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不動産投資詐欺の実例7選を公開!騙されないための7つの極意とは?

By Oh!Ya編集部

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不動産投資詐欺の実例7選を公開!騙されないための7つの極意とは?

不動産投資に興味はあるけれど、詐欺も多そうなので怖いとお感じではないでしょうか。時折報道される不動産投資に絡む詐欺事件や、個人投資家を狙った詐欺まがいの悪質商法など、こうした情報を見聞きすると不安になるのは当然です。

そこで、不動産投資家の皆さんを詐欺から守るために、詐欺の手口や騙されないために必要な知識などを解説していきます。「自分は関係ない」と思うことなく、ぜひご参考にしてください。

海千山千の不動産業界に潜む、詐欺のリスク

不動産投資詐欺

不動産業界に怪しい印象をお持ちの方は多いと思います。それはやはり、多くの詐欺事件や悪質商法などの報道が影響していると思います。本当に不動産業界には詐欺が多いのでしょうか?

不動産投資詐欺とは?

不動産投資詐欺という言葉が、最近よく使われるようになりました。詐欺というからには誰かからお金をだまし取ることが目的であるわけですが、不動産投資詐欺と呼ばれる事案で被害者となっているのは、やはり個人投資家です。ここには、まだ投資家ではなくこれから投資を始めようとしている人たちも含まれています。

ありもしない儲け話を持ち掛けてお金を出させて、そのお金を持ってドロンというのが不動産投資詐欺のイメージだと思いますが、最近報道されているような詐欺まがいの事案では、そのようなことはむしろ少数になっています。そこまで露骨な詐欺ではなく、結果として詐欺まがいということが多いので、手口が巧妙化していると言えるのかも知れません。

この記事で注意喚起をする不動産投資詐欺は、主にこうした詐欺まがいの怪しげな手口についてのことだとお考えください。

詐欺とは言えないものの悪質な手口も

最近の不動産詐欺としてよく言われているのが、「儲かると言われて投資をしたが、うまくいかなかった。結局最初からうまくいかないことが分かっていて投資をさせたのでは?」というものです。

確かにこれだと、どう見てもだますつもりだったと考えられるような事案だったとしても、業者が「だますつもりはなかった。結果としてうまくいかなかった」と言われてしまったら、それ以上の追及をするのは難しいでしょう。

ここが最近の不動産投資詐欺の厄介なところで、不動産投資初心者の方々にはくれぐれも注意していただきたいと思います。この記事をお読みの方の中には「スルガ銀行」「かぼちゃの馬車」「TATERU」「ケリーバックス」といったキーワードが脳裏をよぎっておられるかも知れません。こうした事例の当事者になってしまわないためのノウハウを伝授していきます。

なぜ不動産投資には詐欺が多いのか

他にも詐欺事件は色々と報道されていますが、その中でも不動産投資に関連するものが多いように感じませんか?不動産投資に関心がない人にとってみれば、「不動産投資なんて詐欺だらけ」と感じてしまうかも知れません。

不動産投資以外で最近よく聞くのは、仮想通貨がらみの詐欺事件です。詐欺とはいかないまでも詐欺まがいの商法が仮想通貨関連で頻発しています。これらの事案に共通しているのは、

  • 社会的な注目度が高くお金が集まりやすい
  • 取り扱う金額が大きく詐欺師にとっても魅力的

この2点に集約されると思います。 不動産投資は個人投資家にとって魅力的であることは間違いないので、そこに詐欺師が目を付けるのは決して不自然なことではないというわけです。

特に注意したい海外不動産投資詐欺

詐欺事件の動向は、世の中の動きを反映しているとよく言われます。詐欺師もバカではないので、常に時代の先端を見据えながらお金の集まりそうなものを探しています。そこで多くの人が知識を持つ前に先行することで、詐欺が成立するわけです。

その意味で2019年に注意したいのが、海外不動産投資の詐欺です。東南アジアや中東などの途上国では不動産の建設ラッシュが続いているので、それに投資して大きく儲けませんか?という類の広告を見たことはないでしょうか。これらのすべてが詐欺だというわけではありませんが、限りなく怪しい広告も多々見受けられます。

「海外」「不動産」「経済成長」といったキーワードは投資家の心をくすぐりやすいので、くれぐれも注意してください。

大手企業でも騙される詐欺の世界

詐欺事件の報道を見ると、なぜそんな手口にだまされたのかと不思議に思うことは多いと思います。自分なら絶対に嘘を見抜けると思うというのが、実は詐欺師にとっては最もつけ込みやすい心の油断です。

