仮想通貨はどれくらい儲かる?基礎知識と今からでも間に合う儲け方4選
By Oh!Ya編集部
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仮想通貨が話題に上がることがとても多くなっていますが、そもそも仮想通貨とは何でしょうか。何となく儲かりそうという印象を持っている方は多いと思いますが、その一方でどこか怪しげな存在だと考える人も多くいます。
結局のところ、仮想通貨とは何なのか?
この記事では、この問いに答えていきたいと思います。仮想通貨のことを何も知らないという前提で、基本から本当に儲かるのかという真偽について、そして仮想通貨投資で儲けたいと思う方のための具体的な方法論までしっかり解説していきますので、どうぞ最後までお付き合いください。
目次
7つの項目で仮想通貨の基本をマスターしよう
最初に、仮想通貨とは何かという疑問を解決しておきましょう。仮想通貨をマスターできるように知識を7つの項目に整理してみました。
仮想通貨とは何か
仮想通貨とは、またの名を暗号資産といいます。なぜまたの名をご紹介したのかといいますと、この暗号資産という名前のほうが実は仮想通貨の実体をよく表しているからです。
仮想通貨は、英語でCryptocurrencyといいます。これを直訳すると「暗号通貨」となるので、暗号資産に近いですね。この暗号というのが実は重要で、仮想通貨は「通貨」と呼ばれているものの現実には暗号化された情報の塊です。その塊となっている情報がブロックチェーンというネットワーク上に存在し、インターネット上の決済などに利用することができます。
仮想通貨の定義として、日銀が分かりやすい表現を使っています。日銀によると仮想通貨とは「インターネット上でやりとりできる財産的価値」という定義になります。ここで注目したいのは、日銀が「財産的価値」と言っているものの、通貨だとは表現していないことです。お金ではないが財産(資産)であるというところが、仮想通貨の実体をよく表していると思います。
仮想通貨が持つ3つの特徴
次に、仮想通貨が持つ3つの大きな特徴を解説しましょう。この特徴を知ることで、仮想通貨がなぜ生まれたのか、どのように使われるべきなのかが分かります。
①代金支払いの決済手段
仮想通貨は代金支払いのための決済手段として開発されました。当初はネット上の代金決済をもっと便利かつ安全にするために開発されましたが、最近ではネット以外の決済でも利用される可能性が広がっています。
②ネット上に存在し、移転できる
「仮想」というだけあって、仮想通貨は現実の紙幣や貨幣などが存在しません。よくビットコインのイメージ画像などで「B」という文字を使ったコインを見ることがありますが、そういったコインが存在しているわけではありません。ネット上に暗号化されたデータの塊として存在し、それを移転させることができるので、通貨としての役割を持たせることができるというのが、仮想通貨です。移転できるということは支払いや譲渡などができるため、円やドルなどの法定通貨とほぼ同じ機能を持っています。
③法定通貨による裏付けがない
先ほどご紹介した日銀の定義では、仮想通貨をお金ではなく財産的価値と表現されていました。これが実は重要で、仮想通貨には円やドルといった既存の法定通貨の裏付けがありません。ビットコインを持っていれば必ず日本円と交換できるというわけではなく、あくまでもそのレートは市場が決めます。
今でこそビットコインは1ビットコイン=100万円以上というレートで取引されていますが、ビットコインが無価値になってしまう可能性も十分にあるわけです。
よく混同されるのですが、仮想通貨と電子マネーは全くの別物です。電子マネーとはSUICAやPayPayといった決済手段に利用されるサービスのことで、これらのサービスでは日本円が決済で利用されています。形がキャッシュレスになっているだけで仮想通貨を決済に使用しているわけではないところが最大の違いです。
仮想通貨を支えるブロックチェーン技術
仮想通貨を理解するには、ブロックチェーンという画期的な技術を知っておく必要があります。ブロックチェーンは「ブロック」と「チェーン」という2つの言葉からできた造語で、このブロックとは仮想通貨の取引情報です。1回の取引が発生するたびに1つのブロックが生成されます。
