸び続けています。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

MSCIコクサイインデックスという株価指標があります。これは世界の主要先進国のうち日本を除いた国々の株価指数を平均化した数値で、先進国経済の動向を知ることができます。このeMAXIS Slim先進国株式インデックスは同指標と連動するように運用されているインデックス型投資信託で、圧倒的に安い信託報酬で本格的な投資が可能です。

SBI・新興国株式インデックス・ファンド

FTSEエマージングインデックスという指標と連動するインデックス型投資信託です。この指標はエマージング市場、つまり新興国の株式市場の株価指数を平均化したものです。経済成長が著しい新興国は上昇余地が大きい一方でカントリーリスクが高いというお話をしましたが、この投資信託であれば複数の新興国に分散投資をしている効果が得られるため、リスク管理機能も十分です。

たわらノーロード 国内リート

J-REIT全体の騰落を示す指標、東証REIT指数と連動するように運用されている不動産型のインデックスファンドです。銘柄名に「ノーロード」とあるように売買手数料が無料であることと、好調なREIT市場の成長力を資産運用にいかすことができるおすすめの投資信託です。

フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド

国内REIT(J-REIT)での運用を行う、アクティブ型投資信託です。前項の投資信託はインデックス型でしたが、こちらは積極運用で平均値を上回る運用を目指します。この記事ではおすすめしていない毎月分配型ですが、それを受け取らずに再投資をすることでグラフの青線が示しているような資産増効果が得られます。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF

個々の国では上下があったとしても、世界経済全体は成長を続けており、世界全体の株価はトータルすると上昇傾向にあります。それなら世界全体の株に投資できる投資信託があればいいのにと思うところです。

この「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」は、その要望に応えるETFで、何と世界全体の株式市場に上場されている銘柄98%に投資をしているのと同じ効果が得られます。

海外ETFとなっており取り扱いのある証券会社とそうでない会社があるので、SBI証券などネット証券を利用するのがおすすめです。

WinsdomTree 金上場投資信託

世界経済に不透明感が増してくると、安全資産が買われます。その象徴的な存在が金で、金の価格が最高値を付けるなど、その傾向が顕著になりつつあります。しかし金地金といって現物を保有すると盗難のリスクや保管コストがマイナス要因になるので、ここでも金に投資をする投資信託を活用したいところです。特にここ最近の上昇は堅調なので、今後さらに注目度は増してくるものと思われます。

まとめ

なぜ投資信託による資産運用がおすすめされているのか、そして投資信託をやるなら何を買うべきか、おすすめの銘柄は?という疑問に対して順にお答えをしてきました。最後にご紹介した10本の投資信託はいずれも筆者おすすめの銘柄ですが、あくまでも投資判断はご自身で行うようにしてください。

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