何しろ、ハウスメーカー最大手の積水ハウスですら地面師集団にだまされて巨額の損失を出してしまったのですから。地面師というのは他人の土地を自分の土地であるかのようにだまして売却話を持ち掛け、代金をだまし取る詐欺師のことです。これまで地面師は大きな詐欺事件を起こしてきましたが、積水ハウスの事件は久しぶりに大きな事件であると不動産業界も騒然となりました。

法務担当や優秀な社員が多数いる大手企業ですらだまされてしまうところに、詐欺の恐ろしさがあるのです。

実際にある不動産投資詐欺の事例7つ

不動産投資詐欺

不動産投資がらみではどんな詐欺事件が起きているのでしょうか。実際に起きた事例をもとにその手口をご紹介します。

特定のテーマによる売り込み

2020年の東京オリンピックと、2025年の大阪万博は、いずれも世界的なビッグイベントです。そのため不動産市場だけでなく日本経済にも大きな影響を与えています。そのお祭り騒ぎを、詐欺師が見逃すはずはありません。

「東京オリンピック特需でこの土地が値上がりする」「大阪万博の影響でこのエリアが再開発される」といった具合に、現在は無価値に近いような土地を高値で売りつけるような手口が発生しました。

こうした特定のテーマに関連する不動産投資詐欺は典型的な手口でもあるので、ことさらこうしたテーマを強調するような投資案件は基本的に怪しいと思ったほうが良いでしょう。

しつこい勧誘、強引な売り込み

不動産投資に関連する苦情の中で、国民生活センターに最も多く寄せられているのが、しつこい勧誘や強引な営業手法などといった不動産そのものの問題ではなく、販売方法の問題です。ひとたび問い合わせをしたら最後、物件を購入するまでしつこく勧誘してくるといった手口は詐欺ではないかも知れませんが、そこまでして売りたい物件が優良物件であるはずはありません。

ネガティブ情報を隠した売り込み

どんなに魅力的な不動産物件であっても、百点満点ということはあり得ません。何か問題やデメリットがあったとしても、それを上回るメリットがあるものが優良物件と呼ばれています。

その前提を踏まえた上で不動産会社からの提案を聞いていると、こうしたネガティブな情報には一切触れられていないことがあると思います。そんなはずはないと思いながら聞いていると、まんまとだまされてしまうリスクを低減できます。

特に相場より安く買える物件の場合は、一層の注意が必要です。安いことには必ず何か理由があるのですから、それの理由がちゃんと説明されていないのは大問題です。本当に自信のある物件であれば、ネガティブな情報を含めて全部を伝えた上でも売れると思えるはずです。事実、優良物件は放っておいても投資家からの引き合いがあるので、不動産会社は特に表立った営業活動をせず、単に情報提供をするだけで販売をしています。

虚偽の説明

本来伝えるべきことを隠して売るのは大問題ですが、ありもしないことをあるように伝えたり、逆にあるものを無いと伝えるのは、その上をいく超大問題です。ここまでくると嘘が含まれているので、悪質商法ではなく立派な詐欺です。

しかし、分かりやすい嘘であれば相手にもバレやすいので、悪徳業者はもっと巧妙な虚偽情報を仕掛けてきます。実際にあったのは、空室だらけのアパートを売るために満室であることを偽装した例です。「カーテンスキーム」と呼ばれる手口で、空室にカーテンを付けて閉めておくことで入居者がいるように見せかけるわけです。

その他にも実情とは異なる家賃設定をもとに計算された利回りやキャッシュフローなど、こちらがよく分かっていない人間だと思った相手には、やりたい放題の業者もあります。

当然ながらこうした業者は悪評が立って淘汰されていくのですが、後から雨後のタケノコのように別の業者が同じようなことをするといういたちごっこは、残念ながら現実にあります。

二重売り

不動産会社に悪意がなくても、売主の悪意によって二重売りという詐欺の事件に発展することがあります。すでに売却先が決まっている不動産物件を、まだ売りに出しているように見せかけ、それを買いたいと思った人から売却代金をだまし取るという手口です。

ここまでくると地面師とほとんど変わりません。れっきとした詐欺行為なので、発覚すれば刑事事件になります。

「今すぐ手付けを打って購入の意思を示しておかないと他の人が買ってしまう」というセールストークに乗せられて買った物件が、実はすでに他の人に売却されたものだった・・・というのは全く笑えませんが、現実に十分起こりうることです。