そしてチェーンというのは、世界中に広がっているコンピューター同士のネットワークにブロックの連続が存在している様子を示しています。ブロックがチェーンのようにつながっているから、ブロックチェーンというわけです。
ブロックチェーンが持つ最大の特徴は、そこに参加しているコンピューター同士が並列で分散してつながっていることです。このコンピューターのことをノードと呼び、それぞれのノードは同じ台帳記録情報を保存しています。1つの仮想通貨取引が発生したら全世界のノードに同じ情報が記録され、それぞれ分散して稼働しています。
まずは、このブロックチェーンのネットワークイメージをつかんでください。
ブロックチェーンが安全だといわれる理由
仮想通貨にブロックチェーンの技術が用いられているのは、ブロックチェーンが通貨レベルのサービスを成立させるのに十分な安全性を持っているからです。その安全性は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、ブロックチェーンのネットワーク自体が安定して稼働できる仕組みです。分散型のネットワークとして大量のノードが並列につながっているので、どこかの国で大きな災害があってノードが稼働できなくなったとしても、それ以外の国で稼働しているノードが動いていればブロックチェーン全体は安定稼働を続けることができます。地球規模の核戦争や大災害でもない限り、ブロックチェーンが稼働できなくなることは考えにくいと思って問題ありません。
もう1つの安全性は、仮想通貨の所有者や取引に関する情報の改ざんが極めて困難なので、盗まれたり改ざんによって減らされたりするリスクがほぼないことです。ブロックチェーンに参加しているノードには同じ台帳記録が保存されているため、特定の1台がハッキングを受けて改ざんされたとしても、他のノードが持っている情報と一致しないため、その1台にある情報が間違っていると見なされて訂正されます。もしブロックチェーンにある情報をハッキングによって改ざんしようと思うのであれば、ブロックチェーンにあるノードの過半数をハッキングして改ざんしなければなりません。
ちなみに、このように過半数のノードを一斉に攻撃して情報を改ざんすることで悪事を働くことを「51%攻撃」といいます。理論的には可能であるものの、現在の仮想通貨が使用しているブロックチェーンの規模が巨大であることや、51%攻撃を成功させたとしてもその仮想通貨の価値が大幅に下がるため、結局は攻撃者の利益にならないことから、現実には起こりえないとされています。
仮想通貨は今も増え続けている
仮想通貨の面白いところは、特定の国が使用している通貨ではないため、誰でも作ることができる点です。例えば、ある商店街だけで使える商品券を発行するといったようなことも、ブロックチェーンを使えば仮想通貨という形で簡単に実現します。
そのため、仮想通貨は今も増え続けています。2019年8月現在では1,500ほどの仮想通貨があると言われており、その中には特定の目的に利用するためのものなども含まれているため、一般の投資家が投資対象とするようなものではないこともあります。
主要な仮想通貨としてはビットコイン、イーサリアム、リップル、NEMなどがありますが、これからも新しい仮想通貨が価値のあるものとして登場してくるかもしれません。中では有望視されているのは、Facebookが創設したリブラという仮想通貨です。あのGAFAの一角であるFacebookが作ったということもあって知名度が高く、今後の展開によってはビットコインを超えるような存在になるかもしれません。
仮想通貨が高騰する理由
仮想通貨に注目が集まるきっかけになったのは、ビットコインの高騰だと思います。この記事をお読みになっているあなたもおそらく、仮想通貨に興味を持つきっかけのひとつだったのではないでしょうか。
それではなぜ、ここまでビットコインが高騰したのでしょうか。実はあまり注目されていないかも知れませんが、ビットコイン以外の仮想通貨も高騰したことがありました。おそらくビットコインの高騰がもたらした二次的な影響だと思いますが、ここまで仮想通貨が高騰したことにはいくつかの理由が考えられます。
- 注目度の高まりによって高騰し、さらに注目が集まるというサイクル
- 発行枚数に上限があり、供給不足への思惑
- 中国や香港など「中華マネー」の逃避先となっている
- 仮想通貨が市民権を得て資産ポートフォリオに組み込まれ始めている