海外不動産詐欺

先ほども少し触れましたが、ここ最近急増しているのが海外の不動産投資に関連する詐欺事件です。経済発展が著しい途上国の不動産を今のうちに買っておいたら、経済成長とともに価格も高くなるので大儲けできるというニュアンスの儲け話を持ち込み、海外の不動産を売りつけようとする手口です。

多くの場合、実在する不動産の売却話なので、ありもしない物件を売りつけるような手口ではありません。問題はその不動産が本当に値上がりするのかどうか分からないという点です。

未来のことは誰にも分からないので、ベトナムやミャンマーなど途上国の不動産を持っていれば、本当に値上がり益を手にすることができるかも知れません。しかし、悪徳業者はそのことよりも安い不動産物件を高値で売りつけたいだけなので、多くの場合は思惑通りの展開にはなりません。

詐欺とは言い切れないところも厄介なので、海外不動産投資の話が舞い込んできたら、かなり疑いの目をもって接しているくらいがちょうど良いと思います。

他にもこんなにある詐欺の事例

ここでご紹介した不動産投資詐欺の事例は、ほんの一部です。実際にはまだまだ色々な事例が発生しているので、それらについては以下の記事に解説を譲りたいと思います。こんなに詐欺事例があると不動産投資そのものに対して不安を感じてしまうかも知れませんが、こうした知識を持っていればだまされる心配はないので、ご安心ください。

不動産投資における詐欺の手法とは?騙されないテクニック3か条

こんな人は要注意!詐欺師に狙われやすい人の特徴

不動産投資詐欺

詐欺師はある意味、人を見る目を持つプロです。どんな人が最もだまされやすいかを熟知しているので、そういった人たちに対して最適なアプローチを仕掛けてきます。では、詐欺師から見てどんな人が最も狙いやすいのでしょうか。

医師

不動産投資の詐欺だけでなく、詐欺まがいの悪質な案件で被害者になりやすい筆頭格が医師です。理由は簡単で、お金を持っているからです。詐欺師がどれだけうまく相手をその気にさせたとしても、お金がなければ何も始まりません。医師は高属性なので現金をそれほど持っていなくてもローン審査に通りやすく、高額物件を売りつけたいと思う輩にとっては最も「カモ」と見なされてしまいます。

それともうひとつ、医師は本業が激務です。本業が忙しい人に最適なのが不動産投資なので、その点もうまく絡めながら勧誘をしてくるので、医師の方々は詐欺被害とそれに近い「クソ物件」の勧誘に十分ご注意ください。

医師の妻

医師本人だけでなく、それと同じくらい狙われやすいのが医師の妻です。もしその人が専業主婦など特に外での職業を持っていない場合は、より危険度が増します。

「旦那様が高属性なのでローンも利用しやすくチャンスです」 「旦那様はお忙しいので奥様が不動産投資で安心できる環境を」

といったような勧誘をして妻を口説き落とすことができれば、医師である夫の名義を使って不動産投資を始めれば、医師本人を口説き落としたのと同じことになります。これも意外に多い事例なので、医師本人だけでなくご家族もご注意ください。

勤続年数の長い独身女性

社会人になってから独身を貫き、一定以上のキャリアを有している女性のことを、キャリアウーマンといいます。キャリアウーマンとしてこのまま活躍し続けるのか、それとも結婚という選択肢を選ぶのかは本人の自由ですが、ある時期から一人で生きていくことを実質上決断するようになる人が多くなります。

そんな人にとっても、不動産投資は最適な投資です。勤続年数が長いのでローンには通りやすいですし、結婚をしていないので何かあった時のリスク管理として不動産収入という収入源を確保しておくことも有効です。

こんな方々にこそ不動産投資をおすすめしたいと筆者も思いますが、詐欺師はそんなニーズもしっかりと把握した上で不動産投資に関する詐欺まがいの話を持ち込んできます。何せ医師と同じく属性が高いので、だまされてしまうとローン審査に通るところまでいってしまい、本当にその物件を買ってしまう可能性大です。その不動産投資がうまくいけば良いのですが、そうならないのが詐欺まがい商法の運命です。

こういった人たちの場合、自分が住むという最終手段が残されているので、自分で住んで被害を無かったことにすることができますが、それでも忸怩たる思いは残り続けるでしょう。

公務員

公務員もキャリアウーマンと同様に、ローン審査に通りやすい属性の人たちです。何といっても親方日の丸なので勤務先の安定度は抜群です。これからも勤め続ける見込みが立ちますし、生涯でどれくらいの収入が発生するのかという設計をしやすい職業です。