これまでなかった新しい資産なので、それに対する期待値もあって当初は暴騰ともいえる値上がりを演じましたが、今ではそのような動きは落ち着いています。むしろジリジリと値を切り上げている印象なので、実需によって本来の価値を発揮しているようにも見えます。
なぜ「仮想通貨は儲かる」といわれているのか
「仮想通貨は儲かる」という印象は、おそらく多くの方が今もお持ちだと思います。それはもちろん投機的な思惑で「値上がりするかも知れない」という見通しが根拠となっているものと思われます。
先ほども述べたように、仮想通貨の大半は発行上限枚数が決まっており、それに到達したら新規発行はされないというルールになっています。すでにビットコインは上限まで残り15%を切る水準に達しており、新規発行分が少なくなるという思惑から買いが入っているのは間違いありません。
今後さらにビットコインをはじめとする仮想通貨による決済が普及すれば、仮想通貨への需要が高まります。発行枚数上限への肉薄、需要増というこれらの要素はいずれも買い要因ばかりです。そのため、今後も仮想通貨は価値が高まり続けると言われているのです。
特に2019年はリスクオフといって米中貿易戦争などの影響によって安全資産への資金投資が起きています。日本円、金、そしてビットコイン。すでにビットコインは安全資産と見なされているのかと思うと隔世の感がありますが、富裕層が仮想通貨を買い始めていることは、さらに「儲かる」という思惑を広めることになるでしょう。
仮想通貨は儲かるという噂の真実
それでは、仮想通貨は儲かるという噂が本当なのか、それを具体的に検証してみましょう。そもそも仮想通貨で儲けるとはどういうことなのか、それも併せて解説します。
ビットコインの高騰と暴落
ビットコインは一時、200万円を超える高騰を演じたことがあります。もし1ビットコインが100円の時に買っていたとしたら、資産価値が2万倍になったことになります。そんなウソのようなことが現実に起きているのが、仮想通貨の世界です。
さすがに200万円超えというのは過大評価であるとして、当時からビットコインの高騰はバブルであると指摘されていました。その反動もあって60万円くらいまで値下がりした時期もありましたが、2019年8月現在では100万円を超えたところで安定的に推移しています。
これが何を意味しているのかというと、一度高騰をして急落、そして再び値上がりしている現在の水準こそ、ビットコインの本来の価値だということです。もはや100万円を超える価値がビットコインの正当な評価になっているということです。
他の仮想通貨についても主要なものは高騰後に急落、そして再び上昇して現在の水準になっているものが多いので、この水準が正当な価値です。さすがに仮想通貨が登場した当初の高騰、暴落というのは考えにくいので、今後仮想通貨で儲けるには正しい相場観やチャート分析が必要になります。
法定通貨の地位低下で仮想通貨の価値が高まる?
仮想通貨が今後も上昇すると見ている専門家の中には、「法定通貨の地位低下」を理由に挙げている人たちがいます。法定通貨とは円やドルといった既存の国が発行している通貨のことで、これまで世界には法定通貨しかなかったところに、法定通貨ではない仮想通貨が登場しました。
さすがに世界的に信頼があって決済通貨にもなっている円やドル、ユーロなどの地位が低下するのは考えにくいですが、すでに経済が破綻している国、戦争など地政学リスクが高い国、独裁国家など法定通貨への信頼がほとんどないような国では自国の通貨を見限って外貨や仮想通貨を持つ人が増えています。
特に仮想通貨は国境を越えて流通しているため入手しやすく、すでにそういった国の富裕層たちが資産を仮想通貨に移転していることはよく知られています。この動きがさらに続くと、一部の国ではすでに自国通貨よりも仮想通貨の地位が高くなっており、価格上昇要因となります。
仮想通貨で儲ける方法は4つある
ところで、仮想通貨で儲けるには4つの方法があります。多くの方は①の売買益を想像されていると思いますが、実は他にもあります。
- 売買益
- 貸し付け
- 配当型ウォレット
- マイニング
聞きなれない言葉もあるかと思います。これらについて詳しくは、「仮想通貨投資を始める方法と儲け方」の章で解説します。
仮想通貨=ハイリスクハイリターンではない