しかも、これは批判を覚悟で申し上げますが、公務員の方々は民間企業に勤めている方々と比べると経済観念といいますかお金に対するわきが甘い傾向があります。利益を追求して仕事をしている人と、公益のために仕事をしている人の違いと言ってしまえばそれまでですが、その意識の差が不動産投資詐欺の被害につながってしまっては笑えません。

属性が高くローンに通りやすい一方で、あまり疑いの目を持たず投資話を聞いてくれるというのは、詐欺師にとっては格好の「カモ」なのです。

投資家志望の人

不動産投資に限ったことではありませんが、投資家になりたいとお考えの人は相当数います。給料だけでなく投資でもお金を稼ぎ出し、やがては投資だけで生計を立てて自由に生きていきたいという願望は、おそらくほとんどの方に共通しているのではないかと思います。

そんな人にとって、「資金がなくても始められる投資がある」と持ち掛けたとしたら、どうでしょうか。最初は「そんなにうまい話があるわけがない」と思っていたとしても、言葉巧みにだまされてしまい「クソ物件」を買ってしまったという事例は枚挙にいとまがありません。

「投資家になりたい!」「投資の収入で生きていきたい!」と強く願えば願うほど、その心の隙間を詐欺師が狙っているのです。

不動産投資詐欺を回避するための7ヶ条

不動産投資詐欺

自分は大丈夫と思っていながらも、自分は絶対にだまされたくないと誰もが思うのが不動産投資詐欺です。詐欺被害に遭わないためのノウハウとして7ヶ条のルールを伝授したいと思います。

他人にわざわざ儲け話を教えてくれる人はいないという大原則

最初に知っておくべきことは、すべての詐欺に共通する大原則です。何かとっておきの儲け話があったとしても、それをわざわざ他人に教えてくれる人は皆無です。自分がやるか、自分と近しい人にだけ教えて自分たちだけでそのメリットを享受するはずです。

見ず知らずの人に儲け話やとっておきの話を持ってきてくれる人はいないということは大原則なので、常にその視点を忘れないようにしてください。これだけでもほとんどの詐欺や悪徳商法を見抜くことができます。

うますぎる話は嘘だと思う

誰もがお金を儲けたいと思いながら生きているこの世の中、誰にも知られていないような儲け話があるはずはありません。必ず誰かの目に留まり、その人が実践しているはずです。

そんなご時世で、うますぎる話が来たらそれは100%何らかの思惑があると見て間違いありません。詐欺かどうかまでは断定できませんが、少なくとも投資話を持ち掛けてきた人に何らかのメリットがある話であることは確実です。

言い切る勧誘は嘘だと思う

「100%」「絶対」「必ず儲かる」といったようなキーワードは、不動産の広告では使ってはいけないことになっています。それ以外にも「ナンバーワン」「唯一」など、断定的な言葉を使っていけないというルールがあることをご存じでしょうか。たとえそれが事実であっても、いつまでも事実であるとは限らないからです。

それにも関わらず、「絶対に儲かる」「100%成功する」といったニュアンスのセールストークを使った勧誘事例は今もなくなることがありません。つまり、このような断定的な表現を使う広告や勧誘は、それこそ100%詐欺かそれに近いものだとお考えください。

節税推しで不動産投資を勧めてくる業者を疑う

お金持ちで属性の高い人は不動産詐欺の標的になりやすいと述べましたが、その勧誘時によく使われる殺し文句が、節税です。「これだけ所得が高い人は不動産投資で節税をするべき」といったような勧誘を受けたことがある方は、とても多いのではないでしょうか。

不動産投資のスキームを活用して節税をすることは可能なので嘘ではないのですが、それは不動産投資で赤字を出して、それを計上した場合の話です。つまり、節税目的で投資をしませんかと勧誘しているということは、最初から赤字が出ることが予想される「クソ物件」を売りつけようとしているのに他なりません。

それだけでも十分腹立たしいことですが、それをあたかも顧客のためにやっているかのような言い方をされるのは、納得がいきませんね。赤字が出るような物件を探すのであれば素人でも簡単にできるので、誰かに勧めてもらう必要はないのです。

しつこい勧誘は国民生活センターに通報

しつこい勧誘や強引な営業手法によって根負けしてしまうケースが後を絶ちません。そのようなケースに該当していると感じたら、迷わず国民生活センターに通報してください。国民生活センターの消費者ホットラインは局番なしの「188」で相談することができます。以下の公式ページに、詳しい解説がありますので、そちらもご参照ください。