仮想通貨の値動きばかりが注目された結果、仮想通貨投資はハイリスクハイリターンであると思っていませんでしょうか。確かに投資の方法によってはハイリスクなのですが、実はそればかりではありません。
コツコツとした投資方法もあるので、こちらについても詳しくは後述します。
仮想通貨=一攫千金ではない
先ほども述べたように、仮想通貨投資は決して一攫千金を狙うことが目的ではありません。それは仮想通貨本来の主旨にも反していますし、すでにそういった値動きは起きにくくなっています。
1万倍や2万倍といった資産増を達成した人もいますが、それは昔話だとお考えください。仮想通貨だからといって一攫千金が目の前にゴロゴロとあるわけではありません。
仮想通貨投資をするなら絶対に知っておくべきリスクと誤解
仮想通貨投資をしたいとお考えの方にとっての目的はもちろん、資産を増やすことです。そこには必ずリスクやデメリットがあるので、ここで解説したいと思います。また、仮想通貨に付きまとうありがちな誤解についても解説します。
仮想通貨は暴落することがある
仮想通貨バブルとも言われた急騰の後に何が起きたかというと、暴落でした。あれだけ急激に上昇したのですから、それが暴落する時はすさまじい勢いでした。その後の堅調さを見ていると当時のような暴落が起きる可能性は低いと思いますが、1ビットコインが100万円を超えている状況が果たして妥当かどうか、それを決めるのは将来の相場です。
今後また大暴落が起きたとしても不思議ではないので、仮想通貨にはそのようなリスクが本質的にあることを忘れないでください。
仮想通貨自体が無価値になることがある
すでにビットコインやイーサリアムといったメジャーな仮想通貨についてはある程度決済手段として定着しているので可能性は低いですが、すでに仮想通貨は1,500種類以上あると言われており、その大半が無価値に近い状態になっているのが現実です。
決済での普及が進まない、知名度がない、そもそも所有者が少ないような仮想通貨は今後淘汰され、無価値になる可能性があるでしょう。もともと法定通貨のように国の法律で定義されたお金でもないのですから、無価値になったとしても何の保証も根拠もありません。
仮想通貨を泥棒が狙っている
これだけ仮想通貨の価値が高くなってくると、それを狙う泥棒も多くなります。何せビットコインであれば1ビットコインを盗むだけで100万円以上を盗み出したのと同じことなのですから、銀行強盗よりも割が合うと考える犯罪者がいても不思議ではありません。
ただし、仮想通貨自体はブロックチェーンという極めて堅牢な仕組みの上で成り立っているので、簡単に盗み出すことはできません。しかし、仮想通貨取引所の口座に置いている状態のままだと、そのパスワード管理が甘かったりすると盗難のリスクが高まります。これはねっとバンキング口座のパスワード管理が甘いのと同じ状態なので、泥棒から狙われているというリスクは常に考えておくべきです。
仮想通貨を悪用した詐欺が続発している
仮想通貨など新しい概念が登場すると必ず副産物のように発生するのが、それに関連する詐欺です。仮想通貨関連の詐欺事件はすでに多くの事例が摘発されていますが、これからも新たに投資詐欺などが登場することは目に見えています。
いわゆる情報弱者として仮想通貨のことを名前くらいしか知らない人が狙われやすいので、この記事をお読みになっている方は少なくともそのリスクを低減していると考えて良いと思います。
取引所など保管場所の破綻リスクがある
仮想通貨投資をしている多くの方は、口座を持っている仮想通貨取引所にそのまま仮想通貨を置いています。パスワード管理などを適切にしておけば盗難のリスクを低くすることはできますが、そもそも取引所などの業者が破綻するというリスクはどうしようもありません。
頻繁に売買を繰り返すのであれば取引所に置いておく必要がありますが、そうでなく資産保全のために仮想通貨を保有している方は、ハードウェアウォレットやペーパーウォレットという形で仮想通貨をより安全に保管する方法をご検討ください。この両者に関する説明は割愛しますが、どちらも安全に仮想通貨を保存する方法であると認識していただければOKです。
仮想通貨投資を始める方法と儲け方
先ほど仮想通貨投資で利益を上げるには4つの方法があると述べました。ここではその詳しい内容について解説したいと思います。
仮想通貨の儲け方4パターンの特徴、儲かる確率