国民生活センター

宅地建物取引業者の登録番号を確認する

不動産物件を販売するには、宅地建物取引主任者の国家資格と、不動産業者として営業するための登録番号が必要です。それらを明示することは義務付けられているのですが、悪徳商法などであまり素性を知られたくないと思っているような業者はこれらの情報を明示していません。表示していたとしても分かりにくいところに小さく書かれているだけだったりしますので、自分の登録番号を堂々と表示できない業者はロクなことがないと考えていただいて問題ありません。

すでに不動産投資をしている人とのネットワークを作る

不動産投資は情報が支配する世界です。いかに正確で役に立つ情報を仕入れるかが投資行動に大きく影響するので、情報収集ルートは常に増やしていく努力をしましょう。

その中でも信用に値するのが、不動産投資家同士のネットワークです。先輩大家さんはもちろんのこと、同じ時期に不動産投資を始めた人たちなどが、ネット上などでコミュニティを作っているので、そういったところへは積極的に参加しましょう。

詐欺かも知れないという事案の話もリアルタイムで舞い込んでいるので、「自分にもその勧誘が来た」というように他の投資家と情報の共有ができれば、だまされてしまうリスクを大幅に減らすことができるでしょう。

不動産投資って怖そうと思った方へ

不動産投資詐欺

海千山千の不動産業者が跋扈し、その中には詐欺師もウヨウヨいるような世界だと思うと、怖くて不動産投資なんてやってられないと思われた方もおられるでしょう。しかし、現実に成功している不動産投資家がこれだけたくさんいて、今も誕生し続けていることを考えると、詐欺に注意していれば不動産投資の魅力自体は今なお健在なのです。

詐欺に遭うくらいなら不動産投資なんかしないほうがマシ?

よく分からないままに不動産投資を始めて、詐欺のような被害に遭ってしまって大損をしてしまった。こんなことなら最初から不動産投資なんてしなければ良かった・・・という話はいくらでもあります。

この場合、本当に不動産投資が悪かったのでしょうか。筆者はそうではなく、「よく分からないままに」という部分が問題だと思います。不動産投資がいくら魅力的だからといって何も勉強せずに寝ていてお金が入ってくるようなものではなく、それなりの勉強や努力が必要です。それをせずに失敗したのであれば、成功する案件であっても失敗してしまうでしょう。

詐欺に遭ってしまうのも、元をたどれば投資家の不勉強や欲の出しすぎが原因です。自分で投資判断ができるだけの知識を持っていれば、「クソ物件」をつかんでしまうことは、そうそうないのです。

詐欺と失敗を回避すれば、後は成功あるのみ

不動産投資で成功している人たちに聞くと、ほとんどの人が「失敗さえ回避していれば成功する」と答えます。そもそも不動産投資はミドルリスクと言われており、株やFXといったハイリスク投資と比べるとはるかに安全であるとされています。不動産という手堅い資産を所有する投資であり、基本さえしっかりと押さえていれば大失敗をする可能性はむしろ低いのです。

それだけに詐欺の被害に遭ってしまったり失敗してしまうというのは、その基本を疎かにしてしまった可能性大です。他人任せの投資判断や、楽して大儲けという幻想を捨てて手堅い投資行動をとっていれば、成功するまでの時間に個人差はあるかも知れません、ある程度を納めることは決して難しくはありません。

詐欺を回避することは難しくない

この記事では詐欺を回避するためのノウハウを解説していますが、やはり重要なのは「他人に儲け話を持ち掛けてくる人はいない」という大原則です。あまりにも自信たっぷりに投資話を勧めてきたら、「そんなにいい投資なら、自分でやればいい」と言ってやれば良いのです。

しかし詐欺師は、これくらいの応酬トークはとっくに想定済みである。あれこれと理由をつけて説明をしてきますが、その大原則を崩すことには至りません。本当に魅力的な話を他人が持ってきたとしたら、それはあなた自身とすでにかなりの信頼関係がある人であるということです。

まとめ

不動産投資の世界でうごめく詐欺師や悪徳業者といった魑魅魍魎のお話をしてきましたが、中には聞いたことがあるような話も多かったのではないでしょうか。それだけ不動産投資の闇はすでにかなりの部分が暴かれており、悪徳業者の淘汰も進んでいることの証しです。

しかし、だからといってこれからも怪しげな話がなくなるわけではないので、この記事でマスターした原則をしっかりと押さえて、詐欺師を撃退してください。