4つある仮想通貨の儲け方をそれぞれ解説し、儲かる確率がどれだけあるのかについてもご紹介していきます。
①売買益
仮想通貨を売り買いすることによって価格差を利益につなげる方法は、おそらくほとんどの方がすでにイメージされていることだと思います。具体的には値上がりしそうな仮想通貨を買い、大きく値上がりしたら売るというイメージです。仮想通貨の価格は上か下にしか行かないので、儲けることができる確率は50%です。これだけを見るとかなり高いように感じますが、ご存じのように仮想通貨の値動きはかなり荒いので、ハイリスクであることに変わりはありません。
②貸し付け
一部の仮想通貨取引所には、保有している仮想通貨を貸し出すことで利息がもらえる仕組みがあります。30日や60日、90日といった具合に仮想通貨を貸しておくことで1%~3%程度の利息がもらえます。この方法だと利益が上がる確率は100%ですが、その間にも仮想通貨は価格が変動しているので、返却された時に値下がりしていたら含み損が発生することになります。
③配当型ウォレット
仮想通貨の貸し付けと同様に、そこに仮想通貨を置いておくことで配当が出るウォレット(保管場所)があります。配当が高いところもあって注目度が高く、貸し付けよりも有利だというのが一般的な見方です。もちろんこれも配当収入なので儲かる確率は100%ですが、値動きによる含み損のリスクはあります。
④マイニング
③までは購入した仮想通貨を売るか貸すかといった運用方法ですが、マイニングは新規に発行される仮想通貨を得る収益モデルです。取引情報を台帳記録することで確実に利益にはなりますが、最初に記録した人にしか報酬が発生しないため超高速マシンを設置して常に稼働させるため、初期費用と電気代との戦いになります。
売買益を狙う仮想通貨投資の始め方
それでは、先ほどの①でご紹介した仮想通貨売買による利益の狙い方解説です。具体的には取引所に口座を開設して必要なお金を入金し、買い注文を出すことで仮想通貨を保有することができます。
ここで「いつ、どのように買うか」は相場戦略が必要になるので、次章以降で詳しく解説します。
貸し付け益
貸し付けによって利益を狙うには、例えば仮想通貨取引所のコインチェック社が提供している貸し付けサービスなどを利用して、保有している仮想通貨を預けておくことで利益を得る形を作ります。こいんチェック社に口座を開設し、保有しているビットコインを貸し付けることで利息が発生します。
配当型ウォレット
そこに仮想通貨を置いておくことで配当益を狙うことができる配当型ウォレットには、以下のようなブランドがあります。
- Wotoken
- SBlock
- BlockEcoToken
これらのウォレットに仮想通貨を保管しておくことで、まるで現金を定期預金にしておくのと同じイメージで配当が得られます。中には10%を超えるような配当もあるので、ぜひ検討してみてください。
マイニング
GPUというグラフィックボードを大量に装着したマイニングマシンや、ASICという最初からマイニング専用に設計されたマシンなどを購入し、自宅などにおいて稼働させておくことでマイニングに参加することができます。
ただし、すでにビットコインなど価値が高い仮想通貨についてはスピード競争が激しくなっており、個人が参戦するのは極めて困難です。そこで集団でマイニングを行ってパワーを発揮し、そこで得られた収入を分配するマイニングプールに加入するか、最初からマイニング専用に設けられたデータセンターのマシンを購入するマイニングファームという仕組みに参加するのが最も確実です。
投資のプロが教える、仮想通貨売買で利益を上げる方法 テクニカル編
ここから2つの章では、仮想通貨売買で少しでも有利なレートで購入するための分析方法についての解説です。ここではテクニカル編ということでチャート分析によるエントリーの方法で、次章ではファンダメンタルズといって外的要因によるエントリーの方法に分けて解説します。
押し目買い戦略
上昇が続いている相場であっても、必ずそれが一服する時があります。一部の投資家が利益を確定したことによって起きるもので、これを押し目といいます。上昇を続けている仮想通貨の中には押し目が何度も入っているものがあるので、このタイミングを狙うと効率よく利益を上げることができます。
この場合、短期と長期の移動平均線が交差することなく並行して斜め上に向いている(つまり上昇トレンドが継続している)ことが条件になります。この条件が整っている時に押し目が入ったら、買いを検討してみてください。
ボリンジャーバンドとRSIを使った逆張り戦略
ボリンジャーバンドとは値動きの幅に上限と下限を示唆するテクニカル指標で、RSIとは売られすぎ、買われすぎという相場の温度感を示す指標です。上昇が続いている時に価格がボリンジャーバンドの下限にタッチすると、多くの場合そこで下落が止まって反発します。
こちらはFXで使用されているドル円チャートですが、ここ最近の下落トレンドであってもボリンジャーバンドの下限にタッチすると相場がそれ以上下落していないことが分かります。しかもほぼ毎回そうなっているので、かなり確度の高いチャートです。
この下限のことを「-2σ」というのですが、ここへのタッチとRSIが20を下回っている状況(売られすぎ)が同時に観察されるようなら、絶好の買いシグナルとなります。
定番のチャートパターンを活用する
相場が大きく動く前兆として2つの、有名なチャートパターンがあります。これを知っておくと、現実にそれが起きた時に大きな利益を狙える可能性が高くなります。
①ヘッドアンドショルダー(三尊天井)
ヘッド(頭)とショルダー(肩)が並んでいるようなチャートの形になると、トレンドが転換して大きく動く前兆だと言われています。
赤い丸印をつけているところが重要なポイントで、同じ水準で下げ止まっていることでヘッドアンドショルダーが完成します。上昇トレンドの時にこれが出現すると大きく下げる前兆と解釈されるので、その大きな下落の下で待ち構えておくとかなり安く買えるかも知れません。
②エリオット波動理論
もうひとつの有名なチャートパターンに、エリオット波動理論があります。これは5つの波動から成り立っており、それぞれの順序は以下の通りです。
このように1から5までの波動で完成するのが、エリオット波動です。このチャートパターンで大きな利益を狙うには、第4波までの出現をいかに察知できるかにかかっています。ご覧のように第5波は大きな動きになるので、第2波と第4波で押し目が2回入り、しかも最初の押し目よりも2回目の押し目のほうが高いところで反発すると、第4波までが完成します。この次の反発はとても大きくなると踏んで、第4波の押し目が入ったところで買うのがセオリーです。
投資のプロが教える、仮想通貨売買で利益を上げる方法 ファンダメンタルズ編
テクニカル編に続いて、こちらではファンダメンタルズ編ということで、仮想通貨に起きた出来事によってエントリーのチャンスを探る3つの手法をご紹介します。
仮想通貨ETFの組成
仮想通貨の現物ではなく、ETFを組成する動きが活発になっています。ETFとは上場インデックス投信のことですが、「仮想通貨全体の価格平均を指数化して上場した投資信託」という理解でOKです。ETFを組成するということは、それだけ仮想通貨への間接的な買い注文が多くなります。そのため、ETFが組成される時は仮想通貨に限らず買いが入りやすくなります。
仮想通貨の半減期
仮想通貨には半減期と呼ばれる、マイニング報酬が減る時期があります。ビットコインでは4年に1回あるのですが、他の仮想通貨でもマイニングの仕組みがあるものだとほぼ半減期があります。半減期になるとマイニングによる供給が減るため、供給不足への思惑から買いが入りやすくなります。
ハードフォーク
多くの仮想通貨では、そのマイニングの仕組みなどアルゴリズムの変更が行われています。マイニング報酬が一部の業者に集中してしまうなどへの対策で行われることが多いのですが、これをハードフォークといいます。ハードフォーク自体が仮想通貨の価値を高めるわけではないのですが、注目度が高くなることで買いが入りやすく、仮想通貨投資をしている人たちの間では儲け時だという認識が広がっています。
まとめ
仮想通貨とはいったい何か?という素朴な疑問への解説から、「仮想通貨で儲ける」という点にフォーカスした具体的な解説をしてきました。これらはほんの入り口に過ぎない知識ですが、この記事の情報だけでも十分利益を狙うことができます。仮想通貨フィーバーに乗り遅れたくないという方は今からでも十分間に合いますので、少額からでